2018ロシアGPに投入されたホンダスペック3ですが、初日のFP1とFP2だけのセッションでの投入に留まり、2日目からはスペック2に戻されました。理由はマッピング調整となっていますが、おそらく信頼性に関する事象があったのかもしれません。もしエンジンが壊れると、次の日本GPではペナルティを受けるわけにはいかないので、そうすればスペック2で戦わざるをえなくなります。このままで走行していたらエンジンがクラッシュするという予兆があったのかもしれません。
その辺りの調整をさくら研究所で解析して、万全を整えて日本GPを迎える。
こういう対応なのではないでしょうか。
パワーは確かに向上したのではないでしょうか。予選まで戦ったわけではなく、初日のFP1とFP2のタイムから推測するしかないのですが、ルノーPUに対しては明らかに同等以上に見えました。
ロシアGPの決勝では早々に2台がリタイヤしてしまった訳ですが、これが日本GPではなくて本当に良かったです。
今週末の日本GPは金曜から日曜まで雨が予報されています。そして台風25号が発生していて、もしかすると進路予想が外れで東に向きを変えた場合、日曜日には直撃するかもしれない、という状況であります。
過去に2度、日本GP開催中に台風が来たのは土曜日でありました。
日曜日の午前が予選に繰り下がり、午後は決勝レースというとんでもない1日であったのですが、決勝日に直撃になるとどうなるのでしょうか?
予選は行われるとしても、決勝リザルトが残るわけでもなく、全員、全チーム無得点で1戦消化になるのでしょうか?
その辺りのスポーティングレギュレーションはどのように明記されているのでしょうか?
2007年に富士で日本GPが開催された時、濃霧でスタートからずっとセーフティーカー先導でレースは周回を重ねていくという展開でありましたが、あの時、富士で日本GPが開催され続けたら、いつの日か、日本GPは天候上の理由でキャンセルされる可能性が高いと思ったものです。
今回の台風25号の進路が非常に気になるところであります。
そして願わくば、週間天気予報は外れてほしいものです。
ドライコンディションでの予選1発のスーパーラップを見たい。
今年のマシンでドライコンディションならば1分25秒台に突入する可能性があります。
初日は1・2コーナーからS字、シケインでマシンの挙動特性を見るつもりです。