バーレーンGP予選に向けて期待が高まる。

2018年4月7日
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F1ツアー


この後、バーレーンGPの予選が行われますが、金曜日のフリー走行1・2と、土曜日のフリー走行3までは順調に仕上がってきています。開幕戦とはがらりと様相が一変している中団グループですが、空力パーツのアップデートをこのバーレーンに持ち込んできたトロロッソ・ホンダですが、パワーユニットに寄与も大きく関わっているはずです。どうやらホンダはMGU-Hの改善だけでなく、パワーUPの仕様も盛り込んだ内容でこのバーレーンに乗り込んできたようです。パワーUPが何馬力に相当するのかは当然ながら公式発表があるわけでもなく、各マシンが刻むタイムから想像することぐらいしか出来ない訳なのですが、10馬力程度クラスのUPではなさそうです。空力パッケージのアップデートで開幕戦で1秒以上離されていたハースを逆転するとは考えづらい。コース特性の相性もありますが、これだけジャンプアップすると相当なものを一気に投入してきたであろうと考えられます。開幕戦バージョンのパワーユニットは信頼性重視のもので、パワーに関して言えば昨シーズン終了時点のものであるらしい。昨シーズン終了時点のものはベルギーで投入されたスペックのものです。つまり、昨シーズンのベルギーGPのものが昨シーズン終了時点のものと推測が出来る。

大きくパワーUPしているとの推測から、他のライバルとのギャップは大きく縮まる。

新空力パーツの投入と昨年夏以降のパワーUPを盛り込んだ仕様のパワーユニット。本来このパワーユニットは第7戦のカナダあたりか、第8戦のフランスあたりの投入が予定されていたものかもしれません。

ここで一気に他のパワーユニットとの差を詰めたいところですが、その結果は予選と決勝レースでのロングランペースで明白になります。トロロッソ・ホンダの直近のライバルは中団グループにウィリアムズとフォースインディアですが、この2チームを凌駕すれば、次はマクラーレンがターゲットチームになります。そしてその次はルノー、ハースになります。

まだまだ長い道のりではあるのですが、強権的なマクラーレンとのパートナーシップは昨シーズン限りで終了しているので、今シーズンからはトロロッソ・ホンダとして友好的にお互いの意見を擦りあわせて開発を行っていくことが出来ます。トロロッソ・ホンダの2人のドライバーはガスリーとハートレー。実質1年目の新人ドライバーということで、ドライバー力という点では他チームとの対比でウィークポイントではあります。

ドライバー力でコンマ5秒は変わると思うのですが、新人2人で戦うという不利はあるのですが、このバーレーンの予選と決勝次第ではトロロッソ・ホンダの戦闘力は他チームに対してどれほどのものか?

トップ3チーム(メルセデス、フェラーリ、レッドブル)。中団6チーム(ハース、ルノー、マクラーレン、フォースインディア、ウィリアムズ、トロロッソ・ホンダ)。一番の激戦区は中団6チームですが、この中団には4つのパワーユニットがひしめき合っています。ウィリアムズとフォースインディアは最強のメルセデス・ユニット。ハースはフェラーリ・ユニット。ルノーとマクラーレンはルノー・ユニット。

現在、4つのパワーユニットで一番下と目されているのが残念ながらホンダでありますが、このバーレーンに投入される2基目のパワーユニットで少なくともルノー・ユニットとの対比が現在どれほどのものか見えてくると思います。

この2基目のパワーユニットがもし、ルノーと同等に近いものであれば、いよいよ2019年のレッドブル・ホンダ誕生へ向けて弾みがつきます。

ホンダが今シーズン(2018シーズン)に何基のパワーユニットを投入する計画なのか不明ですが、多くても4,5回のはずであるので、この2基目のパワーユニットの出来具合で今シーズンのトロロッソ・ホンダの趨勢が見えてきます。

意外にもそういった事柄に関して触れているモータージャーナリストの記事を目にすることはありません。結果を記事にしているものは普通に目にするのですが、自分の見立てを記事にするジャーナリストの記事は少ないのです。

公の電波や媒体でそういった記事を掲載することが難しいのは理解しているつもりです。

スカパーのF1中継を見ていても、トップチームに関する話題は多いのですが、トロロッソ・ホンダに関する事柄はあまり触れられません。それは同じ日本人として不思議ではあるのです。もう少しトロロッソ・ホンダに関して積極的な話題をTVでも話してほしいのです。

このバーレーンで投入される2基目のエンジンはホンダの現在時点の実力を推し量るものです。信頼性とパワー両面においてですが、私の推測はルノーにかなり近いところまでいっていると見ています。数字で表現するのは難しいのですが、それは単にパワーだけでなく、ドライバビリティや燃費、重量、重心などトータルパッケージであることは長年F1を観ているファンの人ならば当然ながら当たり前のように分かっていることであります。

このバーレーンの予選は大注目であります。