ハミルトンのタイトル確定がかかったレースだが、スタート直後に波乱が起きる。うまくスタートを切ったかに見えたポールのベッテルにフェルスタッペンが襲い掛かって前に出る。そこでフェルスタッペンとベッテルが軽く接触。そのすきに3番スタートだったハミルトンが一気に2台を追い抜こうとするが、そこでハミルトンとベッテルが接触してしまった
この接触でベッテルはフロントウイングを破損、ハミルトンは右リアタイヤがパンクしてしまい、タイトル争いを展開する2台がピットに戻るという展開となる。特にタイヤをパンクさせたハミルトンはピットに戻るまでに時間がかかり、最後尾に落ちてしまう。
ベッテルも16番手に順位を下げ、仮にハミルトンがノーポイントに終わってもタイトル獲得のチャンスを残すには2位以内でゴールする必要があるベッテルにとっては非常に厳しい展開となってしまった。
トップに立ったフェルスタッペンのクルマにはダメージはなく、その後2番手のボッタスとの差を大きく開きながら独走態勢を築いていく。
ベッテルは徐々に順位を挽回し、最終的には4位まで上がり、最終的に9位まで順位を戻したハミルトンとのポイント差は56ポイントとなり、ここでハミルトンの通算4度目のF1ドライバーズタイトル獲得が確定した。
2位グリッドからスタートし、1周目にベッテルを攻略してトップに立ったフェルスタッペンはその後ライバルたちを寄せ付けない速さで独走状態となり、2位となったボッタスに約20秒もの差をつけて先頭でチェッカーフラッグを受けた。