F1アブダビGP(過去の予選とレース結果)

F1アブダビ海外観戦ツアー

概要

アラブ首長国連邦のアブダビのヤス・マリーナ・サーキットで2009年に初開催された。2008年6月のF1フェスティバルで開催が発表され、2009年のF1最終戦として開催された。サーキットの隣にはフェラーリ・ワールドが設営されており、人気アトラクションのジェットコースターは240km/hに達する世界最高速のジェットコースターである。イスラム文化圏での開催であるがゆえに、表彰式にはシャンパンではなく、ソフトドリンクが使用される。毎年11月の開催でも気温は35度近くに達する。11月~2月はUAEの冷温期である。ヘルマン・ティルケ設計のサーキットで、F1通のファンならばコースレイアウトを見ればティルケの独特のコース設計の個性が滲み出ているのが読み取れる。

アブダビグランプリの主催者はイギリスのBBCの取材に、将来、ナイトレースの開催の可能性があると語っていたが、夕方の午後5時からレースを開始する「トワイライトレース」というスタイルで現在(2017年)まで開催されている。レース後半は日没する為にナイトレースに対応する照明設備を備えている。

冠スポンサーをエティハド航空。大会名は「FORMULA 1 ETIHAD AIRWAYS ABU DHABI GRAND PRIX」となる。

2016年シーズン

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2016年シーズン
マノーは、開発ドライバーのジョーダン・キングを金曜午前のフリー走行1で走らせた。トップタイムはフリー走行1とフリー走行2がメルセデスのハミルトン、フリー走行3はフェラーリのベッテルが記録した。
Q1からQ3までの全セッションでトップタイムを出したハミルトンが4戦連続(シーズン12回目)のPPを獲得した。ドライバーズチャンピオンに王手をかけているロズベルグは予選2位で決勝を迎えることになった。
ハミルトンが4連勝で2016年シーズンを締めくくったが、ランキング首位のロズベルグが2位となったため、ロズベルグが初のドライバーズチャンピオンを獲得。父のケケも1982年のドライバーズチャンピオンを獲得しており、親子2代でチャンピオンとなった(グラハム・ヒルとデイモン・ヒル以来2組目)。3位にフェラーリのベッテル、4位にレッドブルのフェルスタッペンが僅差で続いた。

