F1 カナダGP観戦ツアー | F1観戦ツアー専門のWST
F1カナダGP観戦ツアー
・F1観戦ツアーのお見積り
F1カナダGPチケット
STAND AREA(金土日) 「税込」 | |
---|---|
Main Straight | |
スタンド1 | |
スタンド11 Sections1,2,3 | |
スタンド11 Sections4,5,6,7,8 | |
スタンド12 Sections2,3,4 | |
スタンド12 Sections5,6,7 | |
スタンド15 | |
スタンド16 | |
Lance Stroll | |
スタンド34 | |
スタンド21 | |
スタンド31 | |
スタンド46 | |
スタンド47 | |
GENERAL ADMISSION |
F1カナダGP 開催日程
日程 | 開催レース | 開催地 |
2025/06/13 (金) | F1カナダ グランプリ(GP)・フリー走行1 F1カナダ グランプリ(GP)・フリー走行2 | モントリオール |
2025/06/14 (土) | F1カナダ グランプリ(GP)フリー走行3、予選 | モントリオール |
2024/06/15 (日) | F1カナダ グランプリ(GP)決勝レース | モントリオール |
お客様独自のオリジナルプランの見積りをお作りします。
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①観戦したいレース。
②日本を出発する日付、現地で宿泊する日数(何泊)、現地を出発する日付、日本に帰着する日付。
①②を事前に決めれば見積り依頼をしやすいです。
WORLD SPORTS TRAVEL
☎06-4303-4364
MAIL:info@f1world.net
土日祝、夏季、年末年始
受付時間:10:00-18:00 定休日:土日祝
F1カナダGP 各スタンドからのコースの見え方
グランドスタンド 1
目の前がピットになります。ピットイン作業の様子を間近で見ることが出来ます。決勝レース前のスターティンググリッドに整列するマシンの姿を見ることが出来ます。スタンドの目の前がスターティンググリッドになっているので、決勝レース開始直前の様子が楽しめます。決勝レース開始30分前ぐらいからマシンがピットに整列していきます。マシンの周囲をチーム監督、エンジニア、クルーが取り囲みます。TVカメラやインタビュアーもスターティンググリッドに集まってきて、レース開始直前のインタビューをドライバーにします。そのような華やかな様子の写真を撮ることが出来ます。ホームストレートを挟んで各チームのピットが正面にあり、タイヤ交換などのピットインの様子も観ることができます。ホームストレートはDRS区間でオーバーテイクのバトルも繰り広げられます。華やかな雰囲気やオーバーテイクシーンを観たい人にはおススメのスタンドです。
スタンド 12
ホームストレートから1コーナーでのオーバーテイクシーンと2コーナーの旋回が見れます。ピットストップでレーンから出てきたマシンの順位変動で交錯するシーンが見ることが出来ます。ホームストレートの後半部分から、1コーナー、2コーナーまでが見渡せます。ホームストレートはオーバーテイクを促進する為にDRS作動区間として設定されているので、このスタンドから1コーナーでのオーバーテイクシーンを観ることが出来ますので、オーバーテイクシーンを観たい人にはおススメのスタンドです。2コーナーはピットロード出口と交錯するので、ピットインしたマシンがコースを走行するマシンとの順位争いがこの2コーナーで決着するので楽しめます。毎年、完売になる時期が早いので、早めに観戦券を購入されることをおススメします。
スタンド11
チャンピオンズウォール・シケインからホームストレート、1・2コーナーまでの長い区間が見ることが出来る絶好のロケーションのスタンドです。コース全体の4分の1ほどを見渡せます。このスタンド11はコースの広範囲を見渡せるので、非常に人気があります。13-14コーナーのチャンピオンズウォールでのオーバーテイクや、1コーナーでのオーバーテイクの2か所のオーバーテイクシーンがこのスタンド11から観ることが出来るのが人気の要因ですので、毎年、このスタンド11の観戦券が完売するのが一番早いです。2コーナーから3コーナーへかけての区間まで見渡せるので非常にお得感にあるスタンドです。2コーナーでピットロード出口と交錯するので、ピットイン時の順位争いの決着シーンも目の前で観ることが出来ます。オーバーテイクを観たい人にはおススメのスタンドです。このスタンド11が最も地下鉄の駅から遠い距離になります。徒歩で大体40分くらい掛ります。
