F1アゼルバイジャンGP(グランプリ)過去の予選とレース結果

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概要

2016年、アゼルバイジャンのバクー市街地にて、初めてF1グランプリが開催されることになった。2016年のみ「ヨーロッパGP」の名称を使用し、2017年からは「アゼルバイジャンGP」へ名称変更することになった。

2016年のみ「ヨーロッパGP」の名称を使用した理由について「初開催にあたり、アゼルバイジャンをヨーロッパの一部、ヨーロッパのレースとして位置づけたかった。世界に我々のヨーロッパのメンタリティ、外国人観光客がここに容易に訪問し、快適性を見つけられるという国の開放性を示したかった」とのこと。名称変更の理由について「我々はレースを“F1アゼルバイジャンGP”へと名前を変えるのに適切な時間だと感じている。2018年のレース後、多くのF1ファンが我々の社会がヨーロッパのメンタリティと密接に関連していることを発見したが、2017年以降もアゼルバイジャンでレースが開催される今、注目を引くには適切な時間だと感じた」と述べている。

コース幅の狭い市街地コースであるが故にSCが出動するケースが多く、毎回、荒れた展開になりやすい傾向にある。

2016年から10年間のGP開催契約を締結したが、2018年にこの契約の解約条項が発動され、2020年までに短縮され、2019年に改めて3年間の延長契約が成立し、2023年まで開催されることになった。

2019年シーズン

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2019年シーズン
金曜午前のFP1開始から13分後、ウィリアムズのラッセルが走行中にマンホールの蓋を踏んでしまい、その蓋がマシンに4Gの衝撃でぶつかりフロアに大きなダメージを受け、コース上にはデブリが散らばりFP1は赤旗中断となる。ラッセルのマシンを撤去して赤旗が解除されイエローフラッグに変わったが、コース上にあるすべてのマンホールの蓋が安全な状態であることを確認する必要が生じたため、15分後にFP1は終了した。タイム計測を記録したのはフェラーリの2台のみで、ルクレールの1分47秒497がベストであった。メルセデスの2台は一度もコースイン出来なかった。ラッセル自身は無事だったが、モノコックの交換が必要となり、金曜午後のフリー走行2のセッションも走行出来なくなった。クレア・ウィリアムズ副代表は、このアクシデントで生じた損害は数十万ポンドに及ぶ見込みとしている。

コース上の全てのマンホールを確認し終わり、フリー走行1の後に開催するF2の予選は30分遅れとなったが、金曜午後のフリー走行2は予定通り行われた。フェラーリのルクレールがマシンをバリアにヒットしつつも1分43秒598の最速タイムを出した時、レーシングポイントのストロールがターン2を曲がりきれずにクラッシュした為、赤旗が出され、セッションは10分間中断する。パワステ周辺にトラブルが出ていたウィリアムズのクビアトは45分遅れでコースインしたが、ターン7でクラッシュして再び10分間の赤旗中断となった。金曜フリー走行2もフェラーリの2台が好調で、フリー走行1に続いてルクレールが1分42秒872のベストタイムを出した。ホンダはこのアゼルバイジャンからスペック2を投入しており、トロ・ロッソ勢もクビアトはクラッシュしたものの6番手、アルボンも8番手と好調で、レッドブルはフェルスタッペンが4番手であったが、ガスリーはピットイン時に提示されていたFIAの重量測定の指示を見落とし、結果的にルールを順守しなかった為、決勝はピットレーンからスタートする裁定が下された。

土曜午前のフリー走行3もフェラーリ勢が1-2位を占め、ルクレールが1分41秒604でトップタイム。ガスリーは最下位であったが、ピットレーンスタートが決まっている為、決勝での追い上げを考えてロングラン重視のセットアップに徹したことによるものである。

メルセデスのボッタスが2戦連続のPPを獲得。チームメイトのハミルトンが続いてメルセデスがフロントローを独占した。フリー走行3まで好調だったフェラーリの2台はルクレールがQ2でのクラッシュにより結果、10番手。ベッテルもメルセデス勢に及ばず予選3番手と振るわなかった。