ハミルトンは逆転チャンピオンを獲得するため戦略的にスローペースで走り、同僚のロズベルグを後続勢とのバトルに巻き込ませようとした。その作戦によって、レース終盤にロズベルグとベッテル(さらに後方にはフェルスタッペン)とのバトルが繰り広げられハラハラさせる展開を生んだが、ロズベルグは2位を死守した。
2016年アブダビGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 44  ルイス・ハミルトン メルセデス 55 1:38:04 1 25
2 6  ニコ・ロズベルグ メルセデス 55 0.439 2 18
3 5  セバスチャン・ベッテル フェラーリ 55 0.843 5 15
4 33  マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 55 1.685 6 12
5 3  ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 55 5.315 3 10
6 7  キミ・ライコネン フェラーリ 55 18.816 4 8
7 27  ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア-メルセデス 55 50.114 7 6
8 11  セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 55 58.776 8 4
9 19  フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 55 59.436 10 2
10 14  フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 55 59.896 9 1
11 8  ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 55 +1:16.777 14  
12 21  エステバン・グティエレス ハース-フェラーリ 55 +1:35.113 13  
13 31  エステバン・オコン MRT-メルセデス 54 +1 Lap 20  
14 94  パスカル・ウェーレイン MRT-メルセデス 54 +1 Lap 16  
15 9  マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 54 +1 Lap 22  
16 12  フェリペ・ナッセ ザウバー-フェラーリ 54 +1 Lap 19  
17 30  ジョリオン・パーマー ルノー 54 +1 Lap 1 15  
Ret 55  カルロス・サインツ トロ・ロッソ-フェラーリ 41 ギアボックス 21  
Ret 26  ダニール・クビアト トロ・ロッソ-フェラーリ 14 ギアボックス 17  
Ret 22  ジェンソン・バトン マクラーレン-ホンダ 12 サスペンション 12  
Ret 77  バルテリ・ボッタス ウィリアムズ-メルセデス '6 サスペンション 11  
Ret 20  ケビン・マグヌッセン ルノー 5 サスペンション 1  
2016年アブダビGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 44  ルイス・ハミルトン メルセデス 55 1:38:04 1 25
2 6  ニコ・ロズベルグ メルセデス 55 0.439 2 18
3 5  セバスチャン・ベッテル フェラーリ 55 0.843 5 15
4 33  マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 55 1.685 6 12
5 3  ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 55 5.315 3 10
6 7  キミ・ライコネン フェラーリ 55 18.816 4 8
7 27  ニコ・ヒュルケンベルグ フォース・インディア-メルセデス 55 50.114 7 6
8 11  セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 55 58.776 8 4
9 19  フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 55 59.436 10 2
10 14  フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 55 59.896 9 1
11 8  ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 55 +1:16.777 14  
12 21  エステバン・グティエレス ハース-フェラーリ 55 +1:35.113 13  
13 31  エステバン・オコン MRT-メルセデス 54 +1 Lap 20  
14 94  パスカル・ウェーレイン MRT-メルセデス 54 +1 Lap 16  
15 9  マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 54 +1 Lap 22  
16 12  フェリペ・ナッセ ザウバー-フェラーリ 54 +1 Lap 19  
17 30  ジョリオン・パーマー ルノー 54 +1 Lap 1 15  
Ret 55  カルロス・サインツ トロ・ロッソ-フェラーリ 41 ギアボックス 21  
Ret 26  ダニール・クビアト トロ・ロッソ-フェラーリ 14 ギアボックス 17  
Ret 22  ジェンソン・バトン マクラーレン-ホンダ 12 サスペンション 12  
Ret 77  バルテリ・ボッタス ウィリアムズ-メルセデス '6 サスペンション 11  
Ret 20  ケビン・マグヌッセン ルノー 5 サスペンション 1  

2015年シーズン

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2015年シーズン
・スティーブンスはプラクティス3でPUエレメント(5基目のICE)使用により5グリッド降格。
・グロージャンは予選でギヤボックス交換により5グリッド降格。
・メリは予選後のサスペンション・セットアップ改変によりピットレーン・スタート。

