2018年アメリカGPのウィナーはライコネンでした。2013年開幕戦・オーストラリア以来の優勝になります。これまで何度も優勝に近い所まで行っておりましたが、これでようやく優勝。
でも来年からはザウバーに移籍。現実は全国であります。39歳のバースデーGPがアメリカであった訳ですが、まだまだ優勝、PPを争える能力を温存していますが、やはり10年前と比較すると、当時のほうがもっとキレ味が鋭かったと思います。F1にデビューしてきた頃を思い出すのですが、F3の経験もなく、3段跳びでF1にデビューしてきたのですが、当時のザウバーのオーナーであったペーターザウバーがライコネンの将来性を見抜き、抜擢ドライバー人事で引き抜いた訳です。
フィンランド系のドライバーは素朴な人が多いように感じられるのですが、JJレート、ハッキネン、ボッタスに共通しているのは政治的言動がほとんどない、ということです。北欧という大自然の国で生まれ育つと、そのような素朴な性格の人間性に育まれるのでしょうか。
フォンランドの首都、ヘルシンキの街は水を緑が多くて、美しいノンビリとした町です。首都ですらそのような景観・雰囲気の街なので、フィンランドの地方はもっとそのような雰囲気の街であります。
契約が順守されれば、すくなくともあと2年はF1でライコネンを見ることが出来る訳ですが、ライコネンにすれば第2期フェラーリ在籍で優勝ゼロという事態は免れた訳です。今シーズンも残りあと3戦。次のメキシコでハミルトンが5度目のチャンピオンに輝く可能性が非常に高い。ベッテル優勝でハミルトンがノーポイントならば次戦に持ち越されますが、可能性がなくもないですが、非常に低い確率です。
今シーズンでフェラーリを離れるライコネンにすればチームオーダーに縛られる筋合いはなく、自由にドライビングするのではないでしょうか。
ライコネンがシーズンの前半あたりで優勝をしていたら、もっと状況は違っていたのかもしれません。それを考えると残念で仕方がないのですが。
ベッテルの2019年限りでフェラーリ離脱の噂もチラホラ出始めていますし、そうなった場合、ルクレールの相棒としてフェラーリは誰をもう1つのシートに座らせるのでしょうか。