既にピットレーンスタートが決まっているガスリーが予選Q1でトップタイムを記録したが、予選後に燃料流量が100kg/hを超えていたことが判明した為、失格となったが、ピットレーンスタートに変わりはなく、実質的な影響はない。予選Q1の終了間際にウィリアムズのクビサがターン8でクラッシュした。マシン撤去とデブリ除去、バリア修復により赤旗が出されて終了した。予選Q2でもルクレールが同じターン8で装着しているタイヤを誤認識しブレーキングミスでウォールにヒットしクラッシュ。再び赤旗中断となる。2回の赤旗中断によりQ3は50分遅れで開始され、2時間に渡る長い予選となった。

予選後、アルファロメオのライコネンにフロントウイングのレギュレーション違反があると判断され、予選結果が抹消。ピットレーンスタートとなり、クビサはグリッド最後尾かピットレーンスタートを選ぶことができた為、ピットレーンスタートを選択した。これにより、ピットレーンスタートが3台となったが、ペナルティの関係からクビサ-ライコネン-ガスリーの順でスタートすることとなる。

2016年の予選で最高速を記録するもコース上の蓋が外れる不運に遭遇、2018年は残り僅かの所でデブリを踏んでリタイアに追い込まれる、などバクーに相性の良くなかったバルテリ・ボッタスが、今年はポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を達成。チームメイトのハミルトンも2位に続き、2014年にエンジンがPUになって以来、圧倒的な強さ・速さを発揮しているメルセデスがF1史上初の開幕から4戦連続のワンツーフィニッシュを達成した。フェラーリのベッテルは3位。4位にレッドブルのフェルスタッペン、ルクレールは5位だったが、FLを記録し1点を追加加算した。ピットレーンスタートのレッドブルのガスリーは6番手まで順位を上げるなど順調な展開であったが、終盤にクランクシャフトの故障によりリタイア。 ホンダ勢のクビアトは10番手を走行中、ルノーのリカルドに巻き込まれる形で両者コースアウト。そこでリカルドはコース復帰を急ぐあまり後方の確認を忘れてしまい、クビアトに衝突するという素人的なミスを起こす。結果、両者はマシンを損傷させリタイア。クビアトは入賞のチャンスを奪われる形となった。また、リカルドはこのミスの代償として翌戦のスペインGPにて3グリッド降格とペナルティポイント2点加算処分を課せられることとなった。リカルドはレース後に自らのミスを恥じ、クビアトに素直に謝罪をし、クビアトもこのリカルドの率直な謝罪を受け入れた。

不運のホンダ勢は4人中1人しか入賞しなかったものの、アルボンが最高速350Km/hオーバーを記録し、当レースにおいて最高速トップを記録した。

2019年 アゼルバイジャンGP予選
Pos No ドライバーチームQ1Q2Q3 Grid
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:42.026 1:41.500 1:40.495 1
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:41.614 1:41.580 1:40.554 2
3 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:42.042 1:41.889 1:40.797 3
4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダ 1:41.727 1:41.388 1:41.069 4
5 11 セルジオ・ペレス レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1:42.249 1:41.870 1:41.593 5
6 26 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-ホンダ 1:42.324 1:42.221 1:41.681 6
7 4 ランド・ノリス マクラーレン-ルノー 1:42.371 1:42.084 1:41.886 7
8 99 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ-フェラーリ 1:42.140 1:42.381 1:42.424 17
9 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:41.426 1:41.995 No Time 8
10 55 カルロス・サインツ マクラーレン-ルノー 1:41.936 1:42.398 9
11 3 ダニエル・リカルド ルノー 1:42.486 1:42.477 10
12 23 アレクサンダー・アルボン トロ・ロッソ-ホンダ 1:42.154 1:42.494 11
13 20 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 1:42.382 1:42.699 12
14 18 ランス・ストロール レーシング・ポイント-BWTメルセデス 1:42.630 13
15 8 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 1:43.407 14
16 27 ドニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:43.427 15
17 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ-メルセデス 1:45.062 16
18 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ-メルセデス 1:45.455 PL
DSQ 7 キミ・ライコネン アルファロメオ-フェラーリ 1:42.059 1:42.082 1:43.068 PL
DSQ 10 ピエール・ガスリー レッドブル-ホンダ 1:41.335 No Time PL
2019年 アゼルバイジャンGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 51 1:31:52.942 1 25
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 51 +1.524 2 18
3 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 51 +11.739 3 15
4 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル-ホンダ 51 +17.493 4 12
5 16 シャルル・ルクレール フェラーリ 51 +1:09.107 8 11
6 11 セルジオ・ペレス レーシング・ポイント-BWTメルセデス 51 +1:16.416 5 8
7 55 カルロス・サインツ マクラーレン-ルノー 51 +1:23.826 9 6
8 4 ランド・ノリス マクラーレン-ルノー 51 +1:40.268 7 4
9 18 ランス・ストロール レーシング・ポイント-BWTメルセデス 51 +1:43.816 9 2
10 7 キミ・ライコネン アルファロメオ-フェラーリ 50 +1 Lap PL 1
11 23 アレクサンダー・アルボン トロ・ロッソ-ホンダ 50 +1 Lap 11
12 99 アントニオ・ジョヴィナッツィ アルファロメオ-フェラーリ 50 +1 Lap 17
13 20 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 50 +1 Lap 12
14 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 50 +1 Lap 15
15 63 ジョージ・ラッセル ウィリアムズ-メルセデス 49 +2 Laps 16
16 88 ロバート・クビサ ウィリアムズ-メルセデス 49 +2 Laps PL
Ret 10 ピエール・ガスリー レッドブル-ホンダ 38 ドライブシャフト PL
Ret 8 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 38 ブレーキ 14
Ret 26 ダニール・クビアト トロ・ロッソ-ホンダ 33 接触ダメージ 6
Ret 3 ダニエル・リカルド ルノー 31 接触ダメージ 10