・フェルスタッペンはレース中にコースを外れてアドバンテージを得たために5秒ペナルティ
・フェルスタッペンは青旗無視によりレースタイムに20秒加算
・アロンソはレース中のNo.13マルドナドとの接触によりドライブスルーペナルティ(レース中に消化)
・ボッタスはレース中のピットからのアンセーフ・リリースにより5秒ペナルティ(レース中に消化)
2015年アブダビGP予選
Pos No ドライバーチームQ1Q2Q3 Grid
1 6 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:41.111 1:40.979 1:40.237 1
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:40.974 1:40.758 1:40.614 2
3 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:42.500 1:41.612 1:41.051 3
4 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 1:41.983 1:41.560 1:41.184 4
5 3 ダニエル・リカルド レッドブル・ルノー 1:42.275 1:41.830 1:41.444 5
6 77 バルテッリ・ボッタス ウィリアムズ・メルセデス 1:42.608 1:41.868 1:41.656 6
7 27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス 1:41.996 1:41.925 1:41.686 7
8 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 1:42.303 1:42.349 1:41.759 8
9 26 ダニール・クビアト レッドブル・ルノー 1:42.540 1:42.328 1:41.933 9
10 55 カルロス・サインツ トロロッソ・ルノー 1:42.911 1:42.482 1:42.708 10
11 33 マックス・フェルスタッペン トロロッソ・ルノー 1:42.889 1:42.521   11
12 22 ジェンソン・バトン マクラーレン・ホンダ 1:42.570 1:42.668   12
13 13 パストール・マルドナド ロータス・メルセデス 1:42.929 1:42.807   13
14 12 フェリペ・ナッセ ザウバー・フェラーリ 1:42.896 1:43.614   14
15 8 ロマン・グロージャン ロータス・メルセデス 1:42.585 no time   18
16 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:42.941     15
17 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 1:43.187     16
18 9 マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 1:43.838     17
19 28 ウィル・スティーブンス マルシャ・フェラーリ 1:46.297     19
20 98 ロベルト・メリ マルシャ・フェラーリ 1:47.434     PIT
2015年アブダビGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 6  ニコ・ロズベルグ メルセデス 55 1:38:30 1 25
2 44  ルイス・ハミルトン メルセデス 55 8.271 2 18
3 7  キミ・ライコネン フェラーリ 55 19.43 3 15
4 5  セバスチャン・ベッテル フェラーリ 55 43.735 15 12
5 11  セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 55 1:03.952 4 10
6 3  ダニエル・リカルド レッドブル・ルノー 55 1:05.010 5 8
7 27  ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス 55 1:33.618 7 6
8 19  フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 55 1:37.751 8 4
9 8  ロマン・グロージャン ロータス・メルセデス 55 1:38.201 18 2
10 26  ダニール・クビアト レッドブル・ルノー 55 1:42.371 9 1
11 55  カルロス・サインツ トロロッソ・ルノー 55 1:43.525 10  
12 22  ジェンソン・バトン マクラーレン・ホンダ 54 +1 Lap 12  
13 77  バルテッリ・ボッタス ウィリアムズ・メルセデス 54 +1 Lap 6  
14 9  マーカス・エリクソン ザウバー・フェラーリ 54 +1 Lap 17  
15 12  フェリペ・ナッセ ザウバー・フェラーリ 54 +1 Lap 14  
16 33  マックス・フェルスタッペン トロロッソ・ルノー 54 +1 Lap 12  
17 14  フェルナンド・アロンソ マクラーレン・ホンダ 53 +2 Lap 17  
18 28  ウィル・スティーブンス マルシャ・フェラーリ 53 +2 Laps 19  
19 9'8  ロベルト・メリ マルシャ・フェラーリ 52 +3 Laps PIT  
Ret 13  パストール・マルドナド ロータス・メルセデス 0 アクシデント 13  