スタンド31
このシケインをスムーズにクリアー出来れば最終シケインでオーバーテイクを仕掛けることが可能になります。シケインの立ち上がりを失敗すると後続のマシンに最終シケインで追い抜かれることになります。8コーナー、9コーナーのシケイン前に設営されたスタンドになります。この8-9コーナーでのオーバーテイクはほとんどありませんが、次の10コーナーのヘアピンはオーバーテイクポイントなので、この8-9コーナーのシケインをいかに速いスピードで通過するかがポイントになるので、各ドライバーはこの8-9コーナーを限界ギリギリで攻めてきます。限界を超えてコースオフしてしまい、結果的に順位を落とすマシンも多いです。2019年にトップを快走していたベッテルが2位を走行中のハミルトンからのプレッシャーに耐えきれずに、この8-9コーナーをコースオフしてショートカットでコース復帰した為に5秒ペナルティが下されて優勝を逃したことは記憶に新しい。オーバーテイクを観たい人は、10コーナーに設営されているスタンド15、スタンド34で観戦されることをおススメします。
スタンド15
10コーナー・ヘアピンのスタンドになります。ブレーキング競争でのバトルが繰り広げられオーバーテイクのシーンが多く見られるポイントです。レコードラインを外せばタイヤカスがコースを覆っており、オーバーテイクを仕掛ける際はイン側のラインを取るのが常道。このスタンド15のヘアピンでは毎年、数多くのオーバーテイクシーンが繰り広げられます。スタンド34で観戦するか、スタンド15で観戦するか悩むところですが、観戦券の料金はスタンド15のほうが1万円ほど割高ですが、その理由はヘアピンに進入してくるまでの区間と、ヘアピンを立ち上がった後の区間も見渡せるからです。スタンド15、スタンド34のいずれもオーバーテイクシーンが観れますが、観戦券の料金にこだわらず、もう少し、コースを見渡せる範囲がひろいほうが良いという考えのひとには、このスタンド15がおススメです。
スタンド34
最終ヘアピンのバトルとオーバーテイクが見られるスタンドです。ヘアピンを立ち上がって加速してシフトアップしていく「音」が聞き取れます。この10コーナーのヘアピンで毎年多くのオーバーテイクがスタンド34とスタンド15で観れます。スタンド34はヘアピンと、その前後部分しか見ることが出来ませんが、観戦券の料金はスタンド15より1万円ほど安いです。オーバーテイクも観たい。観戦券の料金も安いほうが良い、という人におススメのスタンドです。
ランス・ストロールスタンド
地元カナダのランスストロール応援団のスタンドになります。10コーナーヘアピンでのオーバーテイクシーンも見ることが出来ます。スタンド名からこのスタンドは地元カナダ人のランス・ストロールの大応援団のスタンドになりますので、ストロールのファンの人ならば、このスタンドで観戦すれば楽しいでしょうが、ストロールのファンでなければ、他のスタンドで観戦されることをおススメします。
スタンド46
最終ヘアピンを立ち上がってチャンピオンズウォールのシケインまでのストレート区間になります。カナダGPで一番長いストレート区間の前半部分に設営されたスタンドになります。このスタンドからは10コーナーヘアピンのオーバーテイクを観ることは出来ません。このスタンド46の前を通過するマシンはアクセル全開で一瞬で通過していきますので、ゆっくりマシンの姿を観たい、オーバーテイクシーンを観たい、という人には向いていませんので、他のスタンドで観戦されたほうが良いでしょう。
F1カナダGP・モントリオール
首都:オタワ。
人口:3,515万人。
物価:日本よりやや割高感がある。
通貨:カナダドル。
時差:+14時間。
気温:F1開催時の平均気温12度~24度。
公用語:英語、フランス語。
サーキット:ジル・ビルヌーヴ・サーキット。
開催期間:2025年06月13日~2024年06月15日。
開始時刻:14時00分(日本時間27時00分)。
観戦時の服装:長袖シャツ(雨天時は防寒服が望ましいでしょう)。
モントリオール近郊の観光名所:ノートルダム聖堂、オールドモントリオール、モントリオール美術館がおススメです。
