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F1 オーストラリアGP観戦ツアー | 海外ツアー専門のWST

INDEX

1.F1観戦ツアーのお見積り

2.F1オーストラリアGP開催日程

3.スタンドからコースの景色

4.F1開催国情報

5.F1観戦ツアーを楽しむ方法

9.過去の予選とレース結果は?

F1オーストラリアGPチケット

3日通し券(金土日)
ブラバムパック
  (金)ジョーンズスタンド
  (土)ファンジオスタンド
  (日)ブラバムスタンド
ジョーンズパック
  (金)ファンジオスタンド
  (土)ブラバムスタンド
  (日)ジョーンズスタンド
ファンジオパック
  (金)ブラバムスタンド
  (土)ジョーンズスタンド
  (日)ファンジオスタンド
3日通し券(金土日)
ヒルスタンド
リカルドスタンド
ブラバムスタンド
ジョーンズスタンド
ファンジオスタンド
プロストスタンド
モススタンド
セナスタンド
シューマッハスタンド
ウェーバースタンド

F1オーストラリアGP 開催日程

日程開催レース開催地
2024/03/22 (金)F1オーストラリアグランプリ(GP)・フリー走行1
F1オーストラリアグランプリ(GP)・フリー走行2
メルボルン
2024/03/23 (土)F1オーストラリアグランプリ(GP)フリー走行3、予選
メルボルン
2024/03/24 (日)F1オーストラリアグランプリ(GP)決勝レースメルボルン

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06-4303-4364

MAIL:info@f1world.net

土日祝、夏季、年末年始

受付時間:10:00-18:00 定休日:土日祝

F1オーストラリアGPスタンドからコースの景色

ファンジオ・スタンド

間近な距離でスターティング・グリッドに整列するマシンが見ることが出来るおススメのビューポイントです。開幕恒例の全員集合写真の撮影風景や、表彰式の様子も一番近くで見れるスタンドになります。決勝レースがスタートする直前のスターティンググリッドに整列するマシン。最高潮に緊迫した極限。スターティングシグナルがブラックアウトしてグリッドに整列したマシンが一斉にスタートする様子が一番近い距離で観ることが出来るスタンドで各チームのピットも目の前に位置します。ピットインの作業も観れますし、大型スクリーンもスタンドの目の前に設置されており、レースの状況や順位なども把握しやすい。スタンド裏にはグッズ販売やファーストフードの露店が多数出店されており、充実度では一番のスタンドです。スタンドに屋根は設営されていないので、雨が降った時は雨具(ポンチョ)が必要です。晴れた時は初秋という季節柄、太陽の陽射しがとても強いので日焼け止めクリームを塗って観戦したほうが良いでしょう。

モス・スタンド

ホームストレートエンドのブレーキング競争が展開されます。毎年DRS区間が設定されているオーバーテイクポイントのスタンドになります。ドライバーのブレーキングテクニックの差が顕著に出て、ミスをすれば即クラッシュに繋がるポイントです。マシン(ドライバー)の抜きつ抜かれつのバトルやオーバーテイクシーンを観たい!という方にはおススメのスタンドです。このモス・スタンドの手前あたりのストレートポイントからマシンはブレーキングを開始します。ブレーキを強く踏みすぎると、タイヤをロックしてしまいフラットスポットを作りかねず、場合によっては大きなフラットスポットを作った場合はピットインしてタイヤ交換を余儀なくされるので、ドライバーはオーバーテイクを仕掛けながら、極限までブレーキングを遅らせ、且つ、最も短い制動距離で減速して、タイヤロックをしない、という高度なテクニックが要求されるポイント。タイヤのホイールのブレーキングした際に発生する1000度以上とも云われる高温でホイールは鉄を溶かした際に発する赤い色を放つシーンが観れるスタンドで、写真を撮るには非常に向いているスタンドになります。

ジョーンズ・スタンド

ホームストレートエンドのブレーキング競争が展開されます。毎年DRS区間が設定されているオーバーテイクポイントのスタンドになります。ドライバーのブレーキングテクニックの差が顕著に出て、ミスをすれば即クラッシュに繋がるポイントです。オーバーテイクをする為にドライバーはイン側のラインを確保する掛け引きを前車に仕掛けていきますが、無理をしてブレーキングを遅らせたり、アウト側のラインから強引にオーバーテイクを仕掛けるとコースオフしてランオフエリアに飛び出してしまい、砂場にマシンが乗り上げて、リタイヤを喫してしまいかねません。開幕戦から波に乗って選手権を良いスタートで切りたいのはどのドライバー、チームも同じで、極限のブレーキング競争が展開されます。1コーナーから2コーナーにかけては複合コーナーになっているので、1コーナーでアウト側のラインをとった場合、2コーナーではイン側のラインになるので、1コーナーでアウト側で並列してコーナーに進入しても続く2コーナーではイン側になるので、複合ラインで前車を抜き去るというハイレベルなテクニックでオーバーテイクを仕掛けるシーンが観ることが出来るスタンドでもあるので、動画撮影を準備しながらレースを楽しむことが出来るスタンドです。

ブラバム・スタンド

1コーナーから2コーナーへのマシンのクイックな切り替えしが見れるポイントになります。ウェットコンディションならば微妙なアクセルワークが要求されるポイントになります。ホームストレートエンドでのブレーキング競争で競いあったマシンが続く2コーナーの複合コーナーをどうクリアーしていくかが楽しめるポイントです。ウエットコンディションならば、路面のグリップが非常に低下しているので、絶妙で繊細なブレーキングとステアリング操作、アクセルワークが要求されます。ギヤも1コーナーから2コーナーにかけてシフトアップしなければタイムロスになるので、濡れた路面であってもドライバーは高度なマシンコントロール技術、ブレーキング、アクセルワークが要求されます。中低速のマシン性能、スタビリティがチェックしたい人にはおススメのスタンドです。

ヒル・スタンド

アルバートパークで設定される2つ目のDRS区間でのブレーキング競争、オーバーテイクシーンが見れるポイントになります。90度の旋回コーナーである為、時速100キロ以下まで減速されるポイントになります。3コーナー前に設置されているピケスタンドはストレート2本目のブレーキング競争が繰り広げられるポイントになります。続く4コーナーまではすぐの距離なので3コーナーでアウト側のラインで前車と併走してコーナーに進入しても続く4コーナーではイン側のラインになるのでオーバーテイクが可能になります。3コーナーと4コーナーは複合的なコーナーといっても過言ではなく、この3コーナーの1か所でオーバーテイクを仕掛けるのではなく、4コーナーとのミックスでオーバーテイクを仕掛けるドライバーが多いです。コーナー立ち上がりのトラクション性能に優れるマシンは前車をオーバーテイクする場合は、4コーナーとの複合でオーバーテイクを仕掛けたほうが得策である。マシンのブレキーキング性能とトラクション性能を観たい人にはおススメのスタンドです。スタンド裏は広場が広がっており、グッズショップもたくさんあります。

リカルド・スタンド

レースが開催されていない時はアルバートパークの駐車場エリア。レース開催時はコースの一部に組み込まれる。3コーナーでオーバーテイクしたマシンが颯爽と走り抜けていくシーンが見れます。このリカルド・スタンドは4コーナー前に設置されたスタンドで地元・オーストラリア出身のダニエル・リカルドの特設応援スタンドになっている。リカルドファンの人にとっては是非、このスタンドで観戦してみたい、との気持ちになるが、オーストラリア国内向けの販売になっており、海外のファンが購入出来る観戦券ではない。オーストラリア国内に知人や友人がいれば代わりに買って貰うことは可能ではある。毎年鈴鹿の2コーナーからS字の入口までの区間のスタンドがホンダファンの特設スタンドになるのと同じように、オーストラリアも地元オーストラリア出身でトップF1ドライバーのダニエルリカルドのファン専用スタンドを設けている。