2014年シーズン

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2014年シーズン
決勝レースは気温26度、路面温度は32度のコンディションの下スタートが切られた。ポールシッターのロズベルグはスタートに失敗。それとは対照的にハミルトンは抜群のスタートでトップを奪った。その後、トップを奪われたロズベルグはハミルトンの前になすすべもなく、さらにはブレーキングミスからERSにトラブルが発生し、モーターによるパワーアシストを失ったロズベルグは次々と後続にかわされたが、ロズベルグは走行を続け、14位で終えた。一方のハミルトンも同様のトラブルを警戒し、ペースを落とす。これをチャンスとみたマッサは猛然と追い上げ、最大20秒近くあったその差を残り5周で5秒まで詰めたものの、ハミルトンもペースを上げて応戦。トップでチェッカーを受け、チャンピオン獲得に花を添えた。2位には終盤スーパーソフトタイヤで追い上げたマッサ、3位にはスタートで後退したボッタスが入り、ウィリアムズはダブル表彰台を獲得して、コンストラクターズランキング3位となり、昨年9位からの大躍進を果たした。ピットレーンからスタートしたリカルドは、終始安定したペースで、しかも鮮やかなオーバーテイクを繰り返して4位でフィニッシュし、躍進を象徴する走りでシーズンを締めくくった。5位はマクラーレンのバトンで、6、7位にはヒュルケンベルグ、ペレスのフォースインディア勢が入り、8位にはリカルド同様ピットスタートのベッテル。フェラーリの2台は9、10位で終え来年への課題を残した。またザウバー勢は15位と16位に終わり入賞を果たせなかったことで、参戦以来初めてノーポイントでシーズンを終えることとなった。
2014年アブダビGP予選
Pos No ドライバーチームQ1Q2Q3 Grid
1 6 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:41.308 1:41.459 1:40.480 1
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:41.207 1:40.920 1:40.866 2
3 77 バルテッリ・ボッタス ウィリアムズ・メルセデス 1:42.346 1:41.376 1:41.025 3
4 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 1:41.475 1:41.144 1:41.119 4
5 26 ダニール・クビアト トロロッソ・ルノー 1:42.302 1:42.082 1:41.908 5
6 22 ジェンソン・バトン マクラーレン・メルセデス 1:42.137 1:41.875 1:41.964 6
7 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:42.439 1:42.168 1:42.236 7
8 14 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1:42.467 1:41.940 1:42.866 8
9 20 ケビン・マグヌッセン マクラーレン・メルセデス 1:42.104 1:42.198   9
10 25 ジャン=エリック・ベルニュ トロロッソ・ルノー 1:42.413 1:42.207   10
11 11 セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 1:42.654 1:42.239   11
12 27 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス 1:42.444 1:42.384   12
13 99 エイドリアン・スーティル ザウバー・フェラーリ 1:42.746 1:43.074   13
14 8 ロマン・グロージャン ロータス・ルノー 1:42.768     18
15 21 エステバン・グティエレス ザウバー・フェラーリ 1:42.819     14
16 13 パストール・マルドナド ロータス・ルノー 1:42.860     15
17 10 小林可夢偉 ケータハム・ルノー 1:44.540     16
18 9 ウィル・スティーブンス ケータハム・ルノー 1:45.095     17
失格 3 ダニエル・リチャルド レッドブル・ルノー 1:42.204 1:41.692 1:41.267 PIT
失格 1 セバスチャン・ベッテル レッドブル・ルノー 1:42.495 1:42.147 1:41.893 PIT
2014年アブダビGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 44  ルイス・ハミルトン メルセデス 55 1:39:02 2 50
2 19  フェリペ・マッサ ウィリアムズ・メルセデス 55 2.576 4 36
3 77  バルテッリ・ボッタス ウィリアムズ・メルセデス 55 28.88 3 30
4 3  ダニエル・リチャルド レッドブル・ルノー 55 37.237 PIT 24
5 22  ジェンソン・バトン マクラーレン・メルセデス 55 1:00.334 6 20
6 27  ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア・メルセデス 55 1:02.148 12 16
7 11  セルジオ・ペレス フォースインディア・メルセデス 55 1:11.060 11 12
8 1  セバスチャン・ベッテル レッドブル・ルノー 55 1:12.045 PIT 8
9 14  フェルナンド・アロンソ フェラーリ 55 1:25.813 8 4
10 7  キミ・ライコネン フェラーリ 55 1:27.820 7 2
11 20  ケビン・マグヌッセン マクラーレン・メルセデス 55 1:30.376 9  
12 25  ジャン=エリック・ベルニュ トロロッソ・ルノー 55 1:31.947 10  
13 8  ロマン・グロージャン ロータス・ルノー 54 +1 Lap 18  
14 6  ニコ・ロズベルグ メルセデス 54 +1 Lap 1  
15 21  エステバン・グティエレス ザウバー・フェラーリ 54 +1 Lap 14  
16 9'9  エイドリアン・スーティル ザウバー・フェラーリ 54 +1 Lap 13  
17 46  ウィル・スティーブンス ケータハム・ルノー 54 +1 Lap 17  
Ret 10  小林可夢偉 ケータハム・ルノー 42 ブレーキ 16  
Ret 13  パストール・マルドナド ロータス・ルノー 26 エンジン火災 15  
Ret 26  ダニール・クビアト トロロッソ・ルノー 14 電気系統 5  

2012年シーズン

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2012年シーズン
予選ではレッドブルのベッテルが3位、フェラーリのアロンソが7位とベッテルとアロンソの間に3台もの車が割り込む事になった。しかし、ベッテルが予選結果から除外されアロンソの順位は1つ繰り上がり6位、ベッテルはピットレーンスタートを選択した。