カナダ第2の大都市であるモントリオール。1978年からF1カナダGP開催の地となる(1987年、2009年は未開催)。毎年、ほぼ6月初旬の開催である。セントローレンス川の中州であるノートルダム島の周遊道路の一部をサーキットコースとして使用。モントリオールのセントラルからは地下鉄でアクセス出来る。典型的はストップ&ゴーのコースレイアウトでヘアピンを立ち上がってから1000mを越えるカジノストレートがオーバーテイクポイントとなる。カジノストレートエンドの最終シケインの出口の壁に直撃するマシンが毎年のように見られる。別名・チャンピオン・ウォールと呼ばれている。ランオフエリアの幅が狭く、すぐ横が壁になっているなどのコース特性もありセーフティーカーの出動率が非常に高いのも特徴である。モントリオール周辺には中規模以上の街は皆無で宿泊するにはモントリオール市のみしかないのが実情である。夏のカナダの観光は人気度が高く期間が短い為にホテルの宿泊価格の相場は高騰し、F1開催地ではおそらくモントリオールが一番宿泊費が高いのも特徴である。自然が残されており、ノートルダム島に限らずモントリオールの市街地でもリスが闊歩していて人間と共生している。
F1カナダGP観戦ツアーを現地で楽しむ方法
カナダGPが行われるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、緑豊かな景観とスリル満点のコース設定が人気です。主要駅からのアクセスも便利で、周辺にはモントリオール・ノートルダム大聖堂をはじめとした観光スポットが数多くあります。カナダGPを楽しむ方法をぎゅっとまとめました。
カナダGPは、緑に包まれたスリル満点のコース設定が人気のジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われます。
サーキットは主要駅からのアクセスが便利で、サーキット脇の芝生でピクニックが楽しめるほか、周辺にはモントリオール・ノートルダム大聖堂をはじめとした観光スポットも数多くあります。
カナダGPのF1観戦ツアーを現地で楽しむ方法をお伝えします。
F1カナダGPの特徴と観戦ツアーの楽しみ方
カナダGPは、モントリオールにあるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催されます。
このサーキットは、1982年以前は「サーキット・イル・ノートルダム」という名称でした。
しかし、この年に地元の名F1ドライバーであるジル・ヴィルヌーヴが亡くなったことから、その業績をたたえて現在のサーキット名となりました。
緑とスリルが満点のサーキット
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットは、セント・ローレンス川に作られた人工の島「ノートルダム島」のなかにあります。
ノートルダム島は、1967年のモントリオール万博の会場となった場所です。
緑豊かなこの島の外縁を、一周するようにコースが設定されています。
距離は4.361kmと長くはないものの、ストレートが長く続く後の鋭いヘアピンカーブといったストップ&ゴータイプのレイアウトが特徴です。
また、コース脇のウォールとの距離が近いのもポイントで、一瞬の気のゆるみがクラッシュを招いてしまうシビアさがスリル満点といえるでしょう。
そのためレース展開が荒れることでも有名で、その番狂わせを楽しみにF1観戦ツアーに参加する「通」の方も多くいらっしゃいます。
なお、緑が多いため、木々が邪魔になってコースがよく見えない場所も少なくありません。
せっかくF1観戦ツアーに参加するなら、観戦場所を選ぶ際には注意しておきましょう。
アクセスが便利
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットの最寄り駅はJean-Drapeau駅です。ここからサーキットまでは、徒歩約15分。
観戦スタンドの番号によって左右に分かれて進むよう、駅の正面に案内板が立っているため、迷うことなく向かえます。
最寄り駅から近い駅にホテルが充実していることも、嬉しいポイントです。
周辺のおすすめ観光スポット&グルメ
サーキットのあるモントリオール周辺には、訪れてみたい観光スポットや魅力的なグルメが数多くありF1観戦ツアーの思い出を一層の彩りを与えてくれます。
サーキット周辺の広場
上空から見るとよくわかりますが、ノートルダム島は緑に覆われた美しい島です。
そのため、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットの周辺にも、気持ちよくくつろげる緑の広場がたくさんあります。
