
パートナーシップの発表があるマクラーレンですが、タイトルスポンサーに関しての発表はまだありません。2018年シーズンもタイトルスポンサーなしの体制で戦うことになりそうです。トップチームから転落して久しいマクラーレンですが、2012年限りをもってボーダフォンを失ってから、タイトルスポンサー不在で6シーズン目に突入します。途中、2015、16、17シーズンはホンダが経済的にはタイトルスポンサーの役割を負担してくれていました。マクラーレンの凋落はホンダの不振だけではなく、タイトルスポンサー不在による資金力の低下、それにともなって多くの開発主要メンバーの離脱。。。ハミルトンはそんなマクラーレンの将来を危惧して離脱した訳です。当時はハミルトンのマクラーレン離脱・メルセデス移籍は狂気の沙汰のようにみられていましたが、2012年シーズン頃にはそういう傾向にあったのでしょう。
ボーダフォンの契約更新はなさそうだ。それに代わるタイトルスポンサーが見つけられそうにない。フェラーリやレッドブルのライバルチームにどんどん主要メンバーが引き抜かれていっている。
そこでハミルトンは自らを育ててくれたマクラーレン&ロンデニスの元を去る決意。
なかなか2013年以降の契約に煮え切らなかった当時のシューマッハー。その穴埋め候補として、ロスブラウンはハミルトンへ接近。。。2014年からのパワーユニット開発において他を凌駕する先進性と予算に将来性を感じたハミルトンはメルセデスへ電撃移籍。
そんなことがあった2012年の夏ですが、懐かしい限りです。
マクラーレンはルノーエンジンだけではトップチームに返り咲くことは非常に厳しいのかもしれません。タイトルスポンサー獲得と、開発チーム体制の再構築が必須ですが、かなりの年数が必要かもしれませんね。