迎えた決勝レーススタートではフロントロースタートのレッドブルのウェバーの蹴り出しが悪く、4位スタートのライコネンが2位に踊り出た。フェラーリのアロンソはマクラーレンのバトンを抜き9コーナーを過ぎてからの2つ目のロングストレートでウェバーを抜き4位に浮上。後方ではヒュルケンベルグがスタートで他車に挟まれサンドイッチ状態になり、ブルーノセナと接触してリタイア。2周目には先頭のハミルトンが8コーナーでオーバーし、その後のストレートで2位のロータスのライコネンに迫られるもなんとかポジションをキープした。一方ピットレーンスタートのベッテルも同じく8コーナーでセナと接触、フロントウィング右側にダメージを受けたが、そのまま走り続ける。

2周目にライコネンに迫られたトップのハミルトンだがそれ以降はFLを記録するなど2位以降との差をぐんぐん広げていく。

9周目にメルセデスのロズベルグとカーティケヤンが15コーナーで接触しクラッシュ。ロズベルグがカーティケヤン車の上を舞う大きな事故となった。このクラッシュによってSCが入る。この時点で1位ハミルトン、2位ライコネン、3位マルドナド、4位アロンソ、5位ウェバーでレースは進行していた。ベッテルはオーバーテイクを重ね12位まで順位を上げていた。しかしSC中にウェービングをしていると前方のリカルドと接触しかけ、コース外に逃れるもコース脇のDRSのアクティベーションラインを示すボードに接触。フロントウィングの左翌端盤を損傷。これでピットストップをし、ベッテルは再び最後尾に沈む事となる。

20周目、ここまで順調に優勝に向けて2位との差を広げつつ快走していたマクラーレンのハミルトンが突然ストップ、リタイア。これでロータスのライコネンがトップに立つ。その翌周には3位のフェラーリのアロンソがマルドナドを抜き2位へ浮上。23周目同じくレッドブルのウェバーがペースの落ちてきたマルドナドを抜きにかかるも接触しスピン、7位まで落ちる。次の周に今度はマクラーレンのバトンがマルドナドに仕掛けこちらは接触なくバトンが前に立った。26周目ウェバーとマッサが接触しマッサがスピン。この間に後ろにいたベッテルもマッサをかわす。

38周目、ベッテルがピットイン、ソフトタイヤからソフトタイヤへと履き替える。これで上位陣の順位は1位ライコネン、2位アロンソ、3位バトン、4位ベッテル。

ベッテルがピットストップを行ったその周にディレスタ、グロージャン、ペレス、ウェバーが絡むアクシデントが発生し、タイトル争いの一角のレッドブルのウェバーがリタイア。ペレスにはストップ&ゴーペナルティ。レース後この事故の原因となったペレスのその荒い運転に批判の声が上がった。そしてこのレース2回目のSCが出動する。このSCで4位のベッテルが得をする。3位バトンとの14秒以上の差が無くなり、ニュータイヤを装着している分だけ有利な状況となった。

43周目にSCが退去しレースが再開。ここから4位ベッテルが前のバトンを抜きにかかる。そして52周目にDRSを使ってバトンを11コーナーで抜き3位へ順位を上げる。一方優勝争いはライコネンとアロンソの戦いが続いていた。リスタート後一時は開いた両者の差だが53周目をアロンソがFLでまとめDRS圏内の1秒以内に近づく。しかしライコネンも譲らずDRS圏内にアロンソを入れさせない。ファイナルラップもアロンソは車の挙動を乱しながら攻め続けるが後一歩及ばず。ライコネンのF1復帰後初優勝。2位にはアロンソ、3位にはベッテルが入った。

