
あさってから2018イタリアGPが開幕します。ライコネン残留発表されるのだと思われますが、大方の予想は1年契約。2020年に備えてチーム側は選択肢を多く持っておきたいのでしょう。現時点でフェラーリのシートに一番近いのがルクレールですが、2019年はルクレールにとってフェラーリ加入の試験の年です。ここで強烈なインパクトを発揮すると現実味が増してきます。ルクレールがそれほど活躍出来なかった場合、2020年もライコネンでいく可能性があります。2021年はドライバー大移動の年になりますから、どこのチームも、そして全てのドライバーも2021年にターゲットを合わせて契約をしています。
2021年はマシンもエンジンも大きく変わります。コンコルド協定もなくなる可能性があります。商業権やスポーティング面を大きく内容を修正したものでコンコルド協定は2021年以降も続くかもしれませんが、現状のコンコルド協定は様々な弊害があり、改革をしようとしても法的に2重にがんじがらめになっていて、大きく改革をすることは困難であります。それも2020年までで終わるので、それを教訓にして廃止されるか、大きく書き換えられるでしょう。
2014年にフェラーリに復帰してからまだ1勝も挙げていないにも関わらず、ライコネンは辛うじて生き残っています。それはライコネンが政治には無関心だからではないでしょうか。チームから変なオーダーをされても一時的に感情的になるだけで、決してチーム批判などをメディアには一切しません。チームオーダーには従属的であるからこそ、ここまで生き残ってきたように感じられるのですが。