2018年シーズン

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2018年シーズン
フェラーリのベッテルが3戦連続のPPを獲得した。

メルセデスは予選に向けて、出力の高い予選モードを使用できる時間を延長することを決定し、自チームとPUを供給しているフォース・インディアとウィリアムズの3チームに対し使用許可を出した。ハースのグロージャンがターン3でタイヤをロックさせてコースアウト、ギアボックスのトラブルでタイムを記録できず予選を終えた。セッション終了直前、タイヤがパンクしてスローダウンしたハートレイとチームメイトのガスリーがターン15でニアミスしてしまい、ガスリーは接触を辛うじて回避したが、あわや同士討ちの大惨事になるところだった。ガスリーはタイムを伸ばせず16位、ハートレイも107%を下回るタイムしか記録できず、トロ・ロッソは2台ともQ1敗退となった。この他、バンドーンとエリクソンがQ1で敗退した。
メルセデス、フェラーリ、レッドブルは決勝スタートのタイヤを考慮し、スーパーソフトでタイムアタックを行う。フェラーリのライコネンは1回目のアタックでタイムを出せず、2回目は中古のウルトラソフトでアタックしてトップタイムを出した。レッドブルのリカルドは10位で辛うじてQ3へ進出した。ウィリアムズの2台、フェルナンド・アロンソ、ルクレール、ケビン・マグヌッセンがQ2敗退となった。

全車ウルトラソフトでアタックを行う。1回目のアタックはフェラーリのベッテルが1:41.498でトップ、メルセデスのハミルトンとボッタスが続く。ライコネンはターン16出口でワイドになってタイムロスしてしまい6番手にとどまった。最後のアタックでハミルトンは自己ベストを更新したがベッテルに届かず、ライコネンも第1セクターと第2セクターで最速タイムを出したが、ターン16出口でリアが流れてタイムを更新できず6番手のままで終わった。


大波乱のレースを制したメルセデスのハミルトンが今季初勝利を挙げ、5連覇がかかるメルセデス勢にとって今季初勝利を挙げた。ルクレールとハートレイはF1初入賞を果たしている。フォースインディアのペレスは今季初表彰台。

1周目、後方集団でシロトキンがアロンソとサインツに挟まれて行き場をなくし、アロンソと接触。シロトキンはリタイア。アロンソは接触により、右側のタイヤをすべて失い、フロアも軽度のダメージを負い、ピットへ何とか帰還し、レースに復帰。一方、前方もフォースインディアのオコンとフェラーリのライコネンが接触。オコンはリタイア。ライコネンは緊急ピットインし、順位を下げた。複数の接触とリタイアにより、1度目のSCが導入される。

