2018年日本GPが終了しました。

2018年10月9日
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2018年日本GPが終了しました。心配されていた台風は鈴鹿を直撃せず、辛うじて日本海の進路で抜けて行っていくれました。日本GPの観客数は昨年を大きく上回りましたが、台風がなければもう少し多い観客数だったのではないでしょうか。

来年はレッドブル・ホンダが誕生します。
2015年にマクラーレン・ホンダでF1に復帰して以来、まだ一度も表彰台に上がっていないホンダ系のチームですが、来年はレッドブルなだけに大きく期待が出来ます。

エンジンパワーもスペック3でどうやらルノーを越えたと、しきりにF1関係者は口を揃えて云うようになるまでになりました。現行ルノーPUでもあれだけのパフォーマンスを発揮しているのだから、表彰台圏内でレースをして、場合によっては優勝を狙える位置でレースをしてくれる可能性大ですね。

後は日本人ドライバーの誕生を待つばかりです。さすがに2019年の日本人F1ドライバー誕生は現実的に非常に厳しい状況ですが、2020年は可能性を含んでいます。2014年にケータハムに参戦した小林可夢偉選手を最後に、日本人ドライバーはF1にはいません。本当に寂しい限りです。

日本人ドライバーが不在の理由はいろいろとありますが、やはりF1チーム数が減少(10チーム)したことと、メーカー系のジュニアプログラムである程度シートが先約されてしまっていること、レッドブルジュニアプログラムも同様です。

そして日本企業のF1離れもその要因の1つでしょう。日本企業がF1から離れていった理由は高騰したスポンサー料金と、無料放送がなくなったこと、そして一番大きな要因は日本企業が市場最高収益の業績であるにも関わらず、内部留保をして宣伝にお金を使わなくなったこと。これが一番の要因ではないでしょうか。

日本国内で無料放送されなくても、世界展開している日本企業はたくさんあります。企業買収で現地法人を買収している日本企業はたくさんあります。知名度の向上、ブランディングの確立を勧めるのならば、F1という宣伝ツールは非常に効果的だと思うのですが、日本企業は宣伝にお金を使いたがりません。史上最高収益を上げても、社員に給与を弾みません。F1もそのしわ寄せを喰らっています。

M&Aをしても、知名度を上げるには宣伝が必要だと思うのですが、スポンサーにはなってくれません。
私の知る限りでは現在、F1に参入している日本の企業は5社ですが、あえて社名は書かないでおきます。
確かに昔のF1ならば5億も出せば大きくロゴをマシンに貼ってくれましたが、現在は倍以上です。

メーカーが自前のチームで参戦するようになって以降は予算規模が倍以上になりました。当然、スポンサー相場も倍以上になった訳で、且つ、ジュニアプログラムでシートが先約されているという現実で、空いているシートは数えるぐらい。

その少ないシートを30億ぐらいないと獲得出来ない訳です。この辺りに日本人ドライバーがF1に参戦出来なくなった要因だと思うのです。

ですが、2020年にはその状況も大きく風向きが変わり、日本人ドライバーがF1に参入出来そうな環境が整ってきているように思います。

あともう少しのピースが噛み合えば、という所まで来ているように感じるのですが。

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