レースの合間に散策したり、屋台で購入したピザやホットドッグなどを芝生の上で食べたりと、のんびり過ごせます。
セント・ローレンス川の観光クルーズ
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットをかこむセント・ローレンス川には、モントリオールの歴史ガイドが付いた観光クルーズがあります。
この街の歴史を学びつつ、観光スポットとしても有名なジャックカルティエ橋やブーシャーヴィル島などの美しい光景を楽しむことは、最高のF1観戦ツアーとなるでしょう。
モントリオール・ノートルダム大聖堂
ノートルダム島の西の対岸に位置するモントリオール・ノートルダム大聖堂は、モントリオールを訪れたときには外せない観光スポットです。
ノートルダム大聖堂といえばパリが有名ですが、フランス語で「聖母マリア」を意味する「ノートルダム」を冠した教会は、実は世界各地にあります。
このモントリオール・ノートルダム大聖堂は世界遺産にも登録されており、中に入ると、その美しさに圧倒されること間違いなしです。
色とりどりのステンドグラスや精緻な彫刻を施された祭壇などは、見るだけで敬虔な気持ちにさせられます。ぜひ一度は訪れて欲しいスポットです。
また、世界最大級のパイプオルガンの音色も、きっと感動を呼ぶことでしょう。
目も舌も大満足のグルメ
見た目も味も満足間違いなしのグルメが数多くあるのも、モントリオールの魅力のひとつです。
セント・ローレンス川沿いには景色を楽しみながら食事のできるレストランが立ち並び、モン・ロワイヤル公園周辺にもおしゃれなレストランが点在しているので、レースや観光の合間におなかも満たせます。
オンラインでの注文やデリバリーに対応しているレストランも増えているので、楽しみ方が広がります。
初心者にも楽しみやすいカナダGP
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットの周辺には、観光スポットやグルメが数多く揃っています。
そのうえ、清潔で居心地のよいホテルも近隣に多く見つかるので、レース観戦以外の時間も有意義に過ごせるので、人気のF1観戦ツアー先となっています。
つまり、モントリオールで開催されるカナダGPは、海外でF1観戦ツアーを楽しむのが初めての人にもおすすめのレースといえます。
ぜひカナダGPのF1観戦ツアーで一生の思い出を作って下さい!
F1カナダGP過去の予選とレース結果は?
1961年に国内スポーツカー選手権として開催されたのが始まりである。1967年からF1世界選手権の一戦となった。1970年まではモスポート・パークとモントランブランで交互に開催されていたが、1971年から1977年まではモスポート・パークで開催された。オンタリオ湖近くにあるモスポート・パークは1961年にオープンしてF1でも利用されたが、安全性が低いという判断がされたこともあり、近年では大きなレースではあまり利用されていない。1964年にオープンしたモントランブランはケベック州のモントリオール北方にあるサーキットで、コース幅が狭く曲がりくねっていることから追い抜きは難しい上、コースの狭さとバンピーな路面で、2回限りでF1は開催されなくなった。
1978年以降はモントリオールにあるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催されている。このサーキットはセント・ローレンス川に浮かぶ人工島のノートルダム島に作られたものである。このノートルダム島は1967年にはモントリオール万国博覧会の会場、1976年にはモントリオールオリンピック会場であった。当時カナダの国民的ヒーローであったジル・ヴィルヌーヴが1982年のベルギーGP予選で事故死したことを悼み、同年に「サーキット・イル・ノートルダム」から改称されたもので、コース上には彼を讃えるメッセージが書かれている。コースの基本的なコース特性は変わっておらず、高速サーキットである。ストップアンドゴーの典型的なコースでブレーキに相当なストレスが掛る。現在のコースレイアウトになったのは、1996年からである。
当初はF1レースを行うにはいささか肌寒いシーズン終盤に日程が組まれていたが、1982年からは春から初夏にかけて行われるようになった。2009年は開催されず長いヨーロッパラウンドが続く事になった。2010年のF1世界選手権で2年ぶりに復活した。開催期間中で30万人を超える観客が訪れ、F1屈指の観客動員数を誇っている。
