
ルノー移籍が発表されて、今シーズン限りでレッドブルを去るリカルドですが、ホーナーとのツーショットが見られるのもあと少しになりました。2018シーズンも残り9戦です。移籍を決断したリカルドの胸中には何が交錯していたのか。
どんどん成長してくるフェルスタッペンの存在。来季PUのホンダへの不安感。チームのフェルスタッペン主動の雰囲気。レッドブルプログラム系列の束縛からの解放。いろいろと憶測は交錯しておりますが、レッドブル側(ホーナー)は最大限、リカルドが残留してくれるよう努力はしたと語っています。契約金、2019年限りでのチーム離脱の権利など。
それでも移籍を決断したリカルド。本来、彼の目標(移籍先)はメルセデスあるいはフェラーリの2つのうちのいずれかであったはずが、こともあろうに格下のチームへの移籍であっただけに、且つ、残留することも可能である状況であったにも関わらず、移籍の道を選んだ。
この移籍でリカルドはトップドライバーの地位と評価を失くしてしまう可能性が非常に高いです。2019年、2020年と2年もあれば状況は激変し、その2年の間で瞬く間にトップドライバーの地位を手にするドライバーが出現します。その時、ルノーで悪戦苦闘していたら、リカルドは過去の人になってしまうかもしれません。
運よく、2021年のF1大変革でトップチームへの移籍の道が残されているかもしれませんが、過去の人になっていた場合にリカルドの序列は前の方にいるのでなく、順番待ち、の状態にまで下げているかもしれません。
ホーナーと歩んできた5年。
このツーショットが見られるのもあと少しです。