以降は10周目にルノーのヒュルケンベルグがコースオフによる接触リタイアがあったものの、フェラーリのベッテルがトップを走行し、ピットインしたタイミングでメルセデスのボッタスが先頭に立つ。一方レッドブルの2台がホイールトゥホイールの展開でバトルを展開。そして、38周目までピットインを遅らせていたレッドブル2台がダブルストップを敢行。2台とも順位落とさずコースに復帰する。これにより、メルセデスのボッタス以外全員がピットストップを終えていた。40周目、バトルをしていたレッドブル2台がフェルスタッペンんのブレーキングを避けきれず、リカルドはフェルスタッペンに追突。同士討ちを起こし、ダブルリタイア。これを受け、2度目のSCが導入される。メルセデスは先頭を走行していたボッタスをピットインさせ、トップのまま送り出す。他のマシンも急きょタイヤ交換を行い、SC解除後の数周にかける。一方で周回遅れのドライバーは、コーススチュワードにSCの追い越しが認められたため、この間に周回遅れが解消され、入賞のチャンスがやってくるが、ハースのグロージャンがSC導入中にドライビングミスで単独クラッシュを起こし、SC導入が延長される。

残り3周、SCが解除される。フェラーリのベッテルはメルセデスのボッタスをオーバーテイクするべく、ブレーキング勝負を仕掛けるが失敗し順位を落とす。ボッタスがこのまま逃げ切り優勝するかと思われたが、不運にもデブリを踏んでタイヤをバーストさせてしまいリタイヤ。2位につけていたメルセデスのハミルトンがトップに浮上し逃げ切り、メルセデスとハミルトンにとって今シーズン初勝利を飾った。1周目にマシンにダメージを負ったアロンソとライコネンだが、両者粘りの走りを見せ、アロンソ7位、ライコネン2位入賞でフィニッシュ。ベテランのドライバーの活躍が光った。また、SC解除前に5位にいたフォースインディアのペレスが3位に浮上して逃げ切り、チームと自身にとって2年ぶりの表彰台を獲得。ベッテルは順位を落としたものの4位を確保した。
ボッタスのリタイアにより、2017年モナコGP以来続いていたメルセデス勢のダブル入賞はここで途切れ、コンストラクター選手権も再びフェラーリに首位を奪われる結果となったものの、ドライバーズ選手権はハミルトンが首位に浮上した。

2018年 アゼルバイジャンGP予選
Pos No ドライバーチームQ1Q2Q3 Grid
1 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:42.762 1:43.015 1:41.498 1
2 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:42.693 1:42.676 1:41.677 2
3 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:43.355 1:42.679 1:41.837 3
4 3 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 1:42.857 1:43.482 1:41.911 4
5 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 1:42.642 1:42.901 1:41.994 5
6 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:42.538 1:42.510 1:42.490 6
7 31 エステバン・オコン フォース・インディア-メルセデス 1:43.021 1:42.967 1:42.523 7
8 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 1:43.992 1:43.366 1:42.547 8
9 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:43.746 1:43.232 1:43.066 14
10 55 カルロス・サインツ ルノー 1:43.426 1:43.464 1:43.351 9
11 18 ランス・ストロール ウィリアムズ-メルセデス 1:44.359 1:43.585 10
12 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ-メルセデス 1:44.261 1:43.886 11
13 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ルノー 1:44.010 1:44.019 12
14 16 シャルル・ルクレール ザウバー-フェラーリ 1:43.752 1:44.074 13
15 20 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 1:43.674 1:44.759 15
16 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン-ルノー 1:44.489 16
17 10 ピエール・ガスリー トロ・ロッソ-ホンダ 1:44.496 17
18 9 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 1:45.541 18
NC 28 ブレンドン・ハートレイ トロ・ロッソ-ホンダ 1:57.354 19
NC 8 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ No Time 20
2018年 アゼルバイジャンGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 51 1:43:44.291 2 25
2 7 キミ・ライコネン フェラーリ 51 +2.460 6 18
3 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 51 +4.024 8 15
4 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 51 +5.329 1 12
5 55 カルロス・サインツ ルノー 51 +7.515 9 10
6 16 シャルル・ルクレール ザウバー-フェラーリ 51 +9.158 13 8
7 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ルノー 51 +10.931 12 6
8 18 ランス・ストロール ウィリアムズ-メルセデス 51 +12.546 10 4
9 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン-ルノー 51 +14.152 16 2
10 28 ブレンドン・ハートレイ トロ・ロッソ-ホンダ 51 +18.030 19 1
11 9 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 51 +18.512 18
12 10 ピエール・ガスリー トロ・ロッソ-ホンダ 51 +24.720 17
13 20 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 51 +40.663 15
14 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 48 タイヤバースト 3
Ret 8 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 42 アクシデント 20
Ret 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 39 接触 5
Ret 3 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 39 接触 4
Ret 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 10 アクシデント 14
Ret 31 エステバン・オコン フォース・インディア-メルセデス 0 接触ダメージ 7
Ret 35 セルゲイ・シロトキン ウィリアムズ-メルセデス 0 接触ダメージ 11