シューマッハー・スタンド

スタンド正面がピットロードの入口になります。左前方は最終コーナーになり、加速時のギヤシフトの音が聞き取れるポイントになります。ミハエル・シューマッハーからスタンド名をとったわけで、地元オーストラリアとドイツ人のシューマッハーは縁がないので不思議に思う人も多いはず。このスタンドは90度コーナーが2か所あり、15コーナーと16コーナー(最終コーナー)として構成されている。中低速コーナーとして特徴があるので、スタンド前を通過するマシンの写真は比較的に撮りやすい。観戦券の値段も安い分類で完売するのも早いので、このスタンドで観戦を考えている人は早めに購入したほうが無難である。

プロスト・スタンド

最終コーナーの立ち上がりポイントになります。中低速で最終コーナーを立ち上がれば、ホームストレートを8速まで全開で加速していきます。1980年代から1990年代にかけて活躍したフランスのアラン・プロストから名前をとって命名されたスタンド。最終コーナー前にスタンドは設置されており、中速の最終コーナーを立ち上がって、ホームストレートを加速していくマシンを後ろ姿(バックビュー)で観ることが出来ます。最終コーナーは3速ギヤで通過するので、8速ギヤにシフトアップするまで5回のシフトチェンジが行われる。エンジン音でもシフトチェンジした時の音の変化が聴き取れて楽しめます。

セナ・スタンド

ホームストレートの立ち上がり区間になります。加速時のシフトアップのタイミングの音が聞き取れるポイントになります。最終コーナーから立ち上がってきたマシンが3速ギヤから4速ギヤにシフトアップしてアクセル全開で8速までシフトアップしていきます。最終コーナーのライン取り、立ち上がりををミスすればストレートの加速をロスするだけでなく、後車にオーバーテイクされることにつながるので、この最終コーナーの立ち上がりは非常に重要。ピットロードが目の前なのでマシンのタイヤ交換のタイミングがいち早くわかります。スタンド前には大型スクリーンが設置されているので、レース順位の展開や状況もわかります。スタンド裏にはグッズが販売されているショップが数多く軒を連ねます。フードショップも多いです。

ウェバー・スタンド

間近な距離でスターティング・グリッドに整列するマシンが見れるおススメのビューポイントです。ランオフエリアも狭く、近い距離でマシンを見ることが出来ます。地元・オーストラリア出身の元F1ドライバーのマーク・ウェーバーから命名されたスタンドです。スターティンググリッド後方あたりのマシンがスタンド前に位置しています。各チームのピットも目の前にありますので、緊迫したタイヤ交換などのピット作業の様子が見れます。ホームストレート、スターティンググリッド、ピットが目の前なので華やかな雰囲気が楽しめます。ホームストレートエンドで前車をオーバーテイクするマシンは最終コーナーをうまく立ち上がって、このウェーバースタンド前を通過する時に、前車のスリップに入っているので、そのあたりを注目して観戦するのも楽しみ方の1つです。

オーストラリアの観光とグルメ情報

現地情報

現地観戦を楽しむ方法(F1オーストラリアGP編)2

F1オーストラリアGP過去の予選とレース結果は???

オーストラリアは元々イギリスからの移住者が多い土地柄もあり、フォーミュラカーのローカルレースが様々なサーキットで開催されていた。1928年にはフィリップ・アイランドで最初のオーストラリアGPが開催された。1957年には国内選手権 が創設され、1964年には国内トップフォーミュラ が制定された。

オーストラリアGPがF1世界選手権の一部になったのは1985年で、シーズン最終戦として開催された。アデレード市街地コースはモナコのモンテカルロ市街地コースほどではないにしろ、ドライバーやギヤボックスにとって厳しく、ドライバー・チーム双方からは不評であったが、市街地コースとしてはパッシングエリアが多く、観客には最も人気のあった市街地サーキットのひとつであった。アデレード市街地コースになってから、盛大にチェッカーフラッグを振る名物オフィシャルがいた。

1996年以降、アルバートパークでシーズン開幕戦として開催されている。新シーズンの始まりを盛り上げるイベントも充実している。ただし2006年はコモンウェルスゲームズ(英連邦大会)開催の関係で、また2010年もバーレーンGPに開幕戦を譲ることとなった。

近年、赤字幅が年々拡大しており、ビクトリア州の財政支援が議会で批判されている。赤字幅拡大の理由は、市街地(公園)サーキットであるために毎年ガードレールなどの設置をする必要があること、観戦者の消費が減少していること、開催権費用が年々高騰していることなどである。

赤字経営という現実問題がある中で、観光資源としてメルボルンの名前を世界に発信することに価値があるとの見解から、2015年9月には2023年までの延長契約が決まった。その後、ビクトリア州政府の支援を受けて2035年までのF1オーストラリアGPはメルボルン市のアルバートパークサーキットで開催される事が決定した。

ヨーロッパとの時差の関係上、ヨーロッパでのテレビ観戦が未明(早朝5時)になってしまうことから、ナイト・レース開催が検討されている。TV放映権の収入で視聴率を稼ぎたいFOM側のリクエストでレース開始時間が変更されようとしている問題はオリンピックやワールドカップと同様の質の問題をF1も抱えているようである。

F1オーストラリアGP2023年シーズン

2023年シーズン

スタートタイヤはアルピーヌ勢とアルファロメオ勢はソフトタイヤ、ニック・デ・フリース、ローガン・サージェントとピットレーンスタートのレッドブルホンダRBPTのセルジオ・ペレスがハードタイヤ、その他はミディアムタイヤを選択した。スタートの蹴り出しの良かったメルセデスのジョージ・ラッセルがトップに立ち、メルセデスのルイス・ハミルトンもレッドブルホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンをターン3でかわし、メルセデス勢が1-2となった。7位のスタートのフェラーリのシャルル・ルクレールはアストンマーティンのランス・ストロールと接触、ターン3のグラベル上で止まったことにより、セーフティカー(以下SC)が導入された。4Lap目に再スタートしたが7Lap目のターン7でアレックス・アルボンがクラッシュし、2度目のSCが導入された。トップのメルセデスのジョージ・ラッセルなどがピットインしたが、その直後にマシンの回収とウォールの修復のために赤旗が掲示され、9Lap目で中断となる。12Lap目のターン8の立ち上がりからDRSを使用したレッドブルホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンがメルセデスのルイス・ハミルトンをかわしトップに立った。ピットインでポジションを落としたメルセデスのジョージ・ラッセルは4位まで浮上したが、パワーユニットから出火し、ピットレーンの出口でマシンを止めた。これによりバーチャルセーフティーカーが導入されたが19Lap目に解除され、レースは再スタート。その後、レース展開は落ち着き2位のメルセデスのルイス・ハミルトンから6位のアストンマーティンのランス・ストロールまでがそれぞれ1秒弱という差でタイヤマネジメントをしながらもポジション争いを繰り広げた。53Lap目に12位を走っていケビン・マグヌッセンはターン2のウォールに接触、3度目のSCが導入されたのち、赤旗が掲示されレースは56Lap目で2度目の中断。残り2Lapで再スタートとなることから全車がソフトタイヤタイヤへ交換した。スタンディングスタートでレースは再スタートしたが、ターン1でフェラーリのカルロス・サインツとアストンマーティンのフェルナンド・アロンソが接触、後方ではローガン・サージェントとニック・デ・フリースが接触、ターン2の立ち上がりではアルピーヌ勢同士が接触、ターン3ではアストンマーティンのランス・ストロールがコースアウトするなどアクシデントが多発しリタイア。3度目の赤旗が掲示されレースは中断した。この時点で残り12台となり、SC先導からローリングスタートで3度目のレース再スタートされたが、コース上でのポジション変動はなくレースは終了した。ただし、フェラーリのカルロス・サインツはアストンマーティンのフェルナンド・アロンソとの接触により5秒のタイムペナルティが課されたことから、4位から12位へ後退した。これによりアルファタウリホンダRBPTの角田裕殻は10位へ浮上、2023シーズン初ポイントを獲得した。

