2019バーレーンGPでマシンセッティングに苦慮したレッドブルホンダのマシンですが、開幕戦オーストラリアもPPからコンマ8秒落ちのタイムでありました。強気な発言を繰り返すヘルムート・マルコ氏と、楽観的な発言をするクリスチャン・ホーナーでありますが、エイドリアン・ニューウェイは今年のマシンのスィートスポットを見つけられるか心配顔で見ています。2018年のベストシャーシはレッドブルであったことに疑いの余地はないのですが、2019年の2戦を消化した現時点ではベストシャーシとは言えない状況下にあります。
空力も含めてシャーシでメルセデスやフェラーリから1秒ほどの遅れがあるように感じられるのですが、ここを詰めていかないと昨シーズン以上の成績を残すことは非常に難しい。今週末に開催される中国GPで改良版のパーツを投入してくるらしいですが、本格的アップデートは現時点ではスペインからという予定のようであります。
ガスリーの苦戦ぶりが目立つのですが、トロロッソと同じペースで走るレッドブル・ガスリーを目の当たりにして、非常に違和感があるのですが、本来、トロロッソよりも1秒から1.5秒は速いはずのレッドブル。
セッティングの最適解がどこにあるのか?
バーレーンGP後のテストで、だいたい見つけることが出来たようなことを言っていますが、それは中国で明らかになるでしょうね。そして中国(上海)のロングストレートでどれぐらいの最高速をライバルに対して刻めるのか?
この中国で今年のレッドブルの実力が見えてくる。
トップチームの組織力で開発・熟成のスピードを上げてくるのはわかるのですが、レッドブル・ホンダの初優勝が早く見たいです。