2017年3月、開催契約を2029年まで延長したこと
2024 F1カナダGPのレース結果は?
2024シーズンの第9戦がモントリオール現地6月9日(日)に行われ、予選2番グリッドのレッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンが波乱に富んだレースで逆転優勝を果たした。VCARBの角田裕殻は入賞圏内を走行していたが残り5周目でスピン。14位に終わった。フルウェットから始まった70周のレースはその後、インターコンディションに変化するも再び雨が到来。それでも終盤に向けてはドライとなり、3名がリードラップを刻み、フェラーリ勢とウィリアムズ勢、そしてレッドブルホンダのセルジオ・ペレスがリタイヤするなど、例年通り混沌とした争いとなった。
マクラーレンのランド・ノリスとレッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンの明暗を分けたSC
ポールシッターのメルセデスのジョージ・ラッセルは21周目までトップを維持していたものの、最終シケインでマクラーレンのランド・ノリスに首位を奪われた。
その後、ローガン・サージェントがターン4でスピンを喫してリタイヤすると、23周目にSC(SC)が導入された。マクラーレンのランド・ノリスにとっては不運、レッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンにとっては逆転の契機となった。
レッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンを含む上位勢が再度、インターミディエイトタイヤに履き替えた一方、SC導入のタイミングで既にピット入口付近を走行していたラップリーダーのマクラーレンのランド・ノリスはもう1ラップ周回しなければならず、タイヤ交換後に3位にポジションを落とす事となった。マクラーレンのランド・ノリスはその後、2回目のSCが導入されると、オーバーカット狙いの2周目のステイアウトを選択。戦略を含めて猛プッシュし、終盤に向けてメルセデスのジョージ・ラッセルの攻略には成功したものの、リードを取り戻すには至らず2位でフィニッシュした。レース後、チームの判断が遅れたためにピットストップのタイミングを逃し、その結果として勝つべきレースで敗北したとの考えを示した。
レッドブルホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝した傍ら、チームメイトのレッドブルホンダのセルジオ・ペレスは13位を走行していた51周目、ターン6で単独スピンを喫してバリアに衝突。リアウィングが大破した状態でピットレーンへと戻り、そのままリタイヤした。危険な状態をもたらしたとしてスチュワードは、次戦での3グリッド降格ペナルティを科す決定を下した。VCARBの角田裕殻は僚友ダニエル・リカルド共々、今回もスタートで蹴り出しが悪く1周目を終えて3ポジションダウンの11位に後退したが、最初のSCでアルピーヌのエステバン・オコン、アルファロメオのバルテリ・ボッタスと並び唯一、使い古したインターでステイアウト。これにより7位に浮上した。VCARBの角田裕殻の転落によりポイント圏内に浮上し、その後、チームメイトのアルピーヌのエステバン・オコンを交わしたアルピーヌのピエール・ガスリーは9位を獲得した。アルピーヌのエステバン・オコンが10位に続いたことでアルピーヌは今季初のダブル入賞を果たしたが、チームオーダー論争が勃発した。終盤に向けて2台揃ってポイント圏内を走行していたアルピーヌは、更なるポイントの加算に向け、9位を走行していたアルピーヌのエステバン・オコンに対し、後続のアルピーヌのピエール・ガスリーを前に出すよう指示を出した。8位を走行するリカルドの攻略が目的だった。
フェラーリにとっては悪夢のようなレースとなった。スタート時にエンジントラブルを報告したフェラーリのシャルル・ルクレールは、最初のSCを利用してピットイン。「パワーサイクル」を実行し、問題の解消に取り組んだ。チーム代表のフレデリック・バスールによるとエンジントラブルの影響で約15周目に渡って80馬力を失っていたと言う。長時間のピットストップにより戦線離脱した事から一発逆転を狙うべく、周りがインターを履く中、ハードタイヤタイヤでコースに出ていったが、路面はスリックには程遠く、その後、再びインターに交換。2週間前のウィナーは序盤に周回遅れにされる事態となり、43周目にガレージにクルマを入れてリタイヤした。
フェラーリのシャルル・ルクレールと同じく予選Q2敗退を喫したチームメイトのフェラーリのカルロス・サインツは、全くポジションを上げられないまま終盤に突入した。
そして54周目にスピンを喫すると、これを交わそうとしたアレックス・アルボンと衝突。2回目のSCを呼び込むと共に、両者揃ってリタイヤした。
フリーストップを得たメルセデス勢はこれを機に新品タイヤに履き替え、ポジションを維持したままコースに復帰。59周目にリスタートを迎えると、マクラーレンのピアストリ、メルセデスのジョージ・ラッセル、メルセデスのルイス・ハミルトンの3名は激しい表彰台争いを繰り広げた。メルセデスのジョージ・ラッセルは63周目の最終シケインで3位を走行するマクラーレンのピアストリに仕掛けた際に接近。接触を避けるべくコース外に逃れた結果、 逆に後方のメルセデスのルイス・ハミルトンにポジションを奪われ5位に交代した。