2位フィニッシュを飾ったアロンソだったがベッテルが3位に入ったためドライバーズ・チャンピオンシップでは3点しか縮まらなかった。一方のベッテルは他車のリタイアやSCに助けられ表彰台を獲得し、ピットレーンスタートからこれ以上ない結果を手にした。
2012年アブダビGP予選
Pos No ドライバーチームQ1Q2Q3 Grid
1 4 ルイス・ハミルトン マクラーレン-メルセデス 1:41.497 1:40.901 1:40.630 1
2 2 マーク・ウェバー レッドブル-ルノー 1:41.933 1:41.277 1:40.987 2
DSQ 1 セバスチャン・ベッテル レッドブル-ルノー 1:42.160 1:41.511 1:41.073 PL1
4 18 パストール・マルドナド ウィリアムズ-ルノー 1:41.981 1:41.907 1:41.226 3
5 9 キミ・ライコネン ロータス-ルノー 1:42.222 1:41.532 1:41.260 4
6 3 ジェンソン・バトン マクラーレン-メルセデス 1:42.342 1:41.873 1:41.290 5
7 5 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1:41.939 1:41.514 1:41.582 6
8 8 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:41.926 1:41.698 1:41.603 7
9 6 フェリペ・マッサ フェラーリ 1:41.974 1:41.846 1:41.723 8
10 10 ロマン・グロージャン ロータス-ルノー 1:42.046 1:41.620 1:41.778 9
11 12 ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア-メルセデス 1:42.579 1:42.019   10
12 15 セルジオ・ペレス ザウバー-フェラーリ 1:42.624 1:42.084   11
13 11 ポール・ディ・レスタ フォースインディア-メルセデス 1:42.572 1:42.218   12
14 7 ミハエル・シューマッハ メルセデス 1:42.735 1:42.289   13
15 19 ブルーノ・セナ ウィリアムズ-ルノー 1:43.298 1:42.330   14
16 14 小林可夢偉 ザウバー-フェラーリ 1:43.582 1:42.606   15
17 16 ダニエル・リチャルド トロ・ロッソ-フェラーリ 1:43.280 1:42.765   16
18 17 ジャン=エリック・ベルニュ トロ・ロッソ-フェラーリ 1:44.058     17
19 20 ヘイキ・コバライネン ケータハム-ルノー 1:44.956     18
20 25 シャルル・ピック マルシャ-コスワース 1:45.089     19
21 21 ビタリー・ペトロフ ケータハム-ルノー 1:45.151     20
22 24 ティモ・グロック マルシャ-コスワース 1:45.426     21
23 22 ペドロ・デ・ラ・ロサ HRT-コスワース 1:45.766     22
24 23 ナレイン・カーティケヤン HRT-コスワース 1:46.382     23
2012年アブダビGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 9  キミ・ライコネン ロータス-ルノー 55 1:45:58 4 25
2 5  フェルナンド・アロンソ フェラーリ 55 0.852 6 18
3 1  セバスチャン・ベッテル レッドブル-ルノー 55 4.163 PL 15
4 3  ジェンソン・バトン マクラーレン-メルセデス 55 7.787 5 12
5 18  パストール・マルドナド ウィリアムズ-ルノー 55 13.007 3 10
6 14  小林可夢偉 ザウバー-フェラーリ 55 20.076 15 8
7 6  フェリペ・マッサ フェラーリ 55 22.896 8 6
8 19  ブルーノ・セナ ウィリアムズ-ルノー 55 23.542 14 4
9 11  ポール・ディ・レスタ フォースインディア-メルセデス 55 24.16 12 2
10 16  ダニエル・リチャルド トロ・ロッソ-フェラーリ 55 27.463 16 1
11 7  ミハエル・シューマッハ メルセデス 55 28.075 13  
12 17  ジャン=エリック・ベルニュ トロ・ロッソ-フェラーリ 55 34.906 17  
13 20  ヘイキ・コバライネン ケータハム-ルノー 55 47.764 18  
14 24  ティモ・グロック マルシャ-コスワース 55 56.473 21  
15 15  セルジオ・ペレス ザウバー-フェラーリ 55 56.768 11  
16 21  ビタリー・ペトロフ ケータハム-ルノー 55 1:04.595 20  
17 22  ペドロ・デ・ラ・ロサ HRT-コスワース 55 1:11.778 2'21  
Ret 25  シャルル・ピック マルシャ-コスワース 41 エンジン 19  
Ret 10  ロマン・グロージャン ロータス-ルノー 37 接触 9  
Ret 2  マーク・ウェバー レッドブル-ルノー 37 接触 2  
Ret 4  ルイス・ハミルトン マクラーレン-メルセデス 19 燃圧 1  
Ret 23  ナレイン・カーティケヤン HRT-コスワース 7 接触 23  
Ret 8  ニコ・ロズベルグ メルセデス 7 接触 7  
Ret 12  ニコ・ヒュルケンベルグ フォースインディア-メルセデス 0 接触 10  