2017年シーズン

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2017年シーズン
気温27度、路面温度53度、晴天のドライコンディション。マクラーレンはフェルナンド・アロンソのみ新スペックのエンジン(ICE)を投入した。開始から40分は多くのドライバーがミディアムタイヤで走り、長いストレートに合わせたロードラッグ仕様空力パッケージを使用している。40分経過時点でのトップはメルセデスのハミルトンで1:45.497。以後は多くのチームがスーパーソフトタイヤを履く中、フェラーリはソフトタイヤで走行していく。フォースインディアのペレスがターン8でクラッシュ。右リアサスペンションがもぎ取れるほどのダメージを受けた為、セッションは赤旗中断となった。残り6分でセッションが再開。トップタイムはレッドブル・ルノーのフェルスタッペンの1:44.410で、前年のトップタイムを2秒上回った。チームメイトのダニエル・リカルドが2番手に続いている。このタイム向上は今シーズンから導入されたタイヤによる部分が大きい。

フリー走行1回目にクラッシュしたフォースインディアのペレスは修復作業がセッション開始までに間に合った。30分が経過したところでターン15出口のバリアをクビアトがかすめ、バリアに巻かれている広告看板のフィルムが剥がれてコース上に撒かれてしまい、VSCが導入された。セッション再開直後にアロンソが「エンジン、エンジン!」と叫び、右側から白煙を上げてターン16にストップしたが、後にギアボックスのトラブルであったことが後に判明。セッション終了直前にレッドブルのフェルスタッペンがクラッシュし、セッションは実質的に終了となった。しかし、フェルスタッペンはこのセッションでもトップタイムを出している。

フリー走行3。大半のドライバーがスーパーソフトを装着する。ルノーのパーマーはマシンが出火して僅か7分でセッションを終えた。メルセデスのボッタスがトップタイムをソフトタイヤで記録する。セッション後半、フェラーリのベッテルがコースインした直後にトラブルが発生する。スーパーソフトを装着したメルセデスのハミルトンがトップタイムを記録し、チームメイトのボッタスもスーパーソフトで自己ベストを更新し2位につける。残り10分にフェラーリのライコネンがトップタイムを出すが、すぐにボッタスが自己ベストで更新する。セッション終盤、フェルスタッペンが電気系のトラブルでストップした。

予選はメルセデスのハミルトンがアイルトン・セナを抜き単独2位となる通算66回目のPPを獲得した。

Q1
フリー走行3回目でトラブルが発生したフェラーリのベッテルはPUを交換、レッドブルのフェルスタッペンはマシン修復が間に合い予選に臨んだが、ルノーのパーマーはマシン修復が間に合わず予選出走を諦めた。既にグリッド降格が決まっているマクラーレンの2台もPU(ICE、TC、MGU-H、MGU-K)を交換。フェルナンド・アロンソは旧スペックに戻し、チームメイトのバンドーンはギアボックス交換も行った。セッション開始とともに一斉にコースイン、全車スーパーソフトを装着している。メルセデスのハミルトンが1:42.384でトップタイムをマーク。0.160秒差でレッドブルのフェルスタッペンが続く。この2人に続くタイムを出したフォースインディアのオコンは、左側を壁にタッチさせてしまった。2回目のタイムアタックでメルセデスのハミルトンはさらにタイムを伸ばす。レッドブル・ルノーのフェルスタッペンが2位をキープし、ダニエル・リカルドが4位とレッドブル勢が好調ぶりをアピールした。
Q2
セッション開始直後から全車スーパーソフトを装着する。メルセデスのハミルトンがトップタイムをマークし、チームメイトのボッタスも続く。レッドブルのフェルスタッペンはPUのパワー低下を訴えタイムが伸びず4位に終わる。上位陣は無難にタイムアタックを終え、首位ハミルトンから6位リカルドまでが1秒以内の僅差だった。
Q3
1回目のタイムアタックでメルセデスのボッタスは僅かにターン8で右リアをバリアに接触させるもトップタイムを記録、ハミルトンはターン16でタイヤをロックさせてしまい2位、レッドブルのフェルスタッペンが3位に続く。2回目のタイムアタックを行っている最中、レッドブルのリカルドがターン6でクラッシュし、赤旗中断となる。18時5分に再開され、レッドブルのリカルドを除く各車が最後のタイムアタックを行い、メルセデスのハミルトンがチームメイトのボッタスを逆転しPPを決めた。ウィリアムズのストロールは初めてチームメイトのマッサを上回るグリッドを獲得した。

決勝レース
ターン1でトロロッソのサインツがスピンを喫する。ターン2ではメルセデスのボッタスとフェラーリのライコネンが接触、両者ともマシンにダメージを負い大きくポジションを落とす。5周目、レッドブルのリカルドがブレーキダクトにデブリを拾ってオーバーヒートしてしまったためデブリを除去する為にスケジュール外のピットイン。7周目、ルノーのパーマーがマシントラブルでリタイア。10周目、トロロッソのクビアトがターン13でストップ。クビアトのマシンの撤去のためSCが導入され、各車一斉にピットインしてタイヤ交換義務を敢行。SC導入中の11周目にフェルスタッペンのマシンにメカニカルトラブルが発生しリタイアとなった。

17周目にSCが解除され、フォースインディアのペレスが2位ベッテルに仕掛けるが、ベッテルはイン側を守り2位をキープ。その後方でもウィリアムズのマッサにフォースインディアのオコンとフェラーリのライコネンが仕掛けるが、ライコネンのマシンからデブリが飛び散ったため再びSCが導入される。

デブリが除去され、20周目にレースが再開されることになったが、その直前の19周目、ターン15で立ち上がりが遅いハミルトンにベッテルが追突してしまう。怒りを露わにしたベッテルがハミルトンに並びかけ、右にステアリングを切って故意にヒットした。この行為が後に審議対象となる。レースが再開され、ターン1でベッテルにペレス、マッサ、オコンが並び掛けていき、ベッテルは再びなんとか2位を守った。ウィリアムズのマッサがフォースインディアのペレスの前へ出ることに成功。続くターン2でフォースインディアのオコンがチームメイトのペレスのインに並びかけ、サイドバイサイドで接触。ペレスはコンクリートウォールの間に挟まれる形でステアリングアームを壊し、ピットインを余儀なくされる。その後ろにいたフェラーリのライコネンもデブリで左リアタイヤがパンクしてしまい、リアウイングなどに大きなダメージを負い、2人とも大きく順位を落とした。コース上にあまりに多くのデブリが落ちている状況を鑑み、レースは赤旗中断となった。

デブリの除去が終わり、レースは再開されるが、赤旗中断中にフェラーリのライコネンとフォースインディアのペレスはマシンを修復して隊列に戻ったが、ピットレーン停車中以外の作業は禁止されているため、両者ともドライブスルーペナルティを科せられ、ペレスはそのペナルティを消化した直後にリタイアし、連続完走記録は37(歴代2位。1位はニック・ハイドフェルドの41)でストップした。ウィリアムズのマッサはレース再開直後からマシンの調子が悪くそのままリタイア、ルノーのヒュルケンベルグはターン7でクラッシュしリタイアとなった。

首位を走るハミルトンはヘッドレストが外れてしまい、手で押さえて走っていたものの、交換のためピットイン。フェラーリのベッテルも危険行為のため10秒ストップ&ゴーペナルティが科され、両者とも優勝争いから後退する。これでレッドブルのリカルドがトップに立ち、ウィリアムズのストロールが2位、フォースインディアのオコンが3位に続き、序盤のアクシデントで大きく順位を落としていたメルセデスのボッタスが4位まで浮上していた。ここからボッタスが追い上げを見せオコンをパス、ストロールにも徐々に接近していき、ファイナルラップの最終ストレートでストロールをパスして2位まで順位を上げることに成功した。レッドブルのリカルドは2016年マレーシアグランプリ以来の勝利となった。最後はボッタスに抜かれたものの、ウィリアムズのストロールはデビューから僅か8戦で初の表彰台に立ち、2001年ドイツGPのヴィルヌーヴ以来16年ぶりとなるカナダ人ドライバーの表彰台となった。ベッテルはハミルトンの猛追をしのぎ4位でフィニッシュし、ハミルトンとのポイント差を広げた。マクラーレンはアロンソが9位に入賞し、8戦目でようやく今シーズン初ポイントを獲得した。
2017年 アゼルバイジャンGP予選
Pos No ドライバーチームQ1Q2Q3 Grid
1 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 1:41.983 1:41.275 1:40.593 1
2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 1:43.026 1:41.502 1:41.027 2
3 7 キミ・ライコネン フェラーリ 1:42.678 1:42.090 1:41.693 3
4 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 1:42.952 1:41.911 1:41.841 4
5 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 1:42.544 1:41.961 1:41.879 5
6 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 1:43.162 1:42.467 1:42.111 6
7 31 エステバン・オコン フォース・インディア-メルセデス 1:43.051 1:42.751 1:42.186 7
8 18 ランス・ストロール ウィリアムズ-メルセデス 1:43.613 1:42.284 1:42.753 8
9 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 1:43.165 1:42.735 1:42.798 9
10 3 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 1:42.857 1:42.215 1:43.414 10
11 26 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 1:42.927 1:43.186 11
12 55 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 1:43.489 1:43.347 15
13 20 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 1:44.029 1:43.796 12
14 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 1:43.930 1:44.267 13
15 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー-フェラーリ 1:44.317 1:44.603 14
16 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 1:44.334 19
17 8 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 1:44.468 16
18 9 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 1:44.795 17
19 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン-ホンダ 1:45.030 18
NC 30 ジョリオン・パーマー ルノー no time 20
2017年 アゼルバイジャンGP決勝
Pos No ドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGrid Points
1 3 ダニエル・リカルド レッドブル-タグ・ホイヤー 51 2:03:55.573 10 25
2 77 バルテリ・ボッタス メルセデス 51 +3.904 2 18
3 18 ランス・ストロール ウィリアムズ-メルセデス 51 +4.009 8 15
4 5 セバスチャン・ベッテル フェラーリ 51 +5.976 1 4 12
5 44 ルイス・ハミルトン メルセデス 51 +6.188 1 10
6 31 エステバン・オコン フォース・インディア-メルセデス 51 +30.298 7 8
7 20 ケビン・マグヌッセン ハース-フェラーリ 51 +41.753 12 6
8 55 カルロス・サインツ トロ・ロッソ 51 +49.400 15 4
9 14 フェルナンド・アロンソ マクラーレン-ホンダ 51 +59.551 19 2
10 94 パスカル・ウェーレイン ザウバー-フェラーリ 51 +1:29.093 14 1
11 9 マーカス・エリクソン ザウバー-フェラーリ 51 +1:31.794 17
12 2 ストフェル・バンドーン マクラーレン-ホンダ 51 +1:32.160 18
13 8 ロマン・グロージャン ハース-フェラーリ 50 +1 Lap 16
14 7 キミ・ライコネン フェラーリ 46 水圧 3
Ret 11 セルジオ・ペレス フォース・インディア-メルセデス 39 シート 6
Ret 19 フェリペ・マッサ ウィリアムズ-メルセデス 25 サスペンション 9
Ret 27 ニコ・ヒュルケンベルグ ルノー 24 アクシデント 13
Ret 33 マックス・フェルスタッペン レッドブル-タグ・ホイヤー 12 油圧 5
Ret 26 ダニール・クビアト トロ・ロッソ 9 バッテリー 11
Ret 30 ジョリオン・パーマー ルノー 7 パワーユニット 20
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