メルセデスのルイス・ハミルトンは翌週にマクラーレンのピアストリを攻略して表彰台を手にしたかに思われたが、メルセデスのジョージ・ラッセルは残り5周目でマクラーレンのピアストリを交わすと、残り3周目でメルセデスのルイス・ハミルトンをオーバーテイク。逆転のポディウムを掴み取った。
2024 F1カナダGP レース結果
2024年 F1カナダ決勝 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Pos | No | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/リタイヤ | Grid | Points |
1 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル | 70 | 1:45:47.927 | 2 | 25 |
2 | 4 | ノリス | マクラーレン | 70 | +3.879 | 3 | 18 |
3 | 63 | ラッセル | メルセデス | 70 | +4.317 | 1 | 15 |
4 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 70 | +4.915 | 7 | 13 FL |
5 | 81 | ピアストリ | マクラーレン | 70 | +10.199 | 4 | 10 |
6 | 14 | アロンソ | アストンマーティン | 70 | +17.510 | 6 | 8 |
7 | 18 | ストロール | アストンマーティン | 70 | +23.625 | 9 | 6 |
8 | 3 | リカルド | RB-ホンダ・RBPT | 70 | +28.672 | 5 | 4 |
9 | 10 | ガスリー | アルピーヌ | 70 | +30.021 | 15 | 2 |
10 | 31 | オコン | アルピーヌ | 70 | +30.313 | 18 | 1 |
11 | 27 | ヒュルケンベルグ | ハース | 70 | +30.824 | 17 | |
12 | 20 | マグヌッセン | ハース | 70 | +31.253 | 14 | |
13 | 77 | ボッタス | キック・ザウバー-フェラーリ | 70 | +40.487 | PL | |
14 | 22 | 角田裕毅 | RB-ホンダ・RBPT | 70 | +52.694 | 8 | |
15 | 24 | 周冠宇 | キック・ザウバー-フェラーリ | 69 | +1 Lap | PL | |
Ret | 55 | サインツ | フェラーリ | 52 | 接触 | 12 | |
Ret | 23 | アルボン | ウィリアムズ | 52 | 接触 | 10 | |
Ret | 11 | ペレス 1 | レッドブル | 51 | アクシデント | 16 | |
Ret | 16 | ルクレール | フェラーリ | 40 | パワーユニット | 11 | |
Ret | 2 | サージェント | ウィリアムズ | 23 | アクシデント | 13 |
を発表した。
2023 F1カナダGPの予選とレース結果は?
金曜の夕方と土曜の雨により、路面のラバーは全て洗い流された。殆ど全てのクルマがスタートタイヤにミディアムタイヤタイヤを選んだが、レッドブルホンダRBPTのセルジオ・ペレス、アルファロメオのバルテリ・ボッタス、ケビン・マグヌッセンはハードタイヤタイヤを、15番グリッドからの入賞を目指すアルピーヌのピエール・ガスリーは唯一ソフトタイヤタイヤを履いた。オーバーテイクが乏しい展開が続く中、13位を争っていたニック・デ・フリースとケビン・マグヌッセンが接触しながらの激しいサイドバイサイドを展開。35Lap目のターン3への進入の際に、イン側にいたニック・デ・フリースがロックアップしてエスケープに飛び出したため、アウト側のケビン・マグヌッセンもターンインできず、2台揃って仲良くコース外で立ち往生する場面があった。レッドブルホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンにとっては後方に注意を払いながら対処するだけのレースだった。ミルトンが40Lap目にミディアムタイヤタイヤに交換すると、アンダーカットを防ぐべくアストンマーティンのフェルナンド・アロンソがその翌Lapにハードタイヤタイヤに交換。ラップをリードするレッドブルホンダRBPTのマックス・フェルスタッペンはそのまた翌Lapにミディアムタイヤタイヤに履き替えトップでレースに復帰した。
5秒ペナルティが確定していたマクラーレンのランド・ノリスはポイントを持ち帰ろうと鬼気迫る走りを披露。残り7Lapでアルファロメオのバルテリ・ボッタスを交わして9位に浮上するとアルピーヌのエステバン・オコンを激しく攻め立て、ファイナルラップの最終シケインで強引に並びかけたが交わすには至らず、必要なギャップを稼ぐことができなかった。
2023 F1カナダGP 予選
2023 F1カナダGP 予選 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Pos | No | ドライバー | チーム | Q1 | Q2 | Q3 | Grid |
1 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル・ホンダRBPT | 1:20.851 | 1:19.092 | 1:25.858 | 1 |
2 | 27 | ヒュルケンベルグ | ハース・フェラーリ | 1:22.730 | 1:20.305 | 1:27.102 | 2 |
