

順調にテストプログラムを消化しているトロロッソ・ホンダを見てマクラーレンは後悔していないのでしょうか?ホンダエンジンがルノーエンジン対比で互角以上に見えているのですが、もしそのような状況であるならば、マクラーレンが下した決断、つまりホンダとの決別ですが、それは不毛の決断であったとなってしまいます。 このマクラーレン・ルノーでトップチームに返り咲くことが出来なければ、マクラーレンはかつて凋落していったウィリアムズと同じ道を辿ってしまいます。 2000年代半ばまでBMWのワークスチームの地位であったウィリアムズですが、ワークスチームの地位を失ってから長く長く低迷の時代が続きました。いま、マクラーレンは正念場にいます。まだマクラーレン・ホンダとしてワークスの地位を保持しているのならばまだ良かったのかもしれませんが、かつてのウィリアムズと同様にカスタマーチームになっています。 カスタマーの地位でレッドブルは本当に良く踏ん張っていると思います。それはレッドブルの底力なのでしょうが、10年以上前のマクラーレンならばレッドブルと同じぐらいのチーム力があったと思うのですが、現在のマクラーレンは10年前のマクラーレンとは違います。スタッフは流出し、エンジニアリング組織力も低下しています。
ハミルトンは2013年からメルセデスに加入しましたが、ベストのタイミングでマクラーレンを去りました。そしてベストのタイミングでメルセデスに加入しました。
ここでマクラーレンが完全に中団に埋もれると、数年先までは期待するのは難しいかもしれないです。カスタマーチームでタイトルスポンサー(ビッグスポンサー)もない状態ではさすがに厳しいのではと思うのですが。。。