
数年前から公然と噂されていたアルファロメオのF1参戦が決定しましたが、参戦の一番の理由はマルキオンネ会長のエゴ。 マーケティングの側面から考慮するとアルファロメオの販売促進ツールにF1をチョイスした、ということになり、エンジン製造はフェラーリが行い、冠名(ブランド名)にアルファロメオ名を使用するということ。 アルファロメオ・ザウバーが苦戦したとしても、フェラーリのブランドイメージの被害は最小限に留めることが出来る。 そこそこチームが好成績を収めればアルファロメオ車の販売台数は伸びる。 こういうミエミエの図式なのですが、2018年のテールエンダ―の最有力候補はザウバーです。 フェラーリも苦戦し、ザウバーもテールエンダ―の場合、マルキオンネ会長の影響力・指導力が低下するものと思われます。 現在、現場のチーム運営や、人事に積極的に介入してくるマルキオンネ会長ですが、2018年はフェラーリが凋落していく可能性が秘められています。 ビッグスポンサーのサンタンデールを失い、それに代わるスポンサー獲得の発表は今のところありません。 フィリップモリス(マールボロ)に資金の穴埋めをしてもらう交渉を同時に進めているのかもしれません。