3 | 14 | アロンソ | アストンマーチン・メルセデス | 1:21.481 | 1:19.776 | 1:27.286 | 3 |
4 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 1:21.554 | 1:20.426 | 1:27.627 | 4 |
5 | 63 | ラッセル | メルセデス | 1:21.798 | 1:20.098 | 1:27.893 | 5 |
6 | 31 | オコン | アルピーヌ・ルノー | 1:22.114 | 1:20.406 | 1:27.945 | 6 |
7 | 4 | ノリス | マクラーレン・メルセデス | 1:21.998 | 1:19.347 | 1:28.046 | 7 |
8 | 55 | サインツ | フェラーリ | 1:22.248 | 1:19.856 | 1:29.294 | 8 |
9 | 81 | ピアストリ | マクラーレン・メルセデス | 1:22.190 | 1:19.659 | 1:31.349 | 9 |
10 | 23 | アルボン | ウィリアムズ・メルセデス | 1:21.938 | 1:18.725 | 10 | |
11 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 1:21.843 | 1:20.615 | 11 | |
12 | 11 | ペレス | レッドブル・ホンダRBPT | 1:22.151 | 1:20.959 | 12 | |
13 | 18 | ストロール | アストンマーチン・メルセデス | 1:22.677 | 1:21.484 | 13 | |
14 | 20 | マグヌッセン | ハース・フェラーリ | 1:22.351 | 1:21.678 | 14 | |
15 | 77 | ボッタス | アルファロメオ・フェラーリ | 1:22.332 | 1:21.821 | 15 | |
16 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダRBPT | 1:22.746 | 16 | ||
17 | 10 | ガスリー | アルピーヌ・ルノー | 1:22.886 | 17 | ||
18 | 21 | デ・フリース | アルファタウリ・ホンダRBPT | 1:23.137 | 18 | ||
19 | 2 | サージェント | ウィリアムズ・メルセデス | 1:23.337 | 19 | ||
20 | 24 | 周 | アルファロメオ・フェラーリ | 1:23.342 | 20 |
2023 F1カナダGP 決勝
2023 F1カナダGP 決勝 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Pos | No | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/リタイヤ | Grid | Points |
1 | 1 | フェルスタッペン | レッドブル・ホンダRBPT | 70 | 1:33:58.348 | 1 | 25 |
2 | 14 | アロンソ | アストンマーチン・メルセデス | 70 | +9.570s | 3 | 18 |
3 | 44 | ハミルトン | メルセデス | 70 | +14.168s | 4 | 15 |
4 | 16 | ルクレール | フェラーリ | 70 | +18.648s | 11 | 12 |
5 | 55 | サインツ | フェラーリ | 70 | +21.540s | 8 | 10 |
6 | 11 | ペレス | レッドブル・ホンダRBPT | 70 | +51.028s | 12 | 9 |
7 | 23 | アルボン | ウィリアムズ・メルセデス | 70 | +60.813s | 10 | 6 |
8 | 31 | オコン | アルピーヌ・ルノー | 70 | +61.692s | 6 | 4 |
9 | 18 | ストロール | アストンマーチン・メルセデス | 70 | +64.402s | 13 | 2 |
10 | 77 | ボッタス | アルファロメオ・フェラーリ | 70 | +64.432s | 15 | 1 |
11 | 81 | ピアストリ | マクラーレン・メルセデス | 70 | +65.101s | 9 | |
12 | 10 | ガスリー | アルピーヌ・ルノー | 70 | +65.249s | 17 | |
13 | 4 | ノリス | マクラーレン・メルセデス | 70 | +68.363s | 7 | |
14 | 22 | 角田裕毅 | アルファタウリ・ホンダRBPT | 70 | +73.423s | 16 | |
15 | 27 | ヒュルケンベルグ | ハース・フェラーリ | 69 | +1 lap | 2 | |
16 | 24 | Lap | アルファロメオ・フェラーリ | 69 | +1 lap | 20 | |
17 | 20 | マグヌッセン | ハース・フェラーリ | 69 | +1 lap | 14 | |
18 | 21 | デ・フリース | アルファタウリ・ホンダRBPT | 69 | +1 lap | 18 | |
NC | 63 | ラッセル | メルセデス | 53 | DNF | 5 | |
NC | 2 | サージェント | ウィリアムズ・メルセデス | 6 | DNF | 19 |