
F1スペインGPの金曜FP1にロバート・クビサはウィリアムズから出走をしました。実に7年ぶりのF1カムバックです。右手の負傷でドライバー生命が危ぶまれ、懸命の治療とリハビリにより、途中、数年間のWRC参戦などを経て、F1にカムバックを果たしました。怪我をする以前のクビサのF1における立ち位置は次期フェラーリのシートに最も近いところにいるドライバーでありました。クビサが負傷したことにより、現在のフェラーリのドライバーラインアップはベッテル+ライコネンでありますが、もし、クビサが右手を負傷していなければ、フェラーリのシートを射止めていた確率は非常に高かったと思うのです。そして順調にフェラーリ入りをしていたとしたら、アロンソ+クビサのラインアップであっただろうと想像してしまいます。そしてマッサは別チームに移籍もしくはF1引退だったのではないでしょうか。
歴史に、もし・たられば、、、は禁物ですが、クビサは間違いなく怪我をする以前はトップドライバーに名を連ねる若手ドライバーであったのですが、彼の才能が不慮の事故で大きく運命が変わってしまい、残念でなりません。
そういう過去の経緯が交錯して金曜FP1を観ていました。
クビサは今シーズン、あと2回ですがFP1に出走するようです。
本来ならばルノーにつながりがあるのですが、2019年のルノーはヒュルケンベルグ+サインツをプランAとしていますが、サインツがレッドブルに戻った場合、シートが1つ空席になります。今シーズン、大不振のウィリアムズよりも来季のルノーのシートをクビサはプランAとしているのではないでしょうか。