2023年 オーストラリアGP 予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
11フェルスタッペンレッドブル1:17.3841:17.0561:16.7321
263ラッセルメルセデス1:17.6541:17.5131:16.9682
344ハミルトンメルセデス1:17.6891:17.5511:17.1043
414アロンソアストンマーティン1:17.8321:17.2831:17.1394
555サインツフェラーリ1:17.9281:17.3491:17.2705
618ストロールアストンマーティン1:17.8731:17.6161:17.3086
716ルクレールフェラーリ1:18.2181:17.3901:17.3697
823アルボンウィリアムズ1:17.9621:17.7611:17.6098
910ガスリーアルピーヌ1:18.3121:17.5741:17.6759
1027ヒュルケンベルグハース1:18.0291:17.4121:17.73510
1131オコンアルピーヌ1:17.7701:17.76811
1222角田裕毅アルファタウリ1:18.4711:18.09912
134ノリスマクラーレン1:18.2431:18.11913
1420マグヌッセンハース1:18.1591:18.12914
1521デ・フリースアルファタウリ1:18.4501:18.33515
1681ピアストリマクラーレン1:18.51716
1724アルファロメオ1:18.54017
182サージェントウィリアムズ1:18.55718
1977ボッタスアルファロメオ1:18.714PL1
NC11ペレスレッドブルDNFPL2
2023年 オーストラリアGP 決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
11フェルスタッペンレッドブル582:32:38.371125
244ハミルトンメルセデス58+0.179318
314アロンソアストンマーティン58+0.769415
418ストロールアストンマーティン58+3.082612
511ペレスレッドブル58+3.320PL11FL
64ノリスマクラーレン58+3.701138
727ヒュルケンベルグハース58+4.939106
881ピアストリマクラーレン58+5.382164
924アルファロメオ58+5.713172
1022角田裕毅アルファタウリ58+6.052121
1177ボッタスアルファロメオ58+6.513PL
1255サインツフェラーリ58+6.59415
13210ガスリーアルピーヌ56DNF9
14231オコンアルピーヌ56DNF11
15221デ・フリースアルファタウリ56DNF15
1622サージェントウィリアムズ56DNF18
17220マグヌッセンハース52DNF14
Ret63ラッセルメルセデス17DNF2
Ret23アルボンウィリアムズ6DNF8
Ret16ルクレールフェラーリ0DNF7

F1オーストラリアGP2022年シーズン

2022シーズン

優勝はフェラーリのルクレール。2位にレッドブルのペレス、3位にジョージ・ラッセルとなった。オープニングラップは接触も無くスムーズなスタートとなった。9位スタートのフェラーリのサインツはハードタイヤでのスタートだったが出だしが悪く、ポジションを5つも落としたうえ、2周目にはターン9で姿勢を乱しターン10のアウト側のグラベルに捕まりリタイア。フェラーリのサインツのマシン回収の為にSCが導入され、7周目にレースは再開した。20周目前後からフェラーリのルクレールなど上位勢がピットインをした直後にアストンマーティンのベッテルがターン4の立ち上がりで姿勢を乱しクラッシュ。再びSCが導入された。メルセデスのラッセルはこのタイミングでピット作業を行い、3位まで順位を上げた。
39周目にはレッドブルのフェルスタッペンがコース脇にマシンを停めてリタイア。
燃料漏れが原因でマシン後部からは炎が上がり、コースマーシャルによって消化された。
レーススタート前からデータ上からも燃料系の異常とも見られる兆候があり、フェルスタッペン自身も嗅覚でガソリンの臭いを感じ取っていたほどである。2022シーズンからE10燃料に変更されたことにより、燃料タンク形状から燃料ポンプまでのデザインを一新し、シリンダー内に燃料を送る領域で不具合が発生しているまでの原因を突き止めているが、シリンダー内の燃焼に至る領域までの全体の制御に関わってくることから早期の改善が非常に厳しい状況下にあり、2022シーズンのタイトルの行方に大きく関わってくることが予想され、困難なシーズンになりえる。
マシンの処理の間はVSCが導入され、ハードタイヤでスタートしたアルピーヌのアロンソなどはピット作業を行った。
ウィリアムズのアルボンはステイアウトを選択、57周目まで走り続け、ラストラップのみソフトタイヤで走り10位で完走し1ポイントを獲得した。優勝したフェラーリのルクレールはFLと全周回ラップリーダーも記録し自身初のグランドスラムを達成した。

2022年 オーストラリアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
116シャルル・ルクレールフェラーリ1:18.8811:18.6061:17.8681
21マックス・フェルスタッペンレッドブル-RBPT1:18.5801:18.6111:18.1542
311セルジオ・ペレスレッドブル-RBPT1:18.8341:18.3401:18.2403
44ランド・ノリスマクラーレン-メルセデス1:19.2801:19.0661:18.7034
544ルイス・ハミルトンメルセデス1:19.4011:19.1061:18.8255
663ジョージ・ラッセルメルセデス1:19.4051:19.0761:18.9336
73ダニエル・リカルドマクラーレン-メルセデス1:19.6651:19.1301:19.0327
831エステバン・オコンアルピーヌ-ルノー1:19.6051:19.1361:19.0618
955カルロス・サインツフェラーリ1:18.9831:18.4691:19.4089
1014フェルナンド・アロンソアルピーヌ-ルノー1:19.1921:18.815DNF10
1110ピエール・ガスリーアルファタウリ-RBPT1:19.5801:19.226 11
1277バルテリ・ボッタスアルファロメオ-フェラーリ1:19.2511:19.410 12
1322角田裕毅アルファタウリ-RBPT1:19.7421:19.424 13
1424周冠宇アルファロメオ-フェラーリ1:19.9101:20.155 14
1547ミック・シューマッハハース-フェラーリ1:20.1041:20.465 15
1620ケビン・マグヌッセンハース-フェラーリ1:20.254  16
175セバスチャン・ベッテルアストンマーティン・アラムコ-メルセデス1:21.149  17
186ニコラス・ラティフィウィリアムズ-メルセデス1:21.372  18
DSQ23アレクサンダー・アルボンウィリアムズ-メルセデス1:20.135  20
NC18ランス・ストロールアストンマーティン・アラムコ-メルセデスDNF  19
2022年 オーストラリアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
116シャルル・ルクレールフェラーリ581:27:46.548126FL
211セルジオ・ペレスレッドブル-RBPT58+20.524318
363ジョージ・ラッセルメルセデス58+25.593615
444ルイス・ハミルトンメルセデス58+28.543512
54ランド・ノリスマクラーレン-メルセデス58+53.303410
63ダニエル・リカルドマクラーレン-メルセデス58+53.73778
731エステバン・オコンアルピーヌ-ルノー58+61.68386
877バルテリ・ボッタスアルファロメオ-フェラーリ58+68.439124
910ピエール・ガスリーアルファタウリ-RBPT58+76.221112
1023アレクサンダー・アルボンウィリアムズ-メルセデス58+79.382201
1124周冠宇アルファロメオ-フェラーリ58+81.69514 
1218ランス・ストロールアストンマーティン・アラムコ-メルセデス58+88.598119 
1347ミック・シューマッハハース-フェラーリ57+1 lap15 
1420ケビン・マグヌッセンハース-フェラーリ57+1 lap16 
1522角田裕毅アルファタウリ-RBPT57+1 lap13 
166ニコラス・ラティフィウィリアムズ-メルセデス57+1 lap18 
1714フェルナンド・アロンソアルピーヌ-ルノー57+1 lap10 
Ret1マックス・フェルスタッペンレッドブル-RBPT38DNF2 
Ret5セバスチャン・ベッテルアストンマーティン・アラムコ-メルセデス22DNF17 
Ret55カルロス・サインツフェラーリ1DNF9 

F1オーストラリアGP2019年シーズン

2019年シーズン

3強チームの中で2018年シーズンで唯一未勝利だったメルセデスのボッタスが2番手からスタートダッシュを決め、PPからスタートしたチームメイトのハミルトンをパスしトップに浮上した。その他の上位陣順位変動はなく、予選順位のままオープニングラップを戻ってきた。 12位スタートのルノーのリカルドはペレスを避けようとして芝生の段差に乗ってしまい、フロントウイングを破損、脱落させてしまった。ウィリアムズのクビサもターン1でレッドブルのガスリーと接触し、フロントウイングを破損した。リカルドとクビサがピットインしてノーズを交換。 先頭に躍り出たメルセデスのボッタスは10周目の時点でハミルトンに3秒のマージンを築いていた。その後ろはハミルトン-ベッテル-フェルスタッペン-ルクレールと続き、レースは周回を重ねていった。 最初のピットストップはアルファロメオのライコネンで12周目にソフトからミディアムタイヤに交換した。これが呼び水となり、次の周回にはルノーのヒュルケンベルグとレーシングポイントのペレスがピットイン。いずれもハードタイヤに交換。上位陣では15周目にベッテルがミディアムタイヤへ交換。アンダーカットを警戒したハミルトンも次の周回にピットインしミディアムタイヤに交換した。ベッテルの前でピットアウトし、フェラーリ・ベッテルのアンダーカット作戦を封じ込めた。ハースのグロージャンはタイヤ交換にタイムを大幅にロスし、マクラーレンのノリスに先行を許してしまった。この間、メルセデスのボッタスはタイヤがタレ始めてきてもFLを連発し独走態勢を確立させ、レースを完全にコントロール下に置いた。 十分なリードを築いたメルセデスのボッタスは24周目にミディアムタイヤに交換し、2番手で戦線に復帰を果たす。一方でレッドブルのフェルスタッペンは26周目にピットインしミディアムタイヤへ交換、フェラーリのルクレールは29周目にピットインしハードタイヤへ交換した。 そして、ミディアムでペースの上がらないベッテルをフェルスタッペンが31周目のターン3でオーバーテイクし、表彰台圏内に入った。 レッドブルのガスリーはミディアムタイヤで粘りに粘った末、38周目にピットインしソフトタイヤに交換。ピットアウト後、一瞬、トロロッソのクビアトの前に躍り出たが、まだタイヤの温まらないガスリーをクビアトはすかさずターン3でオーバーテイク。ガスリーは11位のままでの走行を強いられることとになり、チェッカーフラッグまでその順位に変動はなかった。モナコの次に抜きにくいとされるアルバートパークサーキットのコースレイアウトに拠るところが大きかった。 残り4周でフェルスタッペンがFLを記録するが、26ポイント獲得に意欲を見せるボッタスが57周目にFLを塗り替える。 開幕戦でメルセデスがオーストラリアでは3年ぶりとなる1-2フィニッシュを達成した。3位にはレッドブルのフェルスタッペンが入り、レッドブル・ホンダとしての初レースで表彰台を獲得した。これはホンダにとって2015年の復帰以来最高成績であると同時に、2008年イギリスGP(ルーベンス・バリチェロ)以来11年ぶりの表彰台となる快挙となった。また、最高速も全計測地点で、ホンダPUが1-2を独占し、ホンダV6ターボPUのパワーの進化を見せつけたのであった。 プレシーズンテストで好調だったフェラーリの2台は先頭のボッタスに1分近い大差をつけられ、ベッテルが4位、フェラーリに移籍して初レースとなったルクレールは5位でレースを終えた。 ロス・ブラウンは、今シーズンの空力規則の効果に満足しており、ブラウンのデータによると去年のオーストラリアGPに比べると、オーバーテイク回数が、2.3倍も増加したという。 2019開幕戦オーストラリアGPは、ボッタスとホンダF1の復調を期待する印象のレースであった。

2019年 オーストラリアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
144ルイス・ハミルトンメルセデス1:22.0431:21.0141:20.4861
277バルテリ・ボッタスメルセデス1:22.3671:21.1931:20.5982
35セバスチャン・ベッテルフェラーリ1:22.8851:21.9121:21.1903
433マックス・フェルスタッペンレッドブル-ホンダ1:22.8761:21.6781:21.3204
516シャルル・ルクレールフェラーリ1:22.0171:21.7391:21.4425
68ロマン・グロージャンハース-フェラーリ1:22.9591:21.8701:21.8266
720ケビン・マグヌッセンハース-フェラーリ1:22.5191:22.2211:22.0997
84ランド・ノリスマクラーレン-ルノー1:22.7021:22.4231:22.3048
97キミ・ライコネンアルファロメオ-フェラーリ1:22.9661:22.3491:22.3149
1011セルジオ・ペレスレーシング・ポイント-BWTメルセデス1:22.9081:22.5321:22.78110
1127ニコ・ヒュルケンベルグルノー1:22.5401:22.56211
123ダニエル・リカルドルノー1:22.9211:22.57012
1323アレクサンダー・アルボントロ・ロッソ-ホンダ1:22.7571:22.63613
1499アントニオ・ジョヴィナッツィアルファロメオ-フェラーリ1:22.4311:22.71414
1526ダニール・クビアトトロ・ロッソ-ホンダ1:22.5111:22.77415
1618ランス・ストロールレーシング・ポイント-BWTメルセデス1:23.01716
1710ピエール・ガスリーレッドブル-ホンダ1:23.02017
1855カルロス・サインツマクラーレン-ルノー1:23.08418
1963ジョージ・ラッセルウィリアムズ-メルセデス1:24.36019
2088ロバート・クビサウィリアムズ-メルセデス1:26.06720
2019年 オーストラリアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
177バルテリ・ボッタスメルセデス581:25:27.325226 1
244ルイス・ハミルトンメルセデス58+20.886118
333マックス・フェルスタッペンレッドブル-ホンダ58+22.552415
45セバスチャン・ベッテルフェラーリ58+57.109312
516シャルル・ルクレールフェラーリ58+58.230510
620ケビン・マグヌッセンハース-フェラーリ58+1:27.15678
727ニコ・ヒュルケンベルグルノー57+1 Lap116
87キミ・ライコネンアルファロメオ-フェラーリ57+1 Lap94
918ランス・ストロールレーシング・ポイント-BWTメルセデス57+1 Lap162
1026ダニール・クビアトトロ・ロッソ-ホンダ57+1 Lap151
1110ピエール・ガスリーレッドブル-ホンダ57+1 Lap17
124ランド・ノリスマクラーレン-ルノー57+1 Lap8
1311セルジオ・ペレスレーシング・ポイント-BWTメルセデス57+1 Lap10
1423アレクサンダー・アルボントロ・ロッソ-ホンダ57+1 Lap13
1599アントニオ・ジョヴィナッツィアルファロメオ-フェラーリ57+1 Lap14
1663ジョージ・ラッセルウィリアムズ-メルセデス56+2 Lap19
1788ロバート・クビサウィリアムズ-メルセデス55+3 Lap20
Ret8ロマン・グロージャンハース-フェラーリ29ホイール6
Ret3ダニエル・リカルドルノー28ダメージ12
Ret55カルロス・サインツマクラーレン-ルノー9パワーユニット18

F1オーストラリアGP2018年シーズン

2018年シーズン

ハミルトン、ライコネン、ベッテルは順調にスタートを切ったが、フェルスタッペンがマグヌッセンに抜かれて5位に順位を落とす。トロロッソ・ホンダのハートレイは1コーナーででタイヤをロックさせ、1周で緊急ピットインしソフトタイヤに交換した。 トップのハミルトンはFLを連発し、2位のライコネンとの差を少しずつ広げていった。マグヌッセンを抜きあぐね手こずっていたフェルスタッペンは、10周目の1コーナーでスピンを喫して8位まで順位を落とした。ライコネンもFLを出していくが、ハミルトンもFLを出して応戦し、緊迫したレース展開で推移する。 15周目にガスリーのマシン後方から白煙が噴き出してスローダウンし、ピットに戻ってその場でリタイアした。原因はMGU-Hのトラブルであった。 18周目にフェラーリのライコネンがソフトタイヤに交換したが、次の周に先頭のメルセデスのハミルトンもソフトタイヤに交換してライコネンの前に出て順位は変わらず。ハミルトンは先頭のポジションをキープした。各車タイヤ交換のタイミングとなった時、ハース勢とハミルトンに悪夢が襲う。5位を走行していたハースのマグヌッセンが22周目にピットインしたが、左リアタイヤのボルト締めが終わる前にピットアウトしてしまい、コース脇にマシンを止めた。さらにその次の周にハースのグロージャンもピットインしたが、今度は左フロントタイヤのボルト締めが終わる前にピットアウトしてしまい、ターン2出口でマシンを止めることになってしまった。グロージャンのストップによりバーチャルセーフティーカーが導入された。すかさずこのタイミングでベッテルがピットインし、ソフトタイヤに交換。ハミルトンもピットインしてタイヤ交換するが、ピットアウトしてコースに復帰すると1秒前にベッテルが先行することになってしまった。グロージャンのマシンを撤去するためバーチャルセーフティーカーからセーフティカーが出動する。ハミルトンはなぜベッテルに逆転されたのかわからず無線でチームに問い詰めたが、チーム側も即答できなかった。速度規制が掛らない区間をベッテルが巧妙に走り抜け、それが順位の逆転をもたらしたのであった。 32周目にレースはリスタートされて、ハミルトンはFLを連発してベッテルを懸命に追うがPUの温度管理に苦しむことになり、残り6周でアタックを諦めて2位確保に切り替えて勝負は決した。ベッテルは2年連続で開幕戦オーストラリアGPを制して通算48勝目、通算100度目のポディアム獲得となった。ライコネンはベッテルとハミルトンのペースについていけず終始、レッドブルのリカルドとの3位争いのレースになったが、フェラーリは優勝・3位のダブル表彰台を獲得した。アロンソはレッドブルのフェルスタッペンを辛うじて抑えきり5位、バンドーンも9位に入賞、マクラーレン・ルノーはダブル入賞と上々のスタートを切った。ハートレイは唯一周回遅れの15位。ガスリーのリタイアと合わせてトロロッソ・ホンダは非常に厳しい滑り出しとなった。

2018年 オーストラリアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
144ルイス・ハミルトンメルセデス1:22.8241:22.0511:21.1641
27キミ・ライコネンフェラーリ1:23.0961:22.5071:21.8282
35セバスチャン・ベッテルフェラーリ1:23.3481:21.9441:21.8383
433マックス・フェルスタッペンレッドブル-タグ・ホイヤー1:23.4831:22.4161:21.8794
53ダニエル・リカルドレッドブル-タグ・ホイヤー1:23.4941:22.8971:22.1528
620ケビン・マグヌッセンハース-フェラーリ1:23.9091:23.3001:23.1875
78ロマン・グロージャンハース-フェラーリ1:23.6711:23.4681:23.3396
827ニコ・ヒュルケンベルグルノー1:23.7821:23.5441:23.5327
955カルロス・サインツルノー1:23.5291:23.0611:23.5779
1077バルテリ・ボッタスメルセデス1:23.6861:22.089No Time15
1114フェルナンド・アロンソマクラーレン-ルノー1:23.5971:23.692 10
122ストフェル・バンドーンマクラーレン-ルノー1:24.0731:23.853 11
1311セルジオ・ペレスフォース・インディア-メルセデス1:24.3441:24.005 12
1418ランス・ストロールウィリアムズ-メルセデス1:24.4641:24.230 13
1531エステバン・オコンフォース・インディア-メルセデス1:24.5031:24.786 14
1628ブレンドン・ハートレイトロ・ロッソ-ホンダ1:24.532  16
179マーカス・エリクソンザウバー-フェラーリ1:24.556  17
1816シャルル・ルクレールザウバー-フェラーリ1:24.636  18
1935セルゲイ・シロトキンウィリアムズ-メルセデス1:24.922  19
2010ピエール・ガスリートロ・ロッソ-ホンダ1:25.295  20
2018年 オーストラリアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
15 セバスチャン・ベッテルフェラーリ581:29:33325
244 ルイス・ハミルトンメルセデス585.036118
37 キミ・ライコネンフェラーリ586.309215
43 ダニエル・リカルドレッドブル-タグ・ホイヤー587.069812
514 フェルナンド・アロンソマクラーレン-ルノー5827.8861010
633 マックス・フェルスタッペンレッドブル-タグ・ホイヤー5828.94548
727 ニコ・ヒュルケンベルグルノー5832.67176
877 バルテリ・ボッタスメルセデス5834.339154
92 ストフェル・バンドーンマクラーレン-ルノー5834.921112
1055 カルロス・サインツルノー5845.72291
1111 セルジオ・ペレスフォース・インディア-メルセデス5846.81712 
1231 エステバン・オコンフォース・インディア-メルセデス581:00.27814 
1316 シャルル・ルクレールザウバー-フェラーリ581:15.75918 
1418 ランス・ストロールウィリアムズ-メルセデス581:18.28813 
1528 ブレンドン・ハートレイトロ・ロッソ-ホンダ57+1 Lap16 
Ret8 ロマン・グロージャンハース-フェラーリ24ホイール6 
Ret20 ケビン・マグヌッセンハース-フェラーリ22ホイール5 
Ret10 ピエール・ガスリートロ・ロッソ-ホンダ13パワーユニット20 
Ret9 マーカス・エリクソンザウバー-フェラーリ5ハイドロリクス17 
Ret35 セルゲイ・シロトキンウィリアムズ-メルセデス4ブレーキ19 

F1オーストラリアGP2017年シーズン

2017年シーズン

レッドブルのリカルドを除く19台でフォーメーションラップが行われたが、コース脇のマーシャルがイエローライトを押したため、1周エクストラフォーメーションラップとなり、レースは1周減算の57周で争われることになるという珍事で開幕戦はスタートした。 スタートで大きな波乱はなかったが、ターン3でマグヌッセンがエリクソンに追突してコーフオフ。両者ともマシンにダメージを負いピットインを強いられたがコースに復帰した。3周目にマクラーレンのバンドーンがステアリングのディスプレイが機能しなくなったと訴え、10周目にピットインしてマシンを再起動させコースに復帰するが、バッテリーが充電されないなどのトラブルが続き、我慢のレースを強いられる。トップを走るメルセデスのハミルトンもフェラーリのベッテルとファステストラップを出し合うものの苦しんでおり、他車を引き離して独走するまでには至らなかった。 17周目にハミルトンがピットインしてソフトに交換したが、フェルスタッペンの後ろで戦列に復帰したためオーバーテイクに苦慮することになってしまう。ベッテルは23周目までピットインを遅らせ、ソフトタイヤに交換し、フェルスタッペンとハミルトンの前で戦列に復帰。ベッテルは両者を抑えきる。 リカルドは、25周でエンジントラブルが発生してリタイアとなってしまった。 レース終盤まで10位を死守していたマクラーレンのアロンソだが、50周目から51周目のストレートでオコンとヒュルケンベルグにまとめて抜かれ入賞圏外へ転落。圧倒的にストレートスピードにギャップがあり、2台にまとめてオーバーテイクされた。ポイント獲得の可能性が消滅したところでピットへ戻りリタイアした。 フェラーリのベッテルは53周目にFLを計測する。慎重なタイヤマネージメントが功を奏しメルセデス2台を寄せ付けず、自身2年ぶりの優勝となった。ハミルトン、ボッタスが表彰台に立ち、ライコネンが4位となった。オコンは初ポイントとなる10位、バンドーンは完走した中で最下位の13位でレースをフィニッシュした。

2017年 オーストラリアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
144ルイス・ハミルトンメルセデス1:24.1911:23.2511:22.1881
25セバスチャン・ベッテルフェラーリ1:25.2101:23.4011:22.4562
377バルテリ・ボッタスメルセデス1:24.5141:23.2151:22.4813
47キミ・ライコネンフェラーリ1:24.3521:23.3761:23.0334
533マックス・フェルスタッペンレッドブル-タグ・ホイヤー1:24.4821:24.0921:23.4855
68ロマン・グロージャンハース-フェラーリ1:25.4191:24.7181:24.0746
719フェリペ・マッサウィリアムズ-メルセデス1:25.0991:24.5971:24.4437
855カルロス・サインツトロ・ロッソ1:25.5421:24.9971:24.4878
926ダニール・クビアトトロ・ロッソ1:25.9701:24.8641:24.5129
103ダニエル・リカルドレッドブル-タグ・ホイヤー1:25.3831:23.989no time15
1111セルジオ・ペレスフォース・インディア-メルセデス1:25.0641:25.08110
1227ニコ・ヒュルケンベルグルノー1:24.9751:25.09111
1314フェルナンド・アロンソマクラーレン-ホンダ1:25.8721:25.42512
1431エステバン・オコンフォース・インディア-メルセデス1:26.0091:25.56813
159マーカス・エリクソンザウバー-フェラーリ1:26.2361:26.46514
1636アントニオ・ジョヴィナッツィザウバー-フェラーリ1:26.41916
1720ケビン・マグヌッセンハース-フェラーリ1:26.84717
182ストフェル・バンドーンマクラーレン-ホンダ1:26.85818
1918ランス・ストロールウィリアムズ-メルセデス1:27.14320
2030ジョリオン・パーマールノー1:28.24419
2017年 オーストラリアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
15 セバスチャン・ベッテルフェラーリ571:24:11225
244 ルイス・ハミルトンメルセデス579.975118
377 バルテリ・ボッタスメルセデス5711.25315
47 キミ・ライコネンフェラーリ5722.393412
533 マックス・フェルスタッペンレッドブル-タグ・ホイヤー5728.827510
619 フェリペ・マッサウィリアムズ-メルセデス571:23.38678
711 セルジオ・ペレスフォース・インディア-メルセデス56+1 Lap106
855 カルロス・サインツトロ・ロッソ56+1 Lap84
926 ダニール・クビアトトロ・ロッソ56+1 Lap92
1031 エステバン・オコンフォース・インディア-メルセデス56+1 Lap131
1127 ニコ・ヒュルケンベルグルノー56+1 Lap11
1236 アントニオ・ジョヴィナッツィザウバー-フェラーリ55+2 Laps16
132 ストフェル・バンドーンマクラーレン-ホンダ55+2 Laps18
Ret14 フェルナンド・アロンソマクラーレン-ホンダ50フロア破損12
Ret20 ケビン・マグヌッセンハース-フェラーリ46サスペンション17
Ret18 ランス・ストロールウィリアムズ-メルセデス40ブレーキ20
Ret3 ダニエル・リカルドレッドブル-タグ・ホイヤー25燃料電池PL1
Ret9 マーカス・エリクソンザウバー-フェラーリ21油圧14
Ret30 ジョリオン・パーマールノー15ブレーキ19
Ret8 ロマン・グロージャンハース-フェラーリ13水漏れ6

F1オーストラリアGP2016年シーズン

2016年シーズン

PPのハミルトンがスタートを失敗し6位まで順位を落とすが、ベッテルとライコネンのフェラーリ勢が1-2位に躍り出た。 マクラーレンのアロンソがザウバーのグティエレスに接触、アロンソのマシンは宙を舞い大きくクラッシュ。マシンは大破したもののアロンソは自力でマシンを降り無事だった。この事故により赤旗が出てレースが中断。 レース再開後、22周目にフェラーリのライコネンのマシンが出火してリタイア。フェラーリのベッテルも戦略が裏目に出てメルセデス2台に抜かれた。レースはロズベルグが制し、ハミルトンも2位でチェッカーを受けメルセデスのワン・ツー・フィニッシュで開幕戦を飾った。

2016年 オーストラリアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
144ルイス・ハミルトンメルセデス1:25.3511:24.6051:23.8371
26ニコ・ロズベルグメルセデス1:26.9341:24.7961:24.1972
35セバスチャン・ベッテルフェラーリ1:26.9451:25.2571:24.6753
47キミ・ライコネンフェラーリ1:26.5791:25.6151:25.0334
533マックス・フェルスタッペントロ・ロッソ-フェラーリ1:25.9341:25.6151:25.4345
619フェリペ・マッサウィリアムズ-メルセデス1:25.9181:25.6441:25.4586
755カルロス・サインツトロ・ロッソ-フェラーリ1:27.0571:25.3841:25.5827
83ダニエル・リカルドレッドブル-タグ・ホイヤー1:26.9451:25.5991:25.5898
911セルジオ・ペレスフォース・インディア-メルセデス1:26.6071:25.753 9
1027ニコ・ヒュルケンベルグフォース・インディア-メルセデス1:26.5501:25.865 10
1177バルテリ・ボッタスウィリアムズ-メルセデス1:27.1351:25.961 16
1214フェルナンド・アロンソマクラーレン-ホンダ1:26.5371:26.125 11
1322ジェンソン・バトンマクラーレン-ホンダ1:26.7401:26.304 12
1430ジョリオン・パーマールノー1:27.2411:27.601 13
1520ケビン・マグヌッセンルノー1:27.2971:27.742 14
169マーカス・エリクソンザウバー-フェラーリ1:27.435  15
1712フェリペ・ナッセザウバー-フェラーリ1:27.958  18
1826ダニール・クビアトレッドブル-タグ・ホイヤー1:28.006  17
198ロマン・グロージャンハース-フェラーリ1:28.322  20
2021エステバン・グティエレスハース-フェラーリ1:29.606  19
2188リオ・ハリアントMRT-メルセデス1:29.627  22
2294パスカル・ウェーレインMRT-メルセデス1:29.642  21
2016年 オーストラリアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
16 ニコ・ロズベルグメルセデス571:48:15225
244 ルイス・ハミルトンメルセデス578.06118
35 セバスチャン・ベッテルフェラーリ579.643315
43 ダニエル・リカルドレッドブル-タグ・ホイヤー5724.33812
519 フェリペ・マッサウィリアムズ-メルセデス5758.979610
68 ロマン・グロージャンハース-フェラーリ571:12.081198
727 ニコ・ヒュルケンベルグフォース・インディア-メルセデス571:14.199106
877 バルテリ・ボッタスウィリアムズ-メルセデス571:15.153164
955 カルロス・サインツトロ・ロッソ-フェラーリ571:15.68072
1033 マックス・フェルスタッペントロ・ロッソ-フェラーリ571:16.83351
1130 ジョリオン・パーマールノー571:23.39913 
1220 ケビン・マグヌッセンルノー571:25.60614 
1311 セルジオ・ペレスフォース・インディア-メルセデス571:31.6999 
1422 ジェンソン・バトンマクラーレン-ホンダ56+1 Lap12 
1512 フェリペ・ナッセザウバー-フェラーリ56+1 Lap17 
1694 パスカル・ウェーレインMRT-メルセデス56+1 Lap21 
Ret9 マーカス・エリクソンザウバー-フェラーリ38ドライブシャフト15 
Ret7 キミ・ライコネンフェラーリ21パワーユニット4 
Ret88 リオ・ハリアントMRT-メルセデス17ドライブシャフト22 
Ret21 エステバン・グティエレスハース-フェラーリ16アロンソと接触20 
Ret14 フェルナンド・アロンソマクラーレン-ホンダ16グティエレスと接触11 
DNS26 ダニール・クビアトレッドブル-タグ・ホイヤー0電気系統18 

F1オーストラリアGP2015年シーズン

2015年シーズン

マノーの2台は出走できず
ウィリアムズのバルテッリ・ボッタスは予選時の負傷により決勝レースを欠場

2015年 オーストラリアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
144ルイス・ハミルトンメルセデス1:28.5861:26.8941:26.3271
26ニコ・ロズベルグメルセデス1:28.9061:27.0971:26.9212
319フェリペ・マッサウィリアムズ・メルセデス1:29.2461:27.8951:27.7183
45セバスチャン・ベッテルフェラーリ1:29.3071:27.7421:27.7574
57キミ・ライコネンフェラーリ1:29.7541:27.8071:27.7905
677バルテッリ・ボッタスウィリアムズ・メルセデス1:29.6411:27.7961:28.0876
73ダニエル・リカルドレッドブル・ルノー1:29.7881:28.6791:28.3297
855カルロス・サインツトロロッソ・ルノー1:29.5971:28.6011:28.5108
98ロマン・グロージャンロータス・メルセデス1:29.5371:28.5891:28.5609
1013パストール・マルドナドロータス・メルセデス1:29.8471:28.7261:29.48010
1112フェリペ・ナッセザウバー・フェラーリ1:30.4301:28.800 11
1233マックス・フェルスタッペントロロッソ・ルノー1:29.2481:28.868 12
1326ダニール・クビアトレッドブル・ルノー1:30.4021:29.070 13
1427ニコ・ヒュルケンベルグフォースインディア・メルセデス1:29.6511:29.208 14
1511セルジオ・ペレスフォースインディア・メルセデス1:29.9901:29.209 15
169マーカス・エリクソンザウバー・フェラーリ1:31.376  16
1722ジェンソン・バトンマクラーレン・ホンダ1:31.422  17
1820ケビン・マグヌッセンマクラーレン・ホンダ1:32.037  18
2015年 オーストラリアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
144 ルイス・ハミルトンメルセデス581:31:54125
26 ニコ・ロズベルグメルセデス581.36218
35 セバスチャン・ベッテルフェラーリ5834.523415
419 フェリペ・マッサウィリアムズ・メルセデス5838.196312
512 フェリペ・ナッセザウバー・フェラーリ581:35.1491110
63 ダニエル・リカルドレッドブル・ルノー57+1 Lap78
727 ニコ・ヒュルケンベルグフォースインディア・メルセデス57+1 Lap146
89 マーカス・エリクソンザウバー・フェラーリ57+1 Lap164
955 カルロス・サインツトロロッソ・ルノー57+1 Lap82
1011 セルジオ・ペレスフォースインディア・メルセデス57+1 Lap151
1122 ジェンソン・バトンマクラーレン・ホンダ56+2 Laps17 
Ret7 キミ・ライコネンフェラーリ40ホイールナット破損5 
Ret33 マックス・フェルスタッペントロロッソ・ルノー32エンジン12 
Ret8 ロマン・グロージャンロータス・メルセデス0パワー低下9 
Ret13 パストール・マルドナドロータス・メルセデス0アクシデント10 
Ret26 ダニール・クビアトレッドブル・ルノーギヤボックス13 
Ret20 ケビン・マグヌッセンマクラーレン・ホンダパワーユニット18 

F1オーストラリアGP2014年シーズン

2014年シーズン

マルシャの2台がスタートが決められず周回数1週減算の上やり直しと言う波乱のスタート。新PU初年度は開幕戦から大きな波乱で始まった。出走するマシンが完走出来るか否かが心配される。再スタートも、1コーナーでケータハムの小林可夢偉がブレーキトラブルで止まり切れずウィリアムズのマッサに接触し共にリタイア、優勝最有力候補と目されたメルセデスのハミルトンと、レッドブルのベッテルがエンジントラブルで早々に離脱と言う大波乱。その後、トラブルが発生しなかったメルセデスのロズベルグはスタートで先頭に踊り出てからは独走。2位以下を20秒以上突き放す圧勝劇でシーズン開幕戦を制した。なお、2位(マグヌッセン)・3位(バトン)は前年大不振に終わったマクラーレンの2台が獲得。ウィリアムズのマッサの早々の離脱や自身のタイヤトラブルと言う苦境はあったものの、ボッタスがウィリアムズに5位をプレゼントすると言う大健闘。前年のチャンピオンチームのレッドブルは、前年王者のセバスチャン・ベッテルがPUトラブルで早々のリタイア、チームメイトのリカルドは2位でフィニッシュしたもののレギュレーション違反で失格と言う散々な結果に終わった。リカルドは母国オーストラリアでの表彰台が剥奪されるというショッキングな出来事に見舞われてしまった。

2014年 オーストラリアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
144ルイス・ハミルトンメルセデス1:31.6991:42.8901:44.2311
23ダニエル・リチャルドレッドブル・ルノー1:30.7751:42.2951:44.5482
36ニコ・ロズベルグメルセデス1:32.5641:42.2641:44.5953
420ケビン・マグヌッセンマクラーレン・メルセデス1:30.9491:43.2471:45.7454
514フェルナンド・アロンソフェラーリ1:31.3881:42.8051:45.8195
625ジャン=エリック・ベルニュトロロッソ・ルノー1:33.4881:43.8491:45.8646
727ニコ・ヒュルケンベルグフォースインディア・メルセデス1:33.8931:43.6581:46.0307
826ダニール・クビアトトロロッソ・ルノー1:33.7771:44.3311:47.3688
919フェリペ・マッサウィリアムズ・メルセデス1:31.2281:44.2421:48.0799
1077バルテッリ・ボッタスウィリアムズ・メルセデス1:31.6011:43.8521:48.14715
1122ジェンソン・バトンマクラーレン・メルセデス1:31.3961:44.437 10
127キミ・ライコネンフェラーリ1:32.4391:44.494 11
131セバスチャン・ベッテルレッドブル・ルノー1:31.9311:44.688 12
1499エイドリアン・スーティルザウバー・フェラーリ1:33.6731:45.655 13
1510小林可夢偉ケータハム・ルノー1:34.2741:45.867 14
1611セルジオ・ペレスフォースインディア・メルセデス1:34.1411:47.293 16
174マックス・チルトンマルシャ・フェラーリ1:34.293  17
1817ジュール・ビアンキマルシャ・フェラーリ1:34.794  18
1921エステバン・グティエレスザウバー・フェラーリ1:35.117  20
209マーカス・エリクソンケータハム・ルノー1:35.157  19
218ロマン・グロージャンロータス・ルノー1:36.993  Pit
2213パストール・マルドナドロータス・ルノーNo time  21
2014年 オーストラリアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
16 ニコ・ロズベルグメルセデス571:32:58325
220 ケビン・マグヌッセンマクラーレン・メルセデス5726.777418
322 ジェンソン・バトンマクラーレン・メルセデス5730.0271015
414 フェルナンド・アロンソフェラーリ5735.284512
577 バルテッリ・ボッタスウィリアムズ・メルセデス5747.6391510
627 ニコ・ヒュルケンベルグフォースインディア・メルセデス5750.71878
77 キミ・ライコネンフェラーリ5757.675116
825 ジャン=エリック・ベルニュトロロッソ・ルノー571:00.44164
926 ダニール・クビアトトロロッソ・ルノー571:03.58582
1011 セルジオ・ペレスフォースインディア・メルセデス571:25.916161
1199 エイドリアン・スーティルザウバー・フェラーリ56+1 Lap13 
1221 エステバン・グティエレスザウバー・フェラーリ56+1 Lap20 
134 マックス・チルトンマルシャ・フェラーリ55+2 Laps17 
NC17 ジュール・ビアンキマルシャ・フェラーリ49+8 Laps18 
Ret8 ロマン・グロージャンロータス・ルノー43ERS22 
Ret13 パストール・マルドナドロータス・ルノー29ERS21 
Ret9 マーカス・エリクソンケータハム・ルノー27オイルプレッシャー19 
Ret1 セバスチャン・ベッテルレッドブル・ルノー3パワーユニット12 
Ret44 ルイス・ハミルトンメルセデス2エンジン1 
Ret19 フェリペ・マッサウィリアムズ・メルセデス0接触9 
Ret10 小林可夢偉ケータハム・ルノー0接触14 
DSQ3 ダニエル・リチャルドレッドブル・ルノー57失格2 

F1オーストラリアGP2013年シーズン

2013年シーズン

決勝はザウバーのヒュルケンベルグのマシンが燃料漏れでグリッドにつくことができず、21台でスタートされた。PPからレッドブルのベッテルが好スタートを切ったが、同僚のウェバーはECUのトラブルにより出遅れた。 先頭のベッテルはスーパーソフトのタレが大きく思うようにペースが上がらず、僅差でフェラーリのマッサ・アロンソが追いかける状況となった。後方ではメルセデスのハミルトンとロズベルグがランデブー走行、やや離れてロータスのライコネンが7位を走行した。 1回目のピットストップで第2スティントも同じ状況となり、2ストップ作戦で挑んだフォース・インディアのスーティルに前を抑えられる羽目となった。この状況を打破するため、フェラーリのアロンソが早めに2回目のタイヤ交換でアンダーカットを狙い、結果的にベッテル・マッサの前に出ることに成功した。 これにより実質のトップがアロンソと思われたが、1回目のタイヤ交換をアロンソと同時に行ったライコネンが2回目のタイヤ交換を遅らせたため、2回のピットストップで完走できる状況となった。 3回目のピットストップ後、ライコネンが実質トップに立ったが、アロンソがニュータイヤで猛追すると、ライコネンがFLで突き放してそのままトップでレースをフィニッシュ。新生ロータスとしては初のオリジナルのチーム・ロータスの開幕戦勝利となった。タイヤを最も上手く使い切ったライコネンは「僕にとって最も楽に獲得できた勝利のひとつだと思う」と語った。 2位アロンソ・3位ベッテルとチャンピオン経験者が表彰台を独占した。フォースインディアの躍進とは反対にマクラーレンはペースが悪く厳しい戦いを強いられ、バトンが何とか9位でポイントを獲得したものの、ペレスはポイント圏内に届かない11位に終わった。

2013年 オーストラリアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
11セバスチャン・ベッテルレッドブル・ルノー1:44.6571:36.7451:27.4071
22マーク・ウェバーレッドブル・ルノー1:44.4721:36.5241:27.8272
310ルイス・ハミルトンメルセデス1:45.4561:36.6251:28.0873
44フェリペ・マッサフェラーリ1:44.6351:36.6661:28.4904
53フェルナンド・アロンソフェラーリ1:43.8501:36.6911:28.4935
69ニコ・ロズベルグメルセデス1:43.3801:36.1941:28.5236
77キミ・ライコネンロータス・ルノー1:45.5451:37.5171:28.7387
88ロマン・グロージャンロータス・ルノー1:44.2841:37.6411:29.0138
914ポール・ディ・レスタフォースインディア・メルセデス1:45.6011:36.9011:29.3059
105ジェンソン・バトンマクラーレン・メルセデス1:44.6881:36.6441:30.35710
1111ニコ・ヒュルケンベルグザウバー・フェラーリ1:45.9301:38.067 11
1215エイドリアン・スーティルフォースインディア・メルセデス1:47.3301:38.134 12
1318ジャン=エリック・ベルニュトロ・ロッソ・フェラーリ1:44.8711:38.778 13
1419ダニエル・リカルドトロ・ロッソ・フェラーリ1:46.4501:39.042 14
156セルジオ・ペレスマクラーレン・メルセデス1:44.3001:39.900 15
1617バルテッリ・ボッタスウィリアムズ・ルノー1:47.3281:40.290 16
1716パストール・マルドナドウィリアムズ・ルノー1:47.614  17
1812エステバン・グティエレスザウバー・フェラーリ1:47.776  18
1922ジュール・ビアンキマルシャ・コスワース1:48.147  19
2023マックス・チルトンマルシャ・コスワース1:48.909  20
2121ギド・ヴァン・デル・ガルデケータハム・ルノー1:49.519  21
2220シャルル・ピックケータハム・ルノー1:50.626  22
2013年 オーストラリアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
17 キミ・ライコネンロータス・ルノー581:30:03725
23 フェルナンド・アロンソフェラーリ5812.451518
31 セバスチャン・ベッテルレッドブル・ルノー5822.346115
44 フェリペ・マッサフェラーリ5833.577412
510 ルイス・ハミルトンメルセデス5845.561310
62 マーク・ウェバーレッドブル・ルノー5846.828
715 エイドリアン・スーティルフォースインディア・メルセデス581:05.068126
814 ポール・ディ・レスタフォースインディア・メルセデス581:08.44994
95 ジェンソン・バトンマクラーレン・メルセデス581:21.63102
108 ロマン・グロージャンロータス・ルノー581:22.75981
116 セルジオ・ペレスマクラーレン・メルセデス581:23.36715 
1218 ジャン=エリック・ベルニュトロ・ロッソ・フェラーリ581:23.85713 
1312 エステバン・グティエレスザウバー・フェラーリ57+1 Lap18 
1417 バルテッリ・ボッタスウィリアムズ・ルノー27+1 Lap16
1522 ジュール・ビアンキマルシャ・コスワース57+1 Lap19 
1620 シャルル・ピックケータハム・ルノー56+2 Laps22 
1723 マックス・チルトンマルシャ・コスワース56+2 Laps20 
1821 ギド・ヴァン・デル・ガルデケータハム・ルノー56+2 Laps21 
Ret19 ダニエル・リチャルドトロ・ロッソ・フェラーリ39エキゾースト14 
Ret9 ニコ・ロズベルグメルセデス26電気系6 
Ret16 パストール・マルドナドウィリアムズ・ルノー24スピン17 
Ret11 ニコ・ヒュルケンベルグザウバー・フェラーリ0燃料系11