
ジェームス・キーの離脱をトロロッソが阻止しようとしないところに大きなクエスチョンがあるのですが、普通、このような状況では所属のチームから何らかの移籍阻止について、契約条項の順守義務などに関する声明が発表されるのですが、今回は全くありません。これらを考えると、以前からジェームス・キーのチームに対する不満が公然の事実であったろうことは容易に察しがつきます。
フランツ・トスト代表からすれば、キーの我慢の限界が超えたか、、、というぐらいに思っているように感じるのですが、レッドブルホンダになってしまえば、来季マシンの開発もレッドブルの意見が優先されるでしょうから、ワークスの意味がない、と感じていたのかもしれません。
ジェームス・キーの能力がもっと突出しているのならば、もう少し速いマシンを作り上げると思うのです。例えば今季のマシンでもあとコンマ5秒は速いマシンを作る。そうすれば現在コンストラクター4位のルノーと対等になります。
マクラーレンは現在のマーケットで引き抜きが出来る可能性が高い人物としてキーを狙っていたのでしょう。
トロロッソがキーが抜けた穴を周囲のエンジニアリングスタッフでカバー出来ると判断しているのではないでしょうか。