ハロがあればセナは助かっていたのか?

2018年3月11日
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少し見慣れてきたハロ。でもないほうがやっぱりカッコいいと思うのですが、まずは1シーズン使ってみて、改良点・改善点を洗い出して、見た目(ルックス)を洗練してほしいのですが、ハロとは別でウィンドスクリーンも模索されて廃案になりましたが、理由として逆光の場合、眩しくて視界を著しく低下させるというものと、付着物付いた場合、雨天時の視認性の悪さが指摘され、結局はハロが採用されたという経緯があります。F1に限らずモータースポーツ全体に広がっている頭部保護に関する一連の動き。

モータースポーツは生命の危険が伴っているのですが、いつの時代も生命保護の側面からマシン改良などのルール変更が繰り返されてきました。

1994年のサンマリノの悲劇はまだ鮮明に記憶にあるのですが、フロントサスペンションの破損物がヘルメットのバイザーを突き破って、セナの頭部に衝突してしまいました。

1994年に戻ることは出来ないのですが、ハロも完全な保護装置ではなく、正面に1本のステーがあり、左右はそこそこ空間がオープンになっています。その空間に飛来物が通過すれば頭部は大けがを負ってしまいます。

それならばウィンドスクリーンのほうが保護装置として適しているのではないか?という意見もあるのですが、2014年の日本GPのビアンキの時のようなケースのクラッシュならばハロのほうが適していると思います。

ハコ車のようなクローズコクピットにするのか?ならばそれではもうフォーミュラーマシンでなはいのではないか?という堂々巡りになってしまいます。

このハロ導入はスタート地点であって、これがファイナルアンサーではありません。

2021年にエンジン規定とマシン規定が大きく変更される予定です。2021年以降はコンコルド協定はもう存在しない可能性があります。2021年は大変革になるのですが、その草案策定は2018年末までに決めなければ間に合いません。

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