グリッドガールは主催者の権利で決められるのか?

2018年4月10日
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F1ツアー


モナコGPに続き、ロシアGPでもグリッドガールの復活が決まったようですが、そもそも今シーズンからグリッドガールを廃止してグリッドキッズの導入を決定したのはリバティメディアの意向だったのですが、強制力・法的効力のあるルールではなかったということなのでしょうか? グリッドキッズはあまり評判のよくない施策であります。このグリッドキッズの導入がリバティメディアから発表された際は各方面からブーイングに近い反対意見が数多く寄せられましたが、リバティメディアの言い分(主張)は、グリッドガールは時代にそぐわない、というものでした。この発表がされる数か月前には世界中で大々的にハリウッドのセクハラ問題は毎日のように取り上げられていました。ハリウッド女優は黒服を身にまとって、セクハラ根絶に強い意志を示し、某映画プロデューサーが裁判に訴えられるなどの問題を引き起こし、事態が大混乱に陥っていました。

リバティメディアはアメリカの会社ですから、このハリウッドの訴訟問題を身近な距離で見ていたはずなのですが、これがもしF1の世界でもセクハラ訴訟があった場合、つまり、チーム関係者(首脳陣)や、ドライバーが裁判で被告になるなどという事態はあってはならない、と考えたのではないでしょうか。

ハリウッドのセクハラ訴訟で、原告が勝利するという前例が世界中に発信されたため、F1界のグリッドガールの誰かがそれに感化されてしまうかもしれない。F1ドライバーが被告になるなどはあってはならない。ならば、災いになるかもしれないことは根絶しておこうというリバティメディアの判断で、グリッドガールは廃止された経緯があるのですが、モナコだけは例外でグリッドガールが復活するということになり、ロシアでもグリッドガールが復活するという発表がありました。

リバティメディアのグリッドガール廃止は何らかの効力を持たないルールなのでしょうか?必須ではなく任意のルールなのでしょうか?もし任意のルールなのだとしたら、各国の主催者はいままでどおり、グリッドガールをこれからも続けていくのではないでしょうか?

リバティメディアのF1改革は大いに賛成できる部分が多いのですが、このグリッドガール廃止に関してはハリウッドのセクハラ訴訟の二の舞を踏まない為の事前施策であることは明らかなのですが、随分と息苦しさを感じるのも事実であります。もしF1ドライバーがグリッドガールから訴訟をおこされてしまったら被告になってしまいます。F1チャンピオンが被告になったことなど過去にはそういった事例は一切なく、F1のイメージブランドを大きく毀損してしまうことになるでしょう。ハリウッドの裏事情(裏世界)がどうなのかはよく知りませんが、F1のもつ華やかさを失ってしまうのは非常に残念であります。グリッドキッズのアイディアはおそらくサッカーを真似たであろうことは分かるのですが。

次はどこの国がグリッドガール復活を発表するのでしょうか?ロシアはなぜグリッドガール復活をリバティメディアに認可してもらえたのか?いろいろと推測をしてしまいますが、ロシアGPといえば毎年、某大統領がレース終了10分ぐらい前に現地に到着してバーニー・エクレストンと主賓席でレース観戦をしながら歓談をして、優勝者にトロフィーを手渡していますが、この某大統領の口添えがリバティメディア側にあったのかもしれません。普通の主催者の意見ならばリバティメディアは突っぱねたのかもしれませんが、某大統領からの要請ならば却下出来なかったのかもしれません。

全て想像・推測でありますが、これで前例が出来た訳であります。主催者がリバティメディアに意見を上申すればグリッドガールを採用出来るということ。

ロシアがOKでなぜ我が国はダメなのですか?と問われた場合に、某大統領が、、、とは言えない。笑
某大統領はロシアの女性は美しいのだと、世界に発信したいのかもしれません。笑

今後は国によってグリッドキッズ採用と、グリッドガール採用の2種類になると思うのですが、鈴鹿はどうなのでしょうか?日本は無難に波風をたてないようにするお国柄なので、おそらくキッズ採用なのでしょう。

リバティメディアのF1改革はまだ始まったばかりで、問題は山積しており、分配金、2021年からのエンジン規定、2021年からのマシン外観、TV放映権料、サーキット開催権料とクリアーにしていかなければならない問題がたくさんあります。予算制限(バジェットキャップ)についてはもう2000年頃から云われ続けています。F1チームを運営していて黒字経営しているチームは少ないのが現状ですが、トップチームですら親会社からの資金投入で収支バランスをとっているのが現状です。

最近ではフォースインディアの存続が危ぶまれています。ファンド系に買い取られてしまうと、その後のチームの末路は悲惨なものになってしまいます。健全な企業に買い取ってもらうのが理想なのですが、果たしてどうなるのでしょうか?