2010年シーズン

F1アブダビ海外観戦ツアー
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2010年シーズン
決勝レースは気温29度、路面温度33度で開始される。上位10台はいずれもスーパーソフトタイヤを装着。ブリヂストンの分析では10周ほどしか保たない可能性もあり、ミディアムへ交換するタイミングの判断が重要となった。

スタートでは偶数列のマクラーレンの2台が鋭い加速をみせた。ハミルトンは1コーナーでインを狙うが、PPのベッテルが首位を死守した。逆に、フェラーリのアロンソはマクラーレンのバトンに抜かれて4位に順位を下げた。

ヘアピン手前の6コーナーに差し掛かったところでメルセデスのシューマッハがスピンし、フォースインディアのリウッツィのマシンが乗り上げた。散乱した破片を撤去するため、5周目までSCが導入された。この間を利用してピットインし、早々とミディアムタイヤに履き替えるマシンもあった。

レース再開後、ベッテルとハミルトンは3位のバトン以下を引き離して2台で異次元の速さでトップ争いをする。フェラーリのアロンソはレッドブルのウェバーを後方に従え、4位キープで走行を続ける。リアタイヤのグリップ低下に苦しむウェバーは、11周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換した。フェラーリ陣営はこれに反応してマッサをピットに呼ぶが、ウェバーの前でコースに送り出すことは出来ずオーバーカットに失敗した。

ウェバーがFLを記録したのを見て、アロンソに15周目にピットインの指示が出される。アロンソは狙い通りウェバーの前をキープしたまま戦列に復帰したが、SC走行中にタイヤ交換を済ませていたメルセデスのロズベルグとルノーのペトロフに先行を許し、実質的には6位に後退してしまった。アロンソはペトロフの後ろに迫るが、ルノーのマシンは直線スピード速く、2本のロングストレートでもオーバーテイクすることが出来ない。ウェバーもアロンソを脅かすほどの勢いがなく、チャンピオン争いの2名は思わぬ苦境に陥った。

一連のタイヤ交換が終わるとベッテルはトップに再び上がり、危なげなく55周を走り切って今季5勝目を挙げた。2位はメルセデスのハミルトン、3位はマクラーレンのバトン。4位はメルセデスのロズベルグ。ロズベルグが4位に入賞した時点でベッテルの大逆転チャンピオン獲得が決定した。アロンソは7位、ウェバーは8位というまさかの順位に終わった。

2010年はベッテルが256点で自身初のドライバーズチャンピオンを獲得。23歳134日での初戴冠は、2008年のハミルトンを上回る史上最年少記録となった。2位は252点のアロンソ、3位は242点のウェバー、4位は240点のハミルトン。年間ランキングが1位から4位までがわずか16ポイントという大接戦のシーズンであった。

