2019年以降のF1日本GP

2017年10月17日
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現在、2018年までのF1日本GPの開催権を保有している鈴鹿サーキット様ですが、2019年以降の開催に向けて前向きのようです。交渉はまだ始まっていないとのことらしいですが、今年の日本GPではチェイス氏が来日し、トークイベントショーでは自ら一人でステージに登壇してくれました。リバティメディアとモビリティランド(鈴鹿サーキット)の双方は日本GP継続に向けて前向きである証しだと思います。交渉のテーマは開催権料なのでしょう。どこまで歩み寄れるか、ですね。今回、私はWEBに鈴鹿サーキット様のアンケート回答をさせて頂いたのですが、アンケートの内容は多岐に渡っていたのですが、F1を盛り上げていくには何が必要だと思いますか?の問いに対して、地上波の復活なども選択肢に含まれていました。私は日本GPが消滅するより、無料放送(地上波もしくはBS)が復活する可能性のほうが遥かに高いと考えています。今年の日本GPでは西エリアチケットが完売したようですが、もっと西エリアのキャパ数を上積みしても良いのではないでしょうか?西エリアの自由席エリアはまだまだ空席がありました。1万人~2万人ぐらい西エリアチケットを増やしても良いのではないかと思います。

無料放送がなくなったのが観客数減少の第1要因だと思うのですが、無料放送がなければ視聴者数が少なくなるので、スポンサーの参入も減ります。

2008年のリーマンショックで日本人の価値観が大きく変わったのかなと感じているのですが、要するにデフレマインドです。企業も個人もお金を使わなくなった。企業は収益が史上最高でも内部留保してますよね。個人も貯蓄に回していてお金をあまり使わなくなったと思います。F1のチケットは高額だから手が出しにくい、というスパイラルです。

例えば東京からF1観戦をしようと鈴鹿サーキットに行くとした場合、最低でも2泊はしないといけない。グランドスタンドや1~2コーナーのスタンドチケットは5.5万から6.5万円します。交通費、宿泊費、チケット代でかなりの出費になってしまいます。無料放送されなくなってF1が身近にTVで観れなくなって、、、こういう負の要因がたくさん重なって、観客数減少になっているのだと思います。

無料方法の復活、チケット価格の見直し、をするにはリバティメディアの世界各国のTV局やサーキットへの放映権料や開催権料の大幅な見直しをしなくてはいけない。

そうするとリバティメディアは収入減少になってしまいます。
F1の予算制限にメスを入れる必要もあります。

ですが、いままでF1(FOM)はデジタルコンテンツに対してあまり着手してきませんでした。DAZNなどのデジタルコンテンツ事業に参入して、そこから広告収入を上げれば良いのだと思います。収入減少をデジタルコンテンツ事業でカバーすれば、無料放送やチケット価格の見直しも可能だと思うのです。

2021年からのエンジン規定の改革も良いと思います。安価なエンジンになればチームも支出が減少しますし、分配金を多少減らしてもチームは運営していくことが出来ますから。

CVCキャピタルズ+バーニーの負の遺産を整理するのはまだ始まったばかりです。

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