


PPからスタートしたフェラーリのベッテルがトップを守るが、2番グリッドからスタートしたライコネンはボッタスとフェルスタッペンにオーバーテイクされて一気に4位に落ちてしまう。
17周目に3位を走行していたフェルスタッペンがピットインし、ウルトラソフトからミディアムに交換し、コースに復帰。6位を走行していたリカルドもこれに続き、同じくミディアムに交換する。レッドブルは2台の間隔が6秒であったにも関わらずダブルピットインの作業を見事にこなし、フェルスタッペンとリカルドの2台をコースに戻した。19周目にはハミルトン、そして20周目にはボッタスがピットに戻り、同様にミディアムに履き替えてコースに復帰した。
20周目にトップを走行していたベッテルもピットに入り、ミディアムに交換。ところがベッテルはこの間にボッタスに逆転を許して2位に下がってしまう。ボッタスのアンダーカットは成功し実質トップに躍り出た。
30周目にトロロッソ・ホンダの2台がストレートエンドのヘアピンで同士打ちのクラッシュを演じてしまったことによって両マシンのパーツがコースに散らばり、セーフティカーが導入される。
このタイミングでレッドブルのフェルスタッペンとリカルドが同時にダブルピットインし、2台とも新品のソフトタイヤに交換する作戦に出る。これが中国GPのレース結果に大きく影響を及ぼすことになった。
36周目にセーフティカーが戻ってレースが再開される。この時点ではボッタス、ベッテル、ハミルトン、フェルスタッペン、ライコネン、リカルドというトップ6になるが、新しいソフトタイヤに熱が入ってくると38周目にリカルドがライコネンをオーバーテイク。フェルスタッペンもタイヤのアドバンテージを生かしてハミルトンの背後に迫る。39周目にはフェルスタッペンがハミルトンの横に並びかけるがここでふらついたハミルトンに押し出されるようにしてコースオフ。フェルスタッペンはリカルドの後ろに順位を下げてしまった。
41周目にはリカルドがハミルトンを一気に追い抜き3位に浮上。42周目にはフェルスタッペンもハミルトンを攻略して4位に浮上。勢いにのったリカルドは43周目にはベッテルもパスして2位にまで順位を上げた。
44周目にベッテルを追い抜こうとしたフェルスタッペンがベッテルとクラッシュ。2台ともコース上でスピンしてしまう。
45周目にはボッタスに追いついたリカルドが一気にオーバーテイクを成功させ、ここでトップに立つ。
48周目にはフェルスタッペンが再びハミルトンを追い抜くと、順位争いのライバルとなるベッテルとのギャップを開きにかかる。一方のベッテルはクラッシュでマシンにダメージを負ってしまい、その後はペースがまったく上がらなかった。
リカルドが最終的に2位ボッタスに9秒近いギャップを築いて先頭でチェッカーフラッグを受け、3戦目にして今季初優勝を飾った。