F1スペインGP観戦ツアー スタンドからコースの景色
F1スペインGP観戦ツアー スタンドからコースの景色
Main Grand Stand
メイングランドスタンド。決勝レース前にグリッドに整列するマシンや表彰式の様子が見れる。ホームストレートでDRSが解放されるので、前車へ接近しオーバーテイクへの駆け引きが展開される場所でもある。決勝レース開始前に各チームのピットからマシンがコースに出てきてスターティンググリッドに整列していきます。マシンの周囲にはチーム監督をはじめデザイナーやエンジニア、クルーが取り囲み、ドライバーとレース戦略を最終確認します。インタビュアーやTV、報道関係者、カメラマンなどが賑やかにスターティンググリッドに詰めかけており、その様子を間近な距離で観ることが出来ますし、自分のカメラで写真と撮ることも出来ます。スタンドの目の前はホームストレート区間ですので、オーバーテイクが繰り広げられます。スタンドからコースを挟んで正面には各チームのピットが軒を連ねており、タイヤ交換などによるマシンのピット作業なども観ることが出来ます。華やかな雰囲気、バトル、オーバーテイクなどを満喫したい人にはおススメのスタンドです。観戦券の価格はスペインGPの他のスタンドと比較して一番高価になります。
Stand J
ホームストレート区間で、ピットアウトしてくるマシンの様子が間近で見れる場所である。マシンを横に振ってオーバーテイクの駆け引きが展開される。ホームストレートの終盤区間でピットロード出口付近に位置するスタンドになります。ピットインしたマシンがコースに復帰する箇所になります。またホームストレートでバトルを繰り広げたマシンがサイドバイサイドでこのスタンド前を通過していきます。オーバーテイクの決着はもう少し1コーナー寄りのホームストレートエンドあたりになります。オーバーテイクシーンを観たい人はホームストレートエンドあたりにあるFスタンド、Eスタンドあたりで観戦することをおススメします。このスタンドの観戦券の価格はスペインGPの指定席で一番安価です。値段重視の方にはおススメのスタンドです。
Stand K
ストレートエンドでのブレーキング競争の様子が見れる場所。イン側のラインを占有したマシンが圧倒的に優位だが、2コーナーへの複合コーナーでアウト側からもオーバーテイクが稀に発生する。ホームストレートの後半部分になります。ずばり、このスタンドで観戦するメリットはオーバーテイクが観れる!最終コーナーから前車のスリップストリームに入ったマシンがこのKスタンドの前を通過するあたりでサイドバイサイドになり、もう少し1コーナー寄りの箇所のブレーキング競争で追い抜いていくパターンが多いです。このスタンドから1コーナーまでは見渡せるので、少し遠い距離にはなりますがバトルの決着を観ることが出来ます。このスタンド前で追い抜きがある場合は、周回遅れのマシンを追い抜いていく場合がほとんどで、同一周回でのオーバーテイクはあまりありませんので、観戦券の価格も指定席の中では一番安いです。
Stand F
ストレートエンドでのブレーキング競争の様子が見れる場所。イン側のラインを占有したマシンが圧倒的に優位だが、2コーナーへの複合コーナーでアウト側からもオーバーテイクが稀に発生する。
ホームストレートエンドの前にあるスタンドで、スペインGPで最もオーバーテイクが観られるスタンドです。バトルやオーバーテイクをたくさん観たい人にはおススメのスタンドです。バトルが多い分、マシン同士のクラッシュが多発する箇所でもあります。スペインGPでオーバーテイクがある箇所は他に4コーナーと10コーナーになるが、断然、1コーナーのほうがオーバーテイクは多いので、その分、観戦券価格はグランドスタンドと同額に設定されており、スペインGPでは最も高額の観戦券になります。
Stand A
