今日からスペインGP アロンソが引退に言及!

2018年5月11日
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今日からスペインGPが開幕しますが、木曜インタビューでアロンソは引退について今夏に決断を下す、と発言しました。来シーズン以降もF1に留まり続ける可能性に含みを持たせた発言であったのですが、ついに自らの胸中を吐露した恰好になりました。アロンソのキャリアを振り返ると2001年にミナルディでデビューし、翌2002年はルノーの控えドライバー、2003年からはルノーのレギュラードライバーへ昇格し、2005年と2006年にはルノーで2年連続でタイトルを獲得しました。

2006年までは順調で華やかなF1キャリアです。
ただ、2007年以降のルノーのF1参戦が黄色信号が灯っており、その将来について移籍をすることによって、その後のキャリアをマクラーレンに委ねましたが、ロン・デニスとの不仲でたったの1年でマクラーレンを飛び出しました。ここからアロンソの苦闘は始まっていきました。2008年と2009年は再びルノーで参戦し、2010年にはフェラーリへ移籍。

ここまではまだトップチームに踏みとどまっていたのでアロンソのキャリアについては2018年現在のような悲惨な情況ではありませんでした。最大の問題は2014年末をもってフェラーリを飛び出したこと、その離脱における際、フェラーリのチーム内部をめちゃくちゃにしてしまったこと、これが各チームの首脳から、アロンソと契約するにはハイリスクが伴う、と危険視される所以です。

ドライビングセンスはピカイチ。でもいったんチームが低迷すると、容赦なく批判をし、チーム内部をガタガタにしてしまうという激情的なアロンソの性格にホンダも辛酸を舐めさせられました。

そんなことがあって、アロンソはトップチームからはお声が掛らなくなり、居場所はマクラーレンだけになってしまっています。もし、アロンソがチーム批判などをしなかったら、トップ3チームからお声が掛っていたことだと思います。

今シーズン限りでF1を去るのか、もしくはあと1年か2年、F1を続けるのか。

最後の優勝は2013年のスペイン。
最後の表彰台は2014年のハンガリー。

現在、リカルドの移籍問題を巡って、レッドブル、フェラーリ、メルセデスのトップ3チームで2019年のドライバー予想にアロンソの名前は聞かれません。政治的トラブルでチームが一度ガタガタになると、立て直すのに数年を要します。その政治的言動や批判活動を展開するアロンソは敬遠されているのかもしれません。


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