

テスト1の4日間とテスト2の初日の全走行距離は5レース分(フリー走行+予選+決勝)にほぼ相当します。今シーズンは1基のエンジンで7レースを走行出来る耐久性がいけないのですが、いまのところはエンジンはほぼトラブルフリーで経過しています。そしてある程度ですが速さが備わっているように見受けられます。パワー面についてもルノーと同等のように感じるのですが、それはバルセロナのスタート・フィニッシュラインでの最高速がほぼ負けていません。ただ、ガソリン搭載量が不明なので何とも比較は難しいのですが、これまでのところ、トロロッソは予選を意識したタイム計測はほぼしていません。ルノー勢の3チームに関してはそのあたりが不明なのですが、これらを勘案するとルノーエンジンと同等かもしくはホンダエンジンのほうがやや上回っているのでは?と思えるのです。
そうです、レッドブルがルノーからホンダへスイッチする判断材料・条件が整っている、ということなのです。2019年はレッドブル・ホンダ、トロロッソ・ホンダ、そしてもしかするとさらにもう1チームが増えるかもしれません。
ピンク色のチームですが、かなり財政が逼迫しているようで、その証拠に、2018年のマシンをまともに準備できていません。このチームはメルセデスを使っていますが、ホンダパワーユニットがメルセデスより割安ならばスイッチするかもしれません。ウィリアムズも今シーズン限りでタイトルスポンサーのマルティニを失います。メルセデスのカスタマー2チームは両方、財政の問題を抱えています。メルセデスパワーユニットよりも安価ならばホンダにスイッチするかもしれません。