2010年アブダビGP予選
Pos No ドライバーチームQ1Q2Q3 Grid
1 5 セバスチャン・ベッテル レッドブル・ルノー 1:40.318 1:39.874 1:39.394 1
2 2 ルイス・ハミルトン マクラーレン・メルセデス 1:40.335 1:40.119 1:39.425 2
3 8 フェルナンド・アロンソ フェラーリ 1:40.170 1:40.311 1:39.792 3
4 1 ジェンソン・バトン マクラーレン・メルセデス 1:40.877 1:40.014 1:39.823 4
5 6 マーク・ウェバー レッドブル・ルノー 1:40.690 1:40.074 1:39.925 5
6 7 フェリペ・マッサ フェラーリ 1:40.942 1:40.323 1:40.202 6
7 9 ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ・コスワース 1:40.904 1:40.476 1:40.203 7
8 3 ミハエル・シューマッハ メルセデス 1:41.222 1:40.452 1:40.516 8
9 4 ニコ・ロズベルグ メルセデス 1:40.231 1:40.060 1:40.589 9
10 12 ヴィタリー・ペトロフ ルノー 1:41.018 1:40:658 1:40.901 10
11 11 ロバート・クビサ ルノー 1:41.336 1:40.780   11
12 23 小林可夢偉 BMWザウバー・フェラーリ 1:41.045 1:40.783   12
13 14 エイドリアン・スーティル フォースインディア・メルセデス 1:41.473 1:40.914   13
14 22 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー・フェラーリ 1:41.409 1:41.113   14
15 10 ニコ・ヒュルケンベルグ ウィリアムズ・コスワース 1:41.015 1:41.418   15
16 15 ヴィタントニオ・リウッツィ フォースインディア・メルセデス 1:41.681 1:41.642   16
17 17 ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソ・フェラーリ 1:41.707 1:41.738   17
18 16 セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソ・フェラーリ 1:41.824     18
19 18 ヤルノ・トゥルーリ ロータス・コスワース 1:43.516     19
20 19 ヘイキ・コバライネン ロータス・コスワース 1:43.712     20
21 24 ティモ・グロック ヴァージン・コスワース 1:44.095     21
22 25 ルーカス・ディ・グラッシ ヴァージン・コスワース 1:44.510     22
23 21 ブルーノ・セナ HRT・コスワース 1:45.085     23
24 20 クリスチャン・クリエン HRT・コスワース 1:45.296     24
2010年アブダビGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 5  セバスチャン・ベッテル レッドブル・ルノー 55 1:39:36 1 25
2 2  ルイス・ハミルトン マクラーレン・メルセデス 55 10.162 2 18
3 1  ジェンソン・バトン マクラーレン・メルセデス 55 11.047 4 15
4 4  ニコ・ロズベルグ メルセデス 55 30.747 9 12
5 11  ロバート・クビサ ルノー 55 39.026 11 10
6 12  ヴィタリー・ペトロフ ルノー 55 43.52 10 8
7 8  フェルナンド・アロンソ フェラーリ 55 43.797 3 6
8 6  マーク・ウェバー レッドブル・ルノー 55 44.243 5 4
9 17  ハイメ・アルグエルスアリ トロ・ロッソ・フェラーリ 55 50.201 17 2
10 7  フェリペ・マッサ フェラーリ 55 50.868 6 1
11 22  ニック・ハイドフェルド BMWザウバー・フェラーリ 55 51.551 14  
12 9  ルーベンス・バリチェロ ウィリアムズ・コスワース 55 57.686 7  
13 14  エイドリアン・スーティル フォースインディア・メルセデス 55 58.325 13  
14 23  小林可夢偉 BMWザウバー・フェラーリ 55 59.558 12  
15 16  セバスチャン・ブエミ トロ・ロッソ・フェラーリ 55 1'03.178 18  
16 10  ニコ・ヒュルケンベルグ ウィリアムズ・コスワース 55 1'04.763 15  
17 19  ヘイキ・コバライネン ロータス・コスワース 54 +1 Lap 20  
18 25  ルーカス・ディ・グラッシ ヴァージン・コスワース 53 +2 Laps 22  
19 21  ブルーノ・セナ HRT・コスワース 53 +2 Laps 23  
20 20  クリスチャン・クリエン HRT・コスワース 53 +2 Laps 24  
21 18  ヤルノ・トゥルーリ ロータス・コスワース 51 リアウィング 19  
Ret 24  ティモ・グロック ヴァージン・コスワース 43 ギアボックス 21  
Ret 3  ミハエル・シューマッハ メルセデス 0 接触 8  
Ret 15  ヴィタントニオ・リウッツィ フォースインディア・メルセデス 0 接触 16  
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