
リカルドのレッドブル離脱後、ホーナーからの誘いを断ったとアロンソは云っていますが、それが本当の話としてアロンソの胸中を探っていきますが、先ず第1にホンダとの確執、そして第2にフェルスタッペンを相手に戦わなければならない(要するに負けられない)、トップチーム(勝てる環境、勝てるマシン)への移籍を模索していたアロンソがホーナー(レッドブル)の誘いを断るのは、ホンダに対して感情の面で拭いきれないものがある、そして強烈な若者をチームメイトとして戦わなければならない、という2重の重荷を避けたからではないでしょうか。
アロンソの政治的言動は現役№1ですが、それが仇となって自らの才能の可能性を小さくしてしまったことは否めません。メルセデスもフェラーリもアロンソの政治的な面を嫌って契約をしようとはしませんでした。
アロンソのドライビングは今もなお現役トップクラスであることは間違いありませんが、チームを分断・混乱に陥れるマイナス面があり、チーム首脳からは扱いにくいドライバーとして烙印(レッテル)が貼られていました。
2020年にF1復帰の可能性を残しつつ、一旦、F1から去りますがマクラーレンが短期的にチームを立て直せるとは考えにくく、このまま実質引退となりそうです。
折角、レッドブルでシートが獲得出来そうなのに、それもフイにしてしまう所にアロンソらしさがある。チャンスを棒にする。2014年限りでフェラーリを途中離脱したのも、2007年の1年限りでマクラーレンを途中離脱したのもそうです。
後世に燦然と実績を残すドライバーはそのようなことはしないと思うのですが。