

マクラーレンのザック・ブラウンはホンダからルノーへスイッチするだけで1秒速くなる!と豪語していますが、非常に説得力に欠ける発言です。1秒速くなるためにはエンジンパワーは60~80馬力以上でないと無理でしょう。ホンダとルノーに60馬力以上の差があったのでしょうか?ホンダがエンジン開発で苦しんだ裏事情としては、マクラーレンからの過度の要求(リクエスト)がありました。2015年のサイズゼロのコンセプトは熱問題を引き起こしましたし、MGU-Hにも派生して信頼性の問題も引き起こしました。要するに信頼性とパワーの両面です。ホンダはマクラーレンから解放されるので、ホンダ主導でエンジン設計と開発に取り組めるようになります。いきなり2018年に結果を出すのはホンダにとって難しい。それはマクラーレン時代のリクエストによる設計・コンセプトを踏襲したエンジンだからです。2018年にある程度、結果を出せば2019年のレッドブル・ホンダ誕生へつながります。