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モナコの地域情報

モナコの特徴

モナコの特徴

フランスは地中海沿岸地方コート・ダジュールのうち、イタリアとの国境近くに位置している都市国家モナコ。

面積は2.02平方キロメートルと世界で2番目に小さい国家ですが、世界でも有数の裕福な国として知られており、世界中のセレブたちがモナコに居住しています。

そのせいか治安は非常に良く、初めて海外旅行する人でも安心して訪れられる観光地として高い評判を得ています。

今回はモナコの基本的な地域情報から観光情報、グルメ情報まで、モナコに行こうと思っている人に役立つ情報をピックアップしてみました。

モナコの基本情報をチェック

モナコの基本情報をチェック

まずモナコという国のことについて基本的な地域情報をチェックしておきましょう。

前述した通り国家としては世界で2番目に小さいのですが、地中海沿岸に面していて景観が素晴らしく、カジノやF1モナコグランプリ、WRC(世界ラリー選手権)ラリー・モンテカルロなどがあってエンターテインメント性が高いことなどから、世界各国より旅行客が訪れる観光地として有名です。

人口は2011年時点で36,000人強ですが、このうちモナコ国籍を持つ人は1割強ほど。それ以外はすべてフランス国籍を中心とする他国籍の人間で占められています。

ここまで他国籍所有者の人口が多い理由は、モナコが個人居住者に対して所得税を課さないタックス・ヘイヴンであることに由来しています。

公用語はフランス語。通貨はユーロが用いられます。

モナコのエリア情報をチェック

モナコのエリア情報をチェック

モナコの面積は日本の皇居の約2倍しかなく、全部で4つの地区(カルティエ)にわかれています。

事実上の首都にあたるモナコ市街地(モナコ=ヴィル)には文化財が豊富

モナコは厳密な首都を有していません。大公宮殿や政府、国民議会、裁判所などのあるモナコ市街地(モナコ=ヴィル)が事実上の首都として認識されています。

大公宮殿には数々の貴重な文化遺産があるほか、毎日昼頃には衛兵交替儀式が行われ、ひとつの見物となっています。

モンテカルロ区は国営カジノや水泳場といった観光が盛ん

モナコの北東部にある地区です。モナコの中心市街地で、国営のカジノをはじめ、湯治場やゴルフ場、水泳場、美術館、植物園など観光業が盛んな地域として知られています。

特にカジノは1,000人も収容できる大広間と、ルーレットのある部屋から構成されていて、エンタテイメント性に長けている一方、絵画や浮き彫り、塑像、美しい前庭など芸術的な一面も兼ね備えています。

ここにはモンテカルロ歌劇場も併設されています。

ラ・コンダミーヌ区は多様な専門店があるショッピング・グルメエリア

港にたくさんのクルーザーが停泊する港湾地区です。港からは大公宮殿が望めます。

1880年にオープンした歴史あるコンダミーヌ市場には多種多様な専門店が集まっており、観光客に人気があるのはもちろん、モナコに住んでいる人にとっても憩いの場となっています。

新鮮や野菜や果物を購入できるほか、飲食も楽しむことができるので、朝から市場を訪れてグルメを楽しむ人も多いようです。

フォンヴェイユ区は新興ビジネス地区

カジノ以外の新たな産業を生み出すために作られた新興ビジネス地区です。

海を埋め立てて新たに工業地帯を造り、銀行などさまざまな経済システムを確立しました。

工業地帯と言うと高い煙突やパイプが目立つというイメージがありますが、モナコでは環境に配慮した企業でなければ工場を建てられないというルールがあるため、煙突やパイプはビルの中に設置されています。

この工業地帯と新しいビジネスのおかげでかつて国庫収入の95%を占めていた火事の収入はわずか数%にも落ち込んでおり、モナコ=カジノの国というイメージは薄れつつあります。

工場地帯といってもグレース王妃のバラ園があったり、モナコのスタジアムがあったりと、産業一辺倒にならないための工夫が施されています。

モナコは治安もよく細部にまで整備が行き届いている

モナコの夏は湿度が低く、冬は暖かいという特徴をもつ地中海性気候です。

通年で晴天が多く、年間の平均気温は16℃程度。基本的に日本の季節と同じ服装で過ごすことができます。

どこに行っても整備が行き届いており、道路にゴミが落ちていたり、公園が寂れていたりすることはありません。

細部に至るまで人の手が入っているのでとても整然としており、気持ちよく過ごすことができるでしょう。

治安も良く、国土面積が小さいのに500人もの警察官が配置されていたり、あちこちにカメラが設置されているなど、防犯対策は万全。

国民の安全はもちろんですが、インターポールの事務所も設置されていて、国際犯罪の取り締まりにも力を注いでいます。

また、モナコでは2008年11月より禁煙法が施行され、公共の場での喫煙は一切禁止となりました。

教育機関をはじめ、未成年者に開放されている場所など禁煙エリアで喫煙すると罰金の対象になってしまうので注意しましょう。

ここがおすすめ!モナコの観光情報

ここがおすすめ!モナコの観光情報

モナコは国土が非常に小さい国なので、その気になれば主要な観光スポットを一日で見て回ることも可能です。

道路の勾配がきついところがあるので、公共のエレベーターや市内バスなどを利用して回ると効率よく観光できます。

なお、狭いからといってレンタカーなど車で移動して回るのはおすすめできません。モナコは国土に対して人口密度が高いため、自動車で移動すると渋滞に巻き込まれるおそれがあるからです。

駐車場も少ないですし、一部エリアはモナコナンバーやフランスの特定のナンバーしか入ることができませんので避けた方が無難です。

ざっとモナコの街を見てみたいという人におすすめなのが海洋博物館の前から出発してモナコを一周するプチトレインへの乗車。

汽車の形をしていますが実際は連結した車が普通の道路を走行するもので、モナコ新港やカジノ、王宮広場など主要な観光スポットを30分ほどで巡ってスタート地点に戻ってきます。

3月~11月中旬まで運行していますし、日本語でのガイドテープもあるので一度は乗車してみることをおすすめします。

スポットごとに観光したい場合は、カジノの近くにある観光案内所を訪れましょう。

モナコの地図はもちろん、観光に関する資料を請求したり、問い合わせに対応したりしてくれます。

わからないことやおすすめポイントを知りたいなら先に観光案内所を訪れて計画を練るのもいいかもしれません。

ここからはモナコの主要な観光名所を紹介します。

全部で4つあるカジノのなかでも最も有名なのは1863年にオープンしたグランカジノ

全部で4つあるカジノのなかでも最も有名なのは1863年にオープンしたグランカジノ

かつてモナコの主要産業として栄えていたカジノ。現在は国の収入のおよそ4~5%に留まっていますが、今なおモナコのカジノで遊興する観光客は少なくありません。

モナコには全部で4つのカジノがありますが、中でも有名なのは1863年にオープンしたグランカジノ(カジノ ド モンテカルロ)。

併設されている歌劇場ともども、設計はパリのオペラ座を設計した建築科シャルル・ガルニエによるもので、ベル・エポック様式の美しい外観は観光名所としても人気です。

カジノを楽しむのはもちろんですが、雰囲気のみを楽しみに訪れる観光客が多いのも特徴。「お金がないからカジノは…」という人も優雅なカジノの雰囲気だけ楽しみに行ってみてはいかがでしょうか。

1215年建設の大公宮殿はパラティン礼拝堂やルイ15世の間など見どころ満載

モナコ・ヴィル地区の絶壁に建っている大公宮殿はモナコの中でも有数の観光名所のひとつ。

1215年にジェノヴァ人が建設した要塞の後に建造されたもので、宮殿の前では毎日11時55分に衛兵の交代式を見学できます。

13世紀初頭から17世紀初頭までと時代をまたがって作られているため、それぞれの時代ごとの見事な建築を楽しめるのも魅力です。

特にパラティン礼拝堂やルイ15世の間、イタリア様式の回廊、王座の間などは一見の価値ありです。

1875年建設のモナコ大聖堂にはグレース・ケリーが眠る

真っ白な石で造られたロマネスク、ビザンチン様式のカトリック教会です。

1875年に建設され、かの有名なグレース・ケリーのお墓とともに、歴代の大公が眠る場所となっています。

荘厳な雰囲気をまとう外観もさることながら、1500年頃に描かれた祭壇画や司教の玉座など内部も見所たっぷりです。

モナコのグルメ情報

モナコのグルメ情報

モナコは地中海に面していると同時に山にも近いことから、海の幸も山の幸も豊富にそろっています。

料理は隣り合っているフランスとイタリアの食文化の影響を色濃く受けており、日本人にもなじみやすいグルメを堪能できます。

ここではモナコでも人気の伝統グルメをいくつか紹介します。

野菜の上にスズキを乗せたトマトベースの「バー・ア・ラ・モナコ」

ジャガイモやにんじんなどの野菜の上に新鮮なスズキを丸ごと乗せ、トマトベースのソースで焼き上げた料理です。

見た目のインパクトもさることながら、フレッシュなスズキと酸味のあるトマトがほどよくマッチしていて食べ応えのある逸品となっています。

シーフードにワインとクリームソースベースを合わせた「グラタン・ド・フルーツ・ド・マー」

フレッシュなシーフードに、クリームソースとワインを合わせたシーフードグラタンです。

地中海のシーフードをたっぷり味わえるぜいたくな料理として人気です。

ひよこ豆の粉で作ったパンケーキ「ソッカ」

ひよこ豆の粉を使って作ったパンケーキです。スモークサーモンや白ワインと合わせて食べるのが一般的です。

レストランでは食前酒の前菜として出てくることもありますが、屋台などで軽食として楽しむこともあります。

治安がいいモナコは初めての海外旅行にも最適!

モナコは治安がいいことで有名なので、初めての海外旅行にぴったり。

短時間でいろいろな観光スポットを巡れるので、観光名所を周り尽くしたいという人にもおすすめです。

モナコ=お金持ちというイメージはありますが、予算を抑えて景観を楽しむなどいろいろな楽しみ方がありますので、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

野菜の上にスズキを乗せたトマトベースの「バー・ア・ラ・モナコ」