
ドライバー人事権を統括していたマルキオンネ会長の逝去でベッテルの2019年のチームメイトが混沌としてきました。ルクレールをフェラーリに招き入れることを考えていたマルキオンネ会長ですが、ドライバーの人事権を誰が統括するかによって大きく状況は変わります。現場の責任者はアリバベーネ監督。マルキオンネは現場監督を実質的に兼務していたほどですが、今回の逝去でアリバベーネ氏に現場監督とチームスタッフの人事権は委託されるものと思われるのですが、おそらくドライバーに関してはアリバベーネ氏に人事権はなく、有力なのは後任会長のジョン・エルカンですが、誰を選ぶのでしょうか。メルセデスと互角に渡り合っている今シーズンですが、もう1人のドライバーに優勝する力、ポイントをもっと稼ぐ力があればメルセデスを凌駕出来ると思われるのですが、そういうドライバーを入れるとジョイントナンバー1体制になり、ドライバー同士が不和になり、それがきっかけでチームが崩壊していく危険性をはらんでいます。
アロンソが最もそういうことになる危険性を持った人物でなかろうかと思うのですが、マクラーレンで4年間苦戦している状況から抜け出すには古巣のフェラーリに復帰することでしょうが、フェラーリが受けいれてくれるのか???です。
アロンソは現役ドライバーの中では政治的言動が一番多く、不調に陥れば公然でチーム批判をします。昨シーズンのホンダ批判は記憶に新しいところです。トップ3チームのドライバーが今年と変わらずのままでいくと3シーズン同じ6人の顔ぶれになってしまい、新鮮味に欠けてしまいます。
ライコネンがフェラーリに復帰して5シーズン目ですが、毎年のようにライコネンのシート危機は囁かれるのですが、人事権を持っていたマルキオンネ会長が先日に亡くなったので、もしかするかもしれませんね。