2018年まではアロンソ応援団が陣取っていたスタンド。1-2コーナーの複合コーナーを立ち上がって高速3コーナーへ向かう場所。1-2コーナーは中速コーナーでこのAスタンド前を通過する時は3コーナーの向こうにある4コーナーへのオーバーテイクに向けて最適な加速をしていくことにドライバーは集中をする。このスタンドからは1-2コーナーが見渡せるので、オーバーテイクのバトルシーンから3コーナーまでの様子を観ることが出来る。見渡せる範囲がとても広いので、その分、観戦券価格は割高になっている。マシンの中速コーナーのコーナリング性能を確認することが出来るスタンドでもあります。
Stand L
6コーナーのスタンド。ここでのオーバーテイクはほぼ皆無に等しいが、マシンの中低速の挙動性能が肉眼でも解り易い。F1マシンの性能差は中低速コーナーで顕著に出るので、玄人の人向きのスタンドであります。また、このLスタンドから1-2コーナー、3コーナーまでの区間も観ることが出来るので、あまり知られていない穴場的なスタンドでもあります。このLスタンド前は低速の5コーナーで速いマシンほど素早くコーナーのクリッピングにつく。そしてアクセルをオンにするタイミングも早い。この5コーナーだけで速いマシンと遅いマシンでは、0.5秒ほどのギャップがある。肉眼でもその差がわかるほどでマシン性能差をチェックするのに向いているスタンド。1-2コーナーのオーバーテイクも観ることが出来て、トータルバランスの優れたスタンドです。
Stand G
中低速でのマシンの旋回性能の差が出やすい。メカニカルグリップが低いマシンは挙動が安定しない場所。2コーナー前にあるスタンドです。12コーナーは低速コーナーで空力性能はあまり関係なく、メカニカルグリップの性能が必要とされます。オーバーテイクポイントは皆無のスタンド。マシンの低速コーナーの性能をチェックしたい人にはおススメのスタンド。
観戦券は中間ぐらいの価格で設定されています。
Stand C
中低速でのマシンの旋回性能の差が出やすい。メカニカルグリップが低いマシンは挙動が安定しない場所。13コーナーから14コーナーにかけてのエリアに設営されているスタンドになります。2007年に13-14コーナーにかけてのエリアがコースが改修されて現在に至っている。2007年以前は14コーナーは存在せず、13コーナーから最終コーナーにかけては短い距離ではあるが、ストレート区間であった。14コーナーが設けられた理由は、最終コーナーで前車に近付きやすいように促進し、ホームストレートでのオーバーテイクを増やす為であったが、目標通りにまでは至っておらず、若干のオーバーテイク増にとどまっている。
観戦券は中間ぐらいの価格で設定されています。
Stand H
マシンの高速化を抑制する為にシケインにコース改修されたが、それでも最終コーナーで前車に近付くことは難しい。オーバーテイクは皆無に等しい場所。
14コーナー(シケイン)前に設営されたスタンド。最終コーナーで前車に近付きやすくする為に2007年のコース改修の際にこのシケイン(14コーナー)は作られた。結果、最終コーナーは中速コーナーの性質が強くなり、通過する際に大きなダウンフォースを必要としなくなったので2007年以前と比較したら、前車に近付きやすくなったが、ホームストレート上での劇的なオーバーテイク増にまでは至っていない。理由は1-2コーナーが中速で通過出来るコーナーであるためにフルブレーキングしてまで減速をする必要がないので、ブレーキング競争によるオーバーテイクまでは1-2コーナーでは見られないからである。このHスタンドのメリットは、コースがシケインであるがゆえに低速で通過するので、ゆっくりマシンを観ることが出来るところ。
トータルバランスを考えると、このスタンドの価格は髙いといわざるをえない。
Stand I
最終コーナーのスタンド。DRS圏内時、この立ち上がりの間隔でオーバーテイクの勝敗が決する場合が多い。このコーナーをクリアーすれば、ホームストレート。ホームストレートでオーバーテイクするには出来るだけこのコーナー前車に接近しておく必要がある。このスタンドからは15コーナーの脱出から最終コーナー、ホームストレートの前半部分を観ることが出来ます。バトルやオーバーテイクも観れないスタンドです。
観戦券は中間ぐらいの価格で設定されています。
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