F1の不公平な分配金問題

2018年8月18日
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F1ツアー

先日、各チーム毎の分配金が発表されました。1番多く受け取っているのが1億6500ユーロのフェラーリ。2番目は1億4500万ユーロのメルセデス。3位が1億2400万ユーロのレッドブル。4位は6900万ユーロのマクラーレン。5位が6400万ユーロのウィリアムズ。6位が5900万ユーロのフォースインディア。7位が5300万ユーロのルノー。8位が4800万ユーロのトロロッソ。9位が4500万ユーロのハース。10位が3900万ユーロのザウバーとなっているようです。

TV放映権料やサーキットの開催権料などの総収入の68%を分配金として配分しているようですが、この分配金の計算方法も年金の3階建てのような算出方法でされているようです。(ちなみに年金は2階建てですが)

バーニー・エクレストンが考案した算出方法で分配されているのですが、昔から参戦し続けてきたチームには優遇される計算方法になっており、新参チームで成績がぱっとしないチームは分配金があまり支払われない構造になっています。

この不公平な分配金の算定方法で新規チームは発足後の数年で撤退をしていきました。チームを立ち上げた当初は資金力も乏しいですし、良い成績もまだあげられないので、分配金が少なくなる。よほど大きな資金力を有しているか、ビッグスポンサーが付いていない限り、F1で生き残るのは非常に難しい。

大きな資金力を有していたのがレッドブルであります。メーカー系のチーム(メルセデスやルノー)も親会社の資金力でチーム運営は大規模で行えますので、世界的な不況(リーマンショックなど)がおきない限り、撤退する心配はありません。

プライベート系の新興チームにとって現在の分配金システムでは生き残りが非常に厳しいといえます。ではハースも新興系のプライベートチームではないかという意見もありますが、ハースはアメリカ国内の有力な工作機械メーカーで会社本体でそれなりの収益をあげていますし、且つ、フェラーリのバックアップを手厚く受けているので撤退するというような事態にまでなりません。

新興系で親会社を持たないプライベートチームは非常に生き残りが難しいでしょう。2010年に新規参入した3チームはすでに全部撤退しています。

この分配金システムも変えなければならないですし、PU代金の引き下げなどもずっと懸案事項の1つであります。そして一番難しい改革が予算制限(バジェットキャップ)です。これをどのように運用していくのか。どのようにして各チームの財務を管理・チェックしていくのか?予算適用範囲はどこまでにするのか?などなどいろいろ問題は山積しております。