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F1 ロシアGP観戦ツアー | F1観戦ツアー専門のWST

ウクライナ侵攻によるロシアGPの開催中止

ロシア軍によるウクライナ侵攻の影響を鑑みて、2022年3月1日に2022 F1ロシアGPの開催中止が正式発表されました。2023年以降、ロシア国内でF1を開催しないことにも言及されました。

 

F1ロシアGP 開催日程

日程開催レース開催地
2022/09/23 (金)F1ロシア グランプリ(GP)・フリー走行1
F1ロシア グランプリ(GP)・フリー走行2
2022年3月1日 不開催が正式発表されました。
ソチ
2022/09/24 (土)F1ロシア グランプリ(GP)フリー走行3、予選
2022年3月1日 不開催が正式発表されました。
ソチ
2022/09/25 (日)F1ロシア グランプリ(GP)決勝レース
2022年3月1日 不開催が正式発表されました。
ソチ

F1ロシアGPサーキット情報

F1ロシアGP観戦ツアー_0101
サーキット名ソチ・オートドローム
設立年2014年
デザインヘルマン・ティルケ
コース全長5872m
コーナー数16
周回数53周
周回方向時計回り
2022年9月25日(日)にソチ・オートドロームで決勝レースが行われる予定であったが、ロシア軍によるウクライナ侵攻を経て中止が決定され、翌年以降の契約も解除された。

F1ロシアGPチケットのスタンド情報

3日通し券(金土日) 
Main GrandStand
Turn1 Category1
Turn2 Category1
Turn3 Category1
Turn4 Category1
General Admission

 

F1ロシアGP過去の予選とレース結果は???

中東地域における初のF1開催として、2004年よりカレンダーに加わった。当初は、シーズン終盤の時期に開催される予定だったが、イスラム教の断食月ラマダーンと重なることを避けるため、シーズン序盤開催となった。バーレーンはイスラム教の国家であるため、表彰式のシャンパンファイトではノンアルコールのローズウォーターが用いられれている。

2006年は、過去10年連続で開幕戦として開催されてきたオーストラリアGPが、2006年コモンウェルスゲームズ開催の関係で4月に開催日程が移動したことから、バーレーンGPが2004年の開幕戦の舞台となった。

2010年は耐久コースで開催されたため、1周の長さが従来の5,411mから6,299mとなったが、耐久コースでのレースはこの年限りで、以降は元のレイアウトに戻されることになった。

2011年も開幕戦に予定されていたが、同国の反政府デモによる混乱(バーレーン騒乱)で軍隊と民衆との衝突が発生し、緊迫した情勢下になったことから、2011年のバーレーンGPは中止となった。

2014年から決勝レースは昼間の開催から、ナイトレースで行われている。

F1ロシアGP2021年シーズン

F1ロシアGP観戦ツアー_0301

決勝レース直前、上空は雲に覆われていた。レースに先立っては予選7位のメルセデスのボッタスが信頼性に関する懸念から5基目のPUコンポーネントを投入。17番グリッドに降格した。アルファロメオのジョビナッツィもギアボックス交換で降格を受けた。
予選がウェットで行われたため、決勝では全車が自由にスタートタイヤを選択した。
トップ5を含めてミディアム選択組の方がやや多い形となり、後方スタート勢はメルセデスのボッタスやレッドブルのフェルスタッペン等、ハードを履くマシンが目立った。
注目のオープニングラップでメルセデスのハミルトンは、ターン2へと至る際にマクラーレンのノリスにスタック。6位に後退した。続くターン3ではフェラーリのサインツがマクラーレンのノリスをオーバーテイクしてトップに躍り出た。アストンマーティンのストロールは3ポジションアップの4位に浮上し、角田裕毅は最下位にまで転落した。
最後尾スタートのレッドブルのフェルスタッペンは7周目に早々とメルセデスのボッタスを交わして14位に浮上。10周目にはフェラーリのルクレールに急に進路を塞がれ、あわや接触かというシーンもあった。
1ストップ必至のレースで先陣を切ったのはアストンマーティンのストロールで13周目にビットに入ったが、ただ結果的にはこの判断によって大きくポジションを落とす事となり、
11位でレースを終えた。その翌周にピットに動いた3位ラッセルもまた、10位入賞が精一杯という結果に終わった。
マクラーレンのノリスは13周目のストレートでフェラーリのサインツを交わしてトップを奪還した。フェラーリのサインツがピットストップに動いた事でマクラーレンのリカルドが2位に浮上。第1スティントはメルセデスのハミルトンからチームメイトを守る盾としての役割を演じた。
残り10周を切ったところでラッセルが降雨を報告。ペレスは45周目にマクラーレンのリカルドを、48周目にフェラーリのサインツを交わして3位にまでポジションを上げたものの、インターへの履き替えが遅れた事で9位に甘んじた。
雨脚が一気に強まった事で、残り5周で5~7位を走行していたレッドブルのフェルスタッペン、フェラーリのサインツ、マクラーレンのリカルドが一斉にインターに交換。この判断が功を奏して2~4位へとポジションを上げた。
トップ2を走行していたマクラーレンのノリスとメルセデスのハミルトンは共にフリーストップの権利を手にしていたものの遅々としてピットに入らなかった。
最終的にはタイトル争いのライバル、レッドブルのフェルスタッペンがピットに入った事もあり、ステイアウトし続ける事で失うものが大き過ぎるメルセデスのハミルトンが先行してインターへと履き替えた。
一方、チーム側から雨量は最後まで変化しないと伝えられていたマクラーレンのノリスはコースに留まり続けたものの、最終盤には大雨となり、まともに走る事もままならずコースオフを繰り返してかろうじてピットへと向かった。
荒れた展開でベテランが強いのは世の理だ。復帰戦のアルファロメオのライコネンは終盤に13位を走行していたものの、早めにインターへと履き替えて8位フィニッシュと、アルファロメオに貴重なポイントを持ち帰った。
アルピーヌのアロンソは逆に交換のタイミングが遅れたものの、ポジションを一つも落とす事なく6位でチェッカーフラッグを受けた。
ポイント圏外14位を走行していたメルセデスのボッタスにとって失うものは何もなかった。アルファロメオのライコネンと同じように早々に履き替え、5位フィニッシュと一気にジャンプアップした。
リタイヤはウィリアムズのラティフィとシューマッハの2台となった。

2021年 ロシアGP予選
PosNoドライバーチームQ1Q2Q3Grid
14ランド・ノリスマクラーレン-メルセデス1:47.2381:45.8271:41.9931
255カルロス・サインツフェラーリ1:47.9241:46.5211:42.5102
363ジョージ・ラッセルウィリアムズ-メルセデス1:48.3031:46.4351:42.9833
444ルイス・ハミルトンメルセデス1:45.9921:45.1291:44.0504
53ダニエル・リカルドマクラーレン-メルセデス1:48.3451:46.3611:44.1565
614フェルナンド・アロンソアルピーヌ-ルノー1:47.8771:45.5141:44.2046
777バルテリ・ボッタスメルセデス1:46.3961:45.3061:44.71016
816ランス・ストロールアストンマーティン-メルセデス1:48.3221:46.3601:44.9567
911セルジオ・ペレスレッドブル-ホンダ1:46.4551:45.8341:45.3378
1031エステバン・オコンアルピーヌ-ルノー1:48.0991:46.0701:45.8659
115セバスチャン・ベッテルアストンマーティン-メルセデス1:47.2051:46.57310
1210ピエール・ガスリーアルファタウリ-ホンダ1:47.8281:46.64111
1322角田裕毅アルファタウリ-ホンダ1:48.8541:46.75112
146ニコラス・ラティフィウィリアムズ-メルセデス1:48.252No Time18
1516シャルル・ルクレールフェラーリ1:48.470No Time19
167キミ・ライコネンアルファロメオ-フェラーリ1:49.58613
1747ミック・シューマッハハース-フェラーリ1:49.83014
1899アントニオ・ジョヴィナッツィアルファロメオ-フェラーリ1:53.02317
199ニキータ・マゼピンハース-フェラーリ1:53.76415
2033マックス・フェルスタッペンレッドブル-ホンダNo Time20
2021年 ロシアGP決勝
PosNoドライバーチーム周回数タイム/リタイヤGridPoints
144ルイス・ハミルトンメルセデス531:30:41.001425
233マックス・フェルスタッペンレッドブル-ホンダ53+53.2712018
355カルロス・サインツフェラーリ53+62.475215
43ダニエル・リカルドマクラーレン-メルセデス53+65.607512
577バルテリ・ボッタスメルセデス53+67.5331610
614フェルナンド・アロンソアルピーヌ-ルノー53+81.32168
74ランド・ノリスマクラーレン-メルセデス53+87.22417FL
87キミ・ライコネンアルファロメオ-フェラーリ53+88.955134
911セルジオ・ペレスレッドブル-ホンダ53+90.07682
1063ジョージ・ラッセルウィリアムズ-メルセデス53+100.55131
1118ランス・ストロールアストンマーティン-メルセデス53+116.19817
125セバスチャン・ベッテルアストンマーティン-メルセデス52+1 Lap10
1310ピエール・ガスリーアルファタウリ-ホンダ52+1 Lap11
1431エステバン・オコンアルピーヌ-ルノー52+1 Lap9
1516シャルル・ルクレールフェラーリ52+1 Lap19
1699アントニオ・ジョヴィナッツィアルファロメオ-フェラーリ52+1 Lap17
1722角田裕毅アルファタウリ-ホンダ52+1 Lap12
189ニキータ・マゼピンハース-フェラーリ51+2 Laps15
196ニコラス・ラティフィウィリアムズ-メルセデス47DNF18
Ret47ミック・シューマッハハース-フェラーリ32DNF14

F1ロシアGP 各スタンドからのコースの見え方

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F1ロシアGPのスタンドMain GrandStandからコースの見え方

近い距離でスターティング・グリッドに並ぶマシンを観ることが出来ます。スタンド正面が各チームのピットになっているので、タイヤ交換などでマシンがピットインしてきた時のタイヤ交換作業なども近い距離で観ることが出来ます。スタンド前のスターティンググリッドにはチーム代表やメカニック・エンジニアなどが集まり、ドライバーと決勝レースの作戦の最終確認しますので、その時の様子は撮影チャンスです。TVカメラや報道関係者などもスターティンググリッドにやってきてドライバー達にインタビューをします。スターティンググリッドは非常に賑やかで華やかな雰囲気に包まれます。スタンドには屋根が設置されていますので、陽射しや雨からも守ってくれます。ジャイアントスクリーンがスタンドの前に設置されていますので、決勝レースの順位などの状況もわかりやすいです。F1の華やかな雰囲気や表彰式などの様子を楽しみたい人にはおススメのスタンドです。

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F1ロシアGPのスタンドT1 Stand Category1からコースの見え方

コースレイアウト上では1コーナーとされているが、実質的にはストレートである。決勝レーススタート後のマシンが一斉に駆け抜けていく様子が見れる。またピットロードが目の前になり、本コースとピットロードを出ていく時のマシンのスリリングな攻防がみれるポイントにもなります。2コーナーまでのロングストレート区間でオーバーテイクやバトルが繰り広げられます。バトルやオーバーテイクをたくさん観たい人にはおススメのスタンドです。

スタンドには屋根が設置されていませんので、陽射し対策や雨対策が必要です。ジャイアントスクリーンは設置されていないですので、決勝レースの順位を知りたい人はスマートフォン用のF1アプリをダウンロードしておくと良いでしょう。

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F1ロシアGPのスタンドT2 Stand Category1からコースの見え方

