予選PPを獲得したハミルトンがレース序盤をリードするが10周を経過した頃からタイヤのオーバーヒートの問題を抱えて、徐々に2位のベッテルとの差がなくなっていった。予定より早くピットインをしなければならず、ベッテルはそのまま走行を続けオーバーカットに成功。結局、メルセデスのシャーシとタイヤのマッチングが露呈されたレースでもあった。2014年から3シーズンに渡って続いたメルセデス1強時代の終焉が露呈されたレースでもあった。昨シーズン、大不振にあったフェラーリが復活を遂げ、メルセデスは2番手という図式で追い掛ける側で2017年を戦っていきそうな気配。フェラーリの好調がどこまで続くのか。