コースレイアウト上は2コーナーだが、実質的には1コーナーになる。最終コーナーからホームストレートを駆け抜けてオーバーテイクが繰り広げられるポイントにもなる。ホームストレートはDRSが設定されている区間でもあるので、華やかなMain GrandStandよりもオーバーテイクシーンやバトルをたくさん見たい人にはおススメのスタンドです。ロシアGPで最もオーバーテイクが繰り広げられるエリアになります。スタンドには屋根が設置されていませんので、陽射し対策や雨対策が必要です。ジャイアントスクリーンは設置されていないですので、決勝レースの順位を知りたい人はスマートフォン用のF1アプリをダウンロードしておくと良いでしょう。

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F1ロシアGPのスタンドT3 Stand Category1からコースの見え方

2コーナー、3コーナーでイン側のラインを取ったマシンがこの3コーナーではアウト側のラインになるので、2コーナーで追い抜いたマシンにこの3コーナーで反撃されやすく、何度もこの3コーナーで再び追い抜き返されることがしばしばある。コース幅も非常に広く、2台のマシンが並列に走行するスペースが十分にある。この3コーナーでアウト側のラインで走行し追い抜かれなければ、次の4コーナーではイン側のラインになるので再び抜き返すことが可能になる。オーバーテイクシーンやバトルをたくさん見たい人にはおススメのスタンドです。スタンドには屋根が設置されていませんので、陽射し対策や雨対策が必要です。ジャイアントスクリーンは設置されていないですので、決勝レースの順位を知りたい人はスマートフォン用のF1アプリをダウンロードしておくと良いでしょう。

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F1ロシアGPのスタンドT4 Standからコースの見え方

T3コーナーでサイド・バイ・サイドのバトルを繰り広げてきたマシンの決着がこのコーナーで決します。このコーナー(5コーナー)でのオーバーテイクも非常に多く、スリリングなポイントになるスタンドである。このT4スタンド前のコーナーでも多くのバトルやオーバーテイクが繰り広げられます。バトルやオーバーテイクをたくさん観たい人にはおススメのスタンドです。スタンドには屋根が設置されていませんので、陽射し対策や雨対策が必要です。ジャイアントスクリーンは設置されていないですので、決勝レースの順位を知りたい人はスマートフォン用のF1アプリをダウンロードしておくと良いでしょう。

 

 

F1ロシアGPの開催地ソチの情報

首都:モスクワ。
人口:1億4680万人。
物価:日本より割安感がある。
通貨:ルーブル。
時差:+5時間。
気温:F1開催時の平均気温15度~22度。
公用語:ロシア語。
サーキット:ソチ・オートドローム。
開催期間:2022年9月23日~2022年9月25日。
開始時刻:15時00分(日本時間21時00分)。
観戦時の服装:長袖シャツ+上着。雨天時は防寒服が望ましいでしょう。
ソチの観光名所:オリンピックスタジアム、クラーナスヤ・ポリャーナ、ソチ博物館、スターリンの別荘、ソチ公園、スカイパーク、リビエラ公園がおススメです。

2014年2月に開催された冬季ソチオリンピックの会場周辺の道路をサーキットとして転用し、低コストでF1開催を実現。ロシア政府は2011年に建設費用として約150億円でサーキットを建設したが、サーキットのコースレイアウトはF1でもお馴染みの、ヘルマン・ティルケ氏が設計を行った。コース全体のレイアウトを観察すると、ティルケ氏の個性が滲み出たレイアウトになっていることはF1ファンならば気づくはずである。
サーキットの舗装に関してはF1開催サーキットの中でタイヤの摩耗が非常に低い特徴があり、タイヤ交換義務のルールがなければ、タイヤ無交換でレースを走りきれるほどである。
毎年、プーチン大統領が決勝レース終了間際に来場し、表彰式で優勝ドライバーにトロフィーを授与していることから、F1という世界的スポーツイベントを通じてロシアを世界に政治的に宣伝するマーケティングツールとして活用している感があることから、近年のロシアのモータースポーツへの積極的な投資、とりわけロシア人ドライバーが